未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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さぁ皆さんお待ちかねのくさタイプのモンハンモンスターの出番となります


少年と尾槌竜★

 

 

~ボウルタウン~『バトルフィールド』

 

 

レティとコルサさんとのバトルが終わった後俺とヴィオのバトルになった

 

まぁ結果としては圧勝だったな……

 

「キサマ……どれだけ力を付けたんだ……

手も足も出ないじゃないか……」

「あー……まぁ相性の問題が大きいですよ……俺のポケモン全体的にくさタイプに強い上に最近目的の為に鍛え始めましたから」

「そうか……とはいえ改めてアナザーポケモンの驚異を実感させられるな……まさに芸術的な力強さ

たった一匹で生態系を支配出来るのではないかと思えるほどだ」

「まぁ事実支配していたアナザーポケモンもいるんじゃないですかね?

なんなら野生化していた頃のアナザーポケモンは生態系を大きく乱していた個体もいたからな……

ヴィオの『シュニン』なんかが良い例だよ」

 

実際初めて出会した頃のシュニンは周辺のガケガニを喰らいまくって生態系を乱していた……

なんならレティの持っているガケガニはひでんスパイスを摂取して強大な力を手にしたヌシ個体だったがそれすらも一蹴したほどだ

 

「あぁ……ワタシとしてもあれは洒落にならなかったよ……

なんなのだあの理不尽な『ころがる』は……」

「あぁ、俺らもあれで軽く死ぬかと思ったよ……ただ味方に出来ればホントに心強い」

「ふ、確かにな……そしてキサマはワタシの持っているアナザーポケモンとのバトルが目的だったな」

「えぇ、コルサさん

俺からも改めて勝負……お願いします」

「良いだろう!ワタシとキサマで1:1のアナザーポケモン同士のバトルと行こうじゃないか!」

 

そして俺達はバトルフィールドのトレーナーの定位置へと移動する

 

「がんばってー!」

「勝ちなさいよー!」

 

向こうからレティ達の応援が聞こえる

 

「あ、今日のご飯も期待してるわねー!」

「ちょっ!?ヴィオ姉!?」

 

あんにゃろ……

 

「なかなか愉快な仲間のようだな」

「ええ、まあ……さて、始めましょうか!」

「そうだな……ゆくぞ!ドボルベルク!」

「ボォォオオオォオオオ!!」

「いけ!ギィギ!」

「ギィイイ!!」

 

コルサが繰り出したアナザーポケモン……

身体の大部分は茶色の鱗が集まってできた分厚い甲殻に覆われている

凹凸のある表皮には苔やキノコなどが生えており、元々の巨体も相成ってその容姿は小山が動いているかのようだ

さらにその尻尾は先端がハンマーのように大きな球状に膨らんでおり、その角は斧のようにめ見える

 

見るからにパワータイプのポケモンだが……

あの尻尾……明らか嫌な予感がする……

 

「ほう、あえて体の小さいギィギを出すか

逆に巨体のバサルモスを出してしまえば攻撃を避けることは出来ないからな」

「そのポケモンのパワーは未知数ですが、見た目からして何度も喰らうわけにはいかないくらいのパワーはありそうですからね……」

「ならば……当たるまで攻撃するのみ!

ドボルベルク!『ウッドホーン』!」

「ボォォオオオォオオオ!!!」

 

ドボルベルクがその角に植物のエネルギーを貯めて『ウッドホーン』を発動して地面を抉り取りながら突進をしてくる

って思ってたより移動速度速いな……

 

「ギィギ!真横に避けろ!」

「ギッ!」

「ドボルベルク!その場で回転して『ウッドハンマー』!」

「ボルッ!ボォォオオオォオオオ!!!」

 

ドボルベルク突進の勢いを殺さずに遠心力を用いて回転して尻尾をギィギに向けて横から叩きつけようとしてくる

 

「ギィギ!『まもる』!」

「ギッ!ギギギギ……ッ!?」

「ボルクッ!」

「ギィッ!?」

 

なんとドボルベルクは己のパワーを最大限活用して『まもる』を使って防御したギィギを無理矢理吹き飛ばした

 

幸いギィギの身軽さと柔軟な肉体のお陰で吹き飛ばされたダメージは無かったが……なんというパワーだ

 

「ほんっと……まるで山そのものだな……

今の一撃はバサルモスですら受けきれるか怪しいぞ……」

「だろうな……ワタシもあの一撃で本気のポケモンが数匹吹き飛ばされてしまった、とはいえ耐えたがな」

 

ジムリーダーの本気のポケモン……それはこの地方でも最強の一角となるまで育て上げられたポケモンだ

いくら実力差があってもそれを簡単に覆しかねないパワーは驚異と言う他無いな……

 

