未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と猫の狩人

 

 

~スター団『チーム・セギン』アジト内部~

 

 

「にゃ?」

「進化……したっぽいな?」

「見た目は……変わんないわね?」

「ナミイルカとイルカマンみたいな感じなのかな?」

 

俺はとりあえず確認として図鑑アプリを起動してアイルーをスキャンする

 

ニャンター

アナザーポケモン

ノーマル・かくとうタイプ

 

特性:ニャンター

 

技:ビーストへんげ

  タルばくだん

  かんつうブーメラン

  あなをほる

 

『きりさく』が消えて新しい技になってるな……

 

「アイルー、いや『ニャンター』!新しい技は分かるな!」

「うにゃ!『ビーストへんげ』ニャ!

ニ゛ャ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」

 

ニャンターは獣のごとき咆哮と共に頭部が黒くなり、瞳が赤く燃える炎を宿す

ニャンターの爪が大きく鋭く伸びてまるで龍の爪の如く全てをきりさく刃となる

 

ニャンターをフォルムを変化させたことにより『こうげき』がぐーんと大きく上昇し、『すばやさ』も上昇する

 

「うぉ!?フォルムチェンジか!?

警戒しろ!セギン・スターモービル!」

 

「遅いニャァァアアアアア!!!!!

『ツメフィニッシュ』!!」

 

『『『ブロッ!?ブロロッ……ブラッ!?ブロラ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛!?!?』』』

 

「セギン・スターモービルッ!?」

 

ニャンターはツメによる怒涛の連続攻撃によるコンボを繰り出し、コンボが終わってもさらに続けて攻撃し続ける

 

これはまるで……

 

「『げきりん』……ッ!」

 

だがこの『ツメフィニッシュ』はげきりんと違って混乱することはない

 

『ツメフィニッシュ』は一回毎に効果が変化する三回連続固定行動の技なのだ

 

「クッ!?うぉあ!?このっ!?揺れはっ!?明らかっ!?ダメージがっ!?デカすぎるッ!?

『かくとう』技か!?ぐぁっ!?

セギン・スターモービルッ!『ダークアクセル』で怯ませてやれ!ぬぉっ!?」

『『『ブロラァァァァァァァァアアアアアア!!!』』』

 

 

『ツメフィニッシュ』はニャンターのタイプと一致しているかくとうタイプの技であり、セギン・スターモービルとなってタイプが『あく』タイプへと変化しているブロロローム達に取っては致命的な攻撃となっていた

 

ピーニャはなんとかこの怒涛の連続攻撃を止めるために『ダークアクセル』によって怯ませにいくが、ニャンターには大したダメージもなければ怯む気配すらない

 

ある程度怯む効果のある技は例え動きを封じられなくてもある程度集中力を削ぐ効果があったりする。

 

だがニャンターにはその様子すら見受けられないのだ

 

そう、一回目の効果は精神力の強化

怯みと混乱を無効の状態にして『とくぼう』を少し上昇させる効果があったのだ

 

「まだ終わらニャいニャァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛!!!

『ツメフィニッシュ』!!」

『『『ブロロロァァァァァァアアアアアア!?!?』』』

 

今度はセギン・スターモービルの急所へと直撃する

これによりセギン・スターモービル内部の精密機器の類いが纏めて致命的なダメージを受けて内部から爆発を起こす

さらにブロロン達が『きぜつ』して浮遊することが出来なくなる

 

『ブロッ!?ブロロッ……ブロロロ……ブロロロァァァァァァァアアアアアア!!!!!』

 

エンジン部分のブロロロームが突如として炎を出しながら突撃して一矢報いようとする

 

二回目の効果は全ての攻撃がきゅうしょに当たりやすくなる『きあいだめ』

 

これによってセギン・スターモービルが使い物にならなくなる程のとてつもないダメージを与えたのである

 

「トドメニャァァァアアアアア!!!!!」

 

ニャンターの最後の『ツメフィニッシュ』によりブロロロームは打ち落とされて『きぜつ』するのだった

 

そしてニャンターの姿が元に戻って『ツメフィニッシュ』によるバフ以外、『ビーストへんげ』によるバフが解除された

 

「…………まぁこんなもんかな……」

 

ブロロロームとブロロンは全滅してピーニャは一気に脱力するのだった

 

ピーニャは破壊されたセギン・スターモービルから飛び下りて懐から最後のボールを取り出す

 

「出来ればこいつはまだ使いたく無かったんだがな……ゲットしたばかりでバトルの経験も少なかったし……

だけどボクだってスター団のボスをやってるんだ!

他の皆ほど強くはないけどまだ負けてられないんだ!

いけ!『ビシュテンゴ』!!」

「ウキャァァァァァァアアアアアアア!!!」

 

ピーニャが自分の手持ちとなる最後のポケモンを繰り出す

 

ボールから出てきたのは

頭襟のような角にその角と繋がった嘴のような器官を有する顔

小振りの翼のような部位を生やした前脚に先端が五方向に指のように展開する尻尾を持った猿のようなポケモンだった。

 

だがその大きさはとても大きく、尻尾を使って今は立っているのだが、その全長はセギン・スターモービルと同じくらいには高い

だがバランス感覚に至っては全身の体重を尻尾のみでバランスを取るといった離れ業をやっているためにその尻尾は見た目こそかなり細く見えるが、実際はとてつもない筋肉の塊なのが良く分かる

 

「ニャンター、もう一回いけるか?」

「全然余裕ニャ!進化してからなんか元気が有り余ってるニャ!」

「そうか、ならいくぞ!『ビーストへんげ』!」

「ニャァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!」

 

アイルーはまた先ほどと同じ姿へと変化し、その能力を上昇させる

『ツメフィニッシュ』による『ひるみ』、『こんらん』の無効、『きあいだめ』、そしてラストの『ツメフィニッシュ』によって追加された消費PPを50%の確率で0にする効果は継続しており、セギン・スターモービルと戦っていた間とはもはや別物の強さとなっている

 

だが相手の『ビシュテンゴ』はその翼からひこうタイプを持っている可能性が高く、あまり状況は良くないと言えるだろう

 

だがニャンターはさらに闘志を燃やしていたのだった

 

「「いくぞ(ニャ)!!」」




マグロ「さてさてビシュテンゴの能力はいかに……」
ライズ「ニャンター、食って良いぞ」
ね こ「ガブリッ!ミチミチブチィッ!?」
マグロ「お客様!!困ります!!あーっ!!」
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