未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とボウルジム

 

~ボウルタウン~

 

 

とりあえずそらとぶタクシーをアプリで呼び、私達は最初の目的地であるボウルタウンまで来ていた

 

ガケガニを仲間にした後ボウルタウンに一度到着してそらとぶタクシー用のアプリで登録しておいて助かったなぁ……

 

「この間軽く見た時も思ったけどやっぱりすごい花だらけの町だね」

「それにキマワリを模した作品がいろんな場所にあるみたいね」

「……良く見たら本物も混ざって擬態してねぇか?」

 

ライズ君良く気付けるなぁ……

 

※ライズはモンハンモンスターの擬態をいくつも確認してるために慣れてるだけです

 

「まぁ言うなれば花と芸術の町、それがボウルタウンと言えるだろう……ジムリーダーのコルサさんはどうせ自分のアトリエに引きこもってるだろうからさっさとジムチャレンジ突破して呼び出そう」

「……カエデさんもそうだったけどライズ君ってジムリーダーの知り合い多いの?」

「そういえば貴方、カエデさんの菓子を食べ慣れてるような感じがあったわね……羨ましい」

「菓子云々はどうでもいいが……

まぁ知り合いの馬鹿につれ回されてな……」

「「??」」

 

そう答えるライズ君はとても疲れたような表情をしていた

 

……一体何があったんだろう

 

「あ、ライズ君!ジムの施設があったよ!」

「基本的に外見が共通しているから見つけやすくてありがたいわね……」

「とりあえずジムチャレンジの登録だけしておこう

さっきスマホロトムで調べたが今日はジムチャレンジが無いみたいだ

予定は明日の午後3時からみたいだな」

「私達……カエデさんの所でのジムチャレンジをすぐに受けれたのは運が良かったのね」

 

ライズ君から聞いたんだけど基本的にジムリーダーは何かしらの仕事を兼任している人が多くてジムバトル自体は週に数回時間を取る程度で済むように運営委員会側が調整しているらしい

 

「やっぱりジムリーダーも休んだりとか自分の時間が欲しいのかな?」

「……無理矢理仕事があるのにスカウトされたりスカウトしたは良いものの癖が強すぎたりするのが大半だ

基本的に強いヤツってのは何かしらクセやアクが強いもんだ」

 

ライズ君は遠い目をして言うけど……

なんだろう……ライズ君は心当たりがいくつもあると言いたげな……そんな表情をしていた

 

「……ネモとか?」

「……あいつも代表格だが性格自体は別に悪くないしバトルジャンキーを押さえられさえすれば常識外れで済む

まぁ無理だと思うが」

「ライズ君ライズ君……それ何気に酷い事言ってるよね」

「そうね…要はそれ戦闘狂のキチガイでどうせあれは治らないと言ってるような物よね……」

「事実そうだろう……に……」

「あら?」

「噂をすればなんとやら?」

 

私達がジムの施設に入ると受付の方にはネモの姿が早速見えた

 

なんてタイミング……

 

「えっ!?ヴィオにレティにライズ!?

ジムでばったりなんてすっごい奇遇だね!

ほーんと偶然……」

 

すると私達全員のジト目に気が付いたのか慌てた様子で話を続ける

 

「えーっと……その……勝負したくて先回りしてる……とかじゃないからね!ほんとだから!?今回は信用して!?」

 

私達は『嘘だー』と言うような目で見ながらネモにジト目を続ける

 

「私の日頃の行いが悪いのは知ってるけど今回は嘘じゃないよ!?その証拠に今回は勝負しないんだから!」

「えっ!?ネモ大丈夫!?」

「熱とかあるのかしら!?」

「病院に連絡をいれた方が……」

「なんで!?!?みんなひどいよ!?」

 

いやだってネモだし……

 

「んで本音は?」

「…………本当は戦りたいけど……ハッ!?」

 

私達は結局全員ジト目に戻るのだった

 

「ア、アハハ……あ、そそ、そういえば皆のポケモンこの前より強くなってる!

あとはこれさえあれば準備はバッチリだよ!」

 

ネモはそう言うと懐からスプレー型の道具を3つ程取り出して私達に一つずつ渡してくる

 

「これは……」

「なんだろ?」

「ピーピーエイドか」

 

するとライズ君はすぐにそのスプレー型の道具の正体に気が付いた

やっぱりスゴいなぁライズ君……座学での成績もスッゴいもん

 

「さっすがライズ!じゃあ私はポケモン20匹くらい鍛えながら応援してるねー!」

 

そう言い残してネモはジムの施設から走り去って行っちゃった……

 

「ネモ'sブートキャンプ……」

 

そしてヴィオ姉がなんか変なことを言ってる……ブートキャンプ?なんだろそれ?