「ギィギ!『どくどく』!」

「ギィ!ギィィイイイ!!」

「ボルッ!?」

 

俺はギィギへの指示で『どくどく』を使わせてドボルベルクを『もうどく』状態にする

 

わざわざギィギへとまもるを覚えさせていたのもこれが理由の一つだ

『どくどく』ははがねタイプやどくタイプには効果が無いが、それ以外を『もうどく』状態にして時間が立てば立つ程体力の消耗が加速する強力な状態異常だ

 

そしてこの『どくどく』はどくタイプのポケモンが使った場合必中となる

 

いくら力強く、そして圧倒的に実力が上のポケモンだとしても『もうどく』状態であれば時間さえかければなんとか倒せなくは無いのだ

 

「『もうどく』か、確かにドボルベルク相手にはかなり有効だ

ならばこちらは短期決戦を仕掛けさせて貰おう!

ドボルベルク!『ほうがんなげ』!」

「ボルァァァァァァアアアア!!!」

 

ドボルベルクはその場で尻尾の遠心力を利用して回転をし始める

速度自体はゆっくりだが、ハンマーのような尻尾が通る度にとんでもない風圧が発生しており、なかなか近づけない

 

『ほうがんなげ』と言っていたがもしやどこぞの『メガ進化』ポケモンのように尻尾を射出したりしないよな……

 

「ギィギ!足元だ!あいつの足元が死角だ!タイミングを見て潜り込め!」

「ギィ!」

「甘い!ドボルベルク!」

「ボルッ!」

 

するとドボルベルクは回転を軽く緩めながら尻尾を上に向けて……って!?

 

あの巨体でなんつう大ジャンプしてやがる!?

 

「不味い!?ギィギ!『みがわり』!」

「ギィイ!?ギ、ギイ!」

「ボルァァァァァァアアアア!!!!!」

 

ズドォォォォォォオオオオオオオオン!!!!!

 

飛び上がったドボルベルクはその回転の遠心力と重力による自由落下での加速、そしてとんでもない自重によってバトルフィールド全体を粉砕するかのごとき衝撃を与えてフィールドに陥没するほどめり込む

 

ヤバかった……『みがわり』が間に合ってなければ確実にやられていた……あの威力ではたとえ『まもる』をしたとしても粉砕されるだろう……

 

「無事か!ギィギ!」

「ギッ!」

「ボルッ……フーッ!フーッ!」

 

するとドボルベルクの背中にある切り株のようなコブから呼吸と共に蒸気が吹き出し始める

 

「そうか……確かにそろそろ限界か……ならば最後に破壊的なアートを施すとしよう!!

ドボルベルク!『げきりん』!」

「ボルァ……ボルァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

ドボルベルクは『げきりん』によってとんでもなく高火力の物理攻撃を連続で続ける

幸い怒りで我を忘れている状態の為に隙が大きいが攻撃の範囲もとてつもなく広い上にかなり動きが速くなっている

 

「ギィギ!避けきれ!これさえ凌げばなんとか勝てる!」

「ギィ!?ギッ!ギィ!ギィギッ!?」

「当たりそうな攻撃は『まもる』で反らせ!真っ正面からじゃなく斜めに当たるように『まもる』を使えば自然と攻撃は斜めにズレる!」

「ギィ!ギッ!ギィ!!」

「まるで山の怒り、噴火のごとき猛攻!やはりワタシの目に狂いは無かった!

普段は温厚なドボルベルクが怒り狂ったこの姿はまさに自然そのもの!山の化身のようだ!ワタシはこの芸術的な光景をしっかりと目に焼き付けなければ!」

「言ってる場合かっ!?確かに『げきりん』を使えばまともに指示は通らないけどさ!?」

 

そしてしばらくドボルベルクの『げきりん』を受け流し続けるとついに限界が来たようでその場に倒れた

 

「ボル……クゥ……」

 

ただ倒れただけだと言うのに周囲にとてつもない振動が起こる辺り相当な重量のようだ

 

『ドボルベルク戦闘不能!チャレンジャーライズの勝利!』

 

はぁ……割と真面目にヤバかった……

巻き込まれるかと思ったぞ……




マグロ「ういっ」

ドボルベルク
アナザーポケモン
くさ・ドラゴンタイプ

特性:ハンマーつかい(ハンマー系の技の威力を1.2倍にする
『アームハンマー』、『デカハンマー』、『アイスハンマー』、『ウッドハンマー』、『ほうがんなげ』)

技:ウッドホーン
  ウッドハンマー
  ほうがんなげ
  げきりん

なお何故かポケモン世界では『ふんか』を覚えるようだ
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