未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と次の旅

 

 

~テーブルシティ~『ライズの部屋』

 

 

 

「一つ聞きたいんだが……なぜ俺の部屋なんだ……

お前らの部屋のドアは修理来てたんじゃなかったか?

つか自室で話し合う必要あったか?」

「ロビーの図書館でも良かったんだけど……」

「あそこは雑談とかしながら話し合ったりするのには向いてないもの

それ以前に女子の部屋に男子を入れることの方が問題だわ」

「逆でも問題だろうが……」

 

私達は結局スター団との一件が一段落した後、一度テーブルシティに戻って軽く授業を受けるついでに次の旅の目的地を考えるために寮にあるライズ君の部屋に来ていた

 

男の子の部屋って初めて来たかも……

 

とはいえライズ君は割と呆れた様子だったので少し迷惑だったかも知れないけど純粋に私達に対する心配をしてくれてるみたいでちょっと安心した

 

「はぁ……とりあえず次の目的地どうする?」

「んー、そうだなぁ……ヌシとスター団が残り4箇所、ジムが残り7箇所だから必然的にジム優先で回った方が良いんじゃないかな?」

「まぁやっぱそうなるよな、ならジム二つを通ってからヌシ、スター団って形が一番自然か……」

「うん、それが良いと思う」

「そうなると次の目的地はやっぱりボウルタウンね」

「その次は実力的には……げっ」

「えーっと、ハッコウシティのジムだね

あれ?ライズ君どうしたの?」

「いや……何でもない、とりあえずそれが終わったら大空のヌシ、スター団ほのお組って順番でいい感じか?」

「まぁ妥当じゃないかしらいろいろと順番に見てはいるけどナッペ山やオージャの湖方面は最後になるかしらね?」

「そうだな……どうもジムやヌシ、スター団含めてあの辺が一番強い奴らが固まってるみたいだしな……」

 

とはいえ向かうのは最後になる、ならば今気にするべきはボウルジムだな……

 

「ボウルタウンってたしかくさタイプのジムがあるんだよね?」

「あぁ、そしてくさタイプの弱点はほのお、むし、ひこう、こおり、どくタイプだな」

「問題はジムリーダーのコルサが使うエースポケモンね……」

「あの人のエースはウソッキー、いわタイプのポケモンだがテラスタルでくさタイプとなる……だがとんでもない問題があってな……」

「元いわタイプの……あ……」

「くさタイプの弱点はさっき上げた通りだが……よりにもよってそのほのお、むし、ひこう、こおりタイプは全員いわタイプが弱点だ」

「エグい相性してるわね……実質的にどくタイプくらいしか勝ち目無いじゃない」

「もしくは弱点の攻撃を耐えてでも殴るかになるな……」

「ライズ君の場合は……ギィギとバサルモスがどくタイプだからなんとかなりそうだね!」

「ギッ!」

 

たまたま吸血の為に部屋の中で出していたギィギが元気良く返事をする

 

「確かに相性的にはな……ただギィギ自体はそこまで打たれ強いわけではないからどうしても最後のウソッキー戦での切り札になりそうだな

それまではウロコトルやスクアギル、バサルモスでなんとかしていくしかないな

バサルモスに関してはどくタイプのわざを覚えさせても良いんだが『かえんガス』が地味に使いやすいからなぁ……特にはがねタイプなんか天敵だし」

「あー、いわタイプの技も特性とのシナジー考えると外せないし『ひりゅうのいぶき』もかなり強かったもんね」

「ついでに『すいみんガス』も使いどころが多いからあんまり外したくないんだよ……耐久力が高いからな

ただくさ技が等倍とはいえ物理ならともかく特殊技は受けきれないし出来ればこいつもウソッキーまで残しておきたいポケモンだな

そうなると俺は先発でウロコトルやスクアギル、ウソッキーが出たらギィギとバサルモスって所か」

 

何だかんだでライズ君のポケモン相性補完がきっちり出来てるから羨ましいな……

 

「少なくとも1~2体はこっちもやられるのは確実よね……」

「ヴィオ姉はシュニンがいるからなんとかなりそうかな?」

「多分大丈夫じゃないかしら?この間のジムでシュニンがかえんぐるまを覚えてくれたし」

「そうなると私だけが辛いなぁ……」

「レティの場合ビビヨンがいるとはいえいわタイプが致命的だからな……ウソッキー戦はニャローテで行ってみたらどうだ?」

「そうだねー、やっぱりそれが無難かなぁ……」

 

うぅ、私のポケモンがウソッキーに相手に有利をとりにくいポケモンばかりなのが辛いなぁ……

 

「……ねぇ、あえてビビヨンをウソッキーとの対面でテラスタルさせて一気に体力を削っちゃうのはどうかしら?」

「うーん、確かにテラスタルすればかなり強い攻撃が出来るけど倒せなかったらこっちがやられちゃうしなぁ……」

「倒せなくても良いのよ、その次に繋げるのが目的なのだから」

「ふぇ?どういうこと?」

「速い話消耗さえすれば同じタイプ同士でも十分有利が取れるってことよ」

「あぁ、なる程な

こっちが倒されること前提の戦術って訳か盲点だった」

 

つまりそれってヴィオ姉がたまに言ってる……

 

「結局は勝てさえすれば正義

 

『勝てば良かろうなのだぁ!!』と言うことよ」

 

うーん、正しいような正しくないような……




マグロ「ちなみに聞くのだがネモは?」
ライズ「片っ端から生徒にバトル仕掛けて賞金稼ぎ」
マグロ「理由は?」
ライズ「破壊した寮の弁償代」
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