 

ライズ君は私達へと向くと……

 

「な?」

 

とどう答えて良いか微妙に困る言葉をくれる

 

「とりあえずジムへの登録手続きだけやっとくからお前らは宿でも探しといてくれ……流石にこの間みたいなことには早々ならないだろうしまた宿がない状態になっても困るからな」

「あ、わかったー!見つかったらポケラインに連絡いれとくね」

「ライズも手続き終わったなら宿探すの手伝って頂戴よ?」

「へいへい……んじゃな」

 

私達はジムの手続きをライズ君に任せて早速宿を探すことにした

 

「とりあえずアプリで検索検索っと……」

「『ホテル・キマワリ』、『宿屋マキワリ』『休憩所』、『ボールガイの宿』、『ホテル・フラワー』、『野獣亭』……いろいろとあるけどやっぱりホテル系統は割高ね……」

「なんかこの『休憩所』ってとこやたらと高いよ?宿泊も可とはあるけど」

「ソコハヤメテオキマショウ……『ボールガイの宿』ってたしか……」

「うん、ガラルでもちょいちょい見かけた宿だよね?」

「まさかこの地方で見られるとは思わなかったけど……やたらとモンスターボールを推してくるのもあってスゴく寝づらいのよね……」

「個室もボール型で寝にくいしね」

 

何もかもがモンスターボール型なんだよなぁ……あそこの宿って

 

「……あっここは?『やどりぎ亭』!」

『どれどれ……あら?なかなか良いわね』

 

情報を見てみたら料金は一泊1500円で食事とかは無いけど調理場の貸し出しとかお風呂もあるみたい

 

「安い理由は多分食事じゃないかしら?

やたらと部屋数だけは多いみたいだから宿泊費だけでも従業員の給料とかお風呂の維持費、宿の利益とかもどうにかなってるんだと思うわ」

「あ、確かに!そうなると宿側がやることってスゴく少ないもんね」

 

『ピッカッチュウ!!』

『ギガギガフンフンwwwwwwガガガガガガwwwwwwww』

 

すると私達のスマホロトムにポケラインでの通知が鳴る

ヴィオ姉の通知を聞くと毎回思うんだけど……なんでそんな通知音にしてるんだろ?

 

時々ヴィオ姉のセンスが良くわからなくなる

とりあえずポケラインを起動するとライズ君からの連絡だった

 

『手続き終わったぞ、お前らは今どこにいる?』

『町の中央の辺り!』

『バトルフィールドの入口付近よ』

 

私達が返信するとすぐに通知が来る

 

『ピッカッチュウ!』

『ギ-ガ-wwwwwレレレレジギンギンギンギンギンギンwwwwwwww』

 

何故かヴィオ姉の通知は毎回変化する

 

『了解、宿探しの調子はどうだ?』

『さっき安くて良さそうな場所見つけたよー!『やどりぎ亭』ってとこ!』

『調べて見たら十分な空き部屋があるみたいよ』

 

『ピッカッチュウ!』

『エ-ッ!?エ-ッ↑!?エェェェェェ!?ヒュゥゥゥゥ…↓ドゥwドゥドゥドゥドゥドゥドゥゥゥウゥゥゥンwwwww』

 

『了解、なら現地で合流しよう』

『了解!』

『おk』

 

おk?なんでオッケーのケーだけをkにしてるんだろ?

 

『ピッカッチュウ!』

『エェェェェェ!?ノォォォォォウ↓……オッオッオッ…ギッガ…』

 

『とりあえず晩飯の買い物も済ませておくからチェックインだけ先に頼む』

『はーい』

『わかったわ』

 

私達はとりあえず先にチェックインだけ済ませて入口でライズ君を待つことにした

今日のご飯はなんだろうなぁ……私達が作ると結局なんでもカレーにしちゃうからライズ君の作ってくれるご飯が楽しみになっちゃうんだよなぁ……

 

 




マグロ「ジムテストの手続きでの必要事項は?」
ライズ「年齢、性別、現在のバッジ取得状況、トレーナーIDくらいだな」
マグロ「三人分となると?」
ライズ「一応手続きの為に二人の生徒手帳を一旦預かってる」
マグロ「中身は見て……」
ライズ「いるわけねぇだろが」
マグロ「(´・ω・)」
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