未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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紅の少女とウソから出た実

 

 

~ボウルタウン~『バトルフィールド』

 

 

コルサさんの次のポケモンはミニーブ……セルクルタウン周辺で見かけたけどたしかにこの子はくさタイプだ

うーん、ライズ君ならある程度どんなポケモン使うとか予測出来るのかなぁ……あとでライズ君にその辺の考え方を教えて貰うべきかなぁ

 

「まぁいろいろ考えていても埒が明かないし!ビビヨン!さっそくいくよ!テラスタル!」

「ビビヨォォオンン!!」

 

私はさっそくテラスタルオーブに力を込めて周囲の空気を吸い込ませてパワーを溜める

とはいえこの時すごい強風が起きちゃうから髪にあんまり良くないんだよなぁ

 

パワーが溜まりきってから私はビビヨンにテラスタルオーブを投げてビビヨンをむしテラスにテラスタルさせる

 

「ほう!あえてここでテラスタルを切るか!

確かにテラスタルはバトルが終わるか倒されるまで解除はされない!よってむしタイプの技の威力はずっと上がったままになるわけだ!

その発想……これは三人で話し合って決めたのかね?」

「あー、バレちゃいましたか」

「ライズは基本的に常識はずれな事を起こしやすいからな、ヤツの回りにいる者達も自然と妙な発想をするようになる」

「あー、確かにライズ君と一緒にいるといつもならあんまり起こらないような事ばかり起きたりしますし

何よりライズ君って考え方が独特で盲点だったりすることが多いこともあるので」

「我々からすればヤツの考え方が特殊なだけだがヤツから言わせれば我々は頭が固いらしい」

 

んー、確かにライズ君の考え方ってすっごい柔軟なものが多いんだよなぁ……

今度いろいろ教えて貰おうかなぁ……

 

「まぁでも今は勝負ですし考えても仕方ない!ビビヨン!『むしのていこう』!」

「ビヨォォオオオ!!」

「確かにその通りだ!ミニーブ!『はっぱカッター』」

「ミニッ!」

 

ビビヨンの『むしのていこう』とミニーブの『はっぱカッター』がぶつかり合う

だけどまだ進化していないミニーブと最終進化であり、テラスタルしてむしタイプの威力が更に上がっているビビヨンなら!

 

「ミ……ニ……ミニィィィイイイ!?!?」

 

『ミニーブ戦闘不能!』

 

「むぅ、やはり打ち負けたか……さらに範囲も広く避けきれそうにない

すまないなミニーブ

芸術とは破壊と創造だが……もしかしたらワタシが養分にされかねないな……だが!」

 

そう言ってコルサさんは次のポケモンを繰り出し……って

 

「ウソッキー!」

「いわタイプじゃないですか!?」

「ウソキーっ!?」

「すでにジムを一つ突破しているのであれば分かるであろう!!

さぁ作品完成まで一気に導くぞ!

さぁ更なる細工を加えよう!題して『ウソから出た実』!」

 

今度はウソッキーにもテラスタルが使われる、これによってくさタイプのウソッキーが出来上が……あぁ、そう言うことか

 

「『ウソから出た実』ってようは木に擬態してるのになぜかいわタイプのウソッキーへの矛盾を無くす訳ですか」

「ふふふ、ワタシのウソッキーは強いぞ!」

 

いやー、ほぼ弱点無いの本気でキツいなぁ……

 

「ごめんねビビヨン!最大威力で『むしのていこう』!」

「ウソッキー!『いわおとし』!」

 

ウソッキーの『いわおとし』によってむしのていこうは打ち消されるどころか打ち負けてしまい、ビビヨンへと『いわおとし』が向かってくる

 

「ヤバッ!?避けて!」

「ビヒヨォォオ!!」

 

危なかった……流石にジムリーダーのエースだけあってテラスタルのタイプ一致での『むしのていこう』が簡単に打ち負けちゃった……

 

「ビビヨン……覚悟を決めるよ……」

「……ビビヨ」

「アートは時に速さが命!スピードを上げていくぞ!

ウソッキー!『くさわけ』!」

 

ウソッキーの頭の冠が光輝き、ウソッキーが加速しながら突撃してくる

 

ってどんどん素早くなっていく……くさタイプでのニトロチャージみたいな感じ!?

 

「ビビヨン!頑張って受けきって!」

「ヒビヨッ!?ビ……ビビヨ……ビヨォォオオオ!!!」

 

ビビヨンはなんとかウソッキーの『くさわけ』を受けきったけど結構ダメージが大きかった影響でビビヨンの結晶がひび割れてしまっている……だけど!

 

「今だよ!『むしのていこう』!!」

「ビ……ビビ……ビビヨォォオンン!!」

「ウソッキーーー!?!?」

「っ!あれを受けたのはわざとか!?

しかし惜しかったなウソッキーは特性『がんじょう』でどんな一撃でも確実に耐えることが出来る

そしてそのポケモンはもう限界のようだな」

「ビビ……ヨ……」

 

ビビヨンは最大威力の『むしのていこう』をウソッキーへと直撃させたけど、さっきの『くさわけ』がかなり大きなダメージになっていた

 

「ウソッキー!とどめの『いわおとし』!」

「ウーソッキー!」

「ビビヨッ!?」

 

『ビビヨン戦闘不能!』

 

「ごめんねビビヨン……ゆっくり休んでて……

確かにさっきのくさわけはわざと受けました、そして確実に耐えられることも知っていてあえて相討ちになるような形で攻撃をしたのもこれが狙いでした

コルサさん、あなたのウソッキーの『がんじょう』が発動したと言うことはもうほぼ満身創痍、ただの『たいあたり』を一度貰うだけで戦闘不能になってしまう体力です」

「成る程……テラスタルしたポケモンで打ち勝てないのであれば相討ちという形で相手を大きく疲弊させて確実に次に繋げるか!!

実に!実にアヴァンギャルドだ!

だが先程のガケガニとワタシのウソッキーではこちらのほうが素早く動くぞ、それではどうする!」

「ええ、だからこそ!この子で倒します!

行って!ニャローテ!」

「ンニャロォオオ!!」

 

そしてニャローテには確実に倒すためのある技を覚えさせてある、それは……

 

「くさタイプのジムリーダーにくさタイプで倒しに来るか!さぁ!作品の完成といこうではないか!」

「ええ!ニャローテ!『マジカルリーフ』で確実に倒して!」

「ニャローー!」

「ウソッキー!『いわおとし』!」

「ソッキー!!」

 

『マジカルリーフ』は『かならず』攻撃が当たる技だ、これを使うことによってウソッキーは技を避けるという選択肢は実質無くなってしまう

そうなると残るは相殺するという手段だけど……

 

「弱ったウソッキーだと相殺まではいかない!!」

「ウソォォオオオ!?!?」

 

『ウソッキー戦闘不能!

勝者!チャレンジャー・スカーレット!』

 

「やったぁぁぁぁ!!!」

「アヴァンギャルド!!」

 

私が嬉しそうにニャローテと喜ぶとコルサさんは割と悔しかったみたいで頭をかきむしっている

だけどすぐに笑顔になってこちらに来る

 

「なんというアーティスティックなタクティクス!

技のパターン!ポケモンのディティール!

全てが研ぎ澄まされている!

キサマとの戦いを芸術と言わずして他の何を芸術と呼ぶのだ!?」

「へ?あはは、ありがとうございます?」

 

何を言ってるか割とさっぱりだけど凄い誉めてくれているのはわかった

 

「……ワタシからの審議は文句無しの合格だ

その証にバッジを進呈しよう!」

 

そしてコルサさんからくさバッジを貰う

 

「あ!コルサさん!ライズ君とお姉ちゃんとのバトルが終わったら記念撮影いいですか!」

 

やっぱり写真には残したいし!

 

「ふむ、良いだろう!だがワタシとてまた簡単にはやられてはやらないぞ!」

 

よかった~勝てた~!

あとはヴィオ姉とライズ君だ……頑張って!




マグロ「アヴァンギャルドって……どういうタイミングで使えば良いのか分からねぇ……つかコルサの台詞が本気で迷う……」
ライズ「次は俺達の番か?」
マグロ「いや、省略してさっさとモンハンモンスター戦になるよ」
ライズ「結局空気かよ……」
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