未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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紫の少女と弱点無し

 

 

~ハッコウシティ~バトルフィールド

 

 

ナンジャモのテラスタル枠はよりにもよってムウマージかぁ……

 

「いやな予想が当たってしまったわね」

「およ?バイオレット氏達はボクがムウマージ使うの軽く予想出来てた?

この子最近使い始めたばかりだからあんま情報出回ってないと思ったんだがなぁ……」

「もしかしたら程度でしかなかったですよ予想したポケモンの中でも一番最悪なパターンでしたけどね」

「あっははは、やっぱりわかっちゃう?」

「特性ふゆうによる弱点の克服、でんきタイプは弱点がじめんタイプだけだからこそ出来る芸当ですね……」

「そゆことー!シビルドンと同じって訳だね」

 

まぁこの地方にシビルドンが生息していてタイプその物が変化する『テラスタル』というとんでも変化がある時点でもしかしたらとは思っていたんだけどなぁ……

 

「それにしてもこのポケモン……初めて見るポケモンだね~

ライズ氏と同じアナザーポケモンかい?」

「ええ、種族はウラガンキンでニックネームは『シュニン』よ」

 

主任ではなくシュニンよ……そこんとこよろしく

 

「シュニンかぁ……いわポケモン?」

「そこら辺は勝負で不利になりたくないので黙ってますよ」

 

『んー、確かにいわタイプっぽいけど……』

『なんか鱗とかそこら辺見る限りドラゴンタイプっぽさもあるんだよなぁ』

『いわ・ドラゴンタイプ?それなんてガチゴラス?』

 

うっさいわ視聴者!?

ガチゴラス言わないでよ!?確かにタイプ見てちょっとだけ思ったけれど!?

 

「シュニン!粉砕するわよ!」

「ンガァァァァァァァアアア!!!」

 

シュニンは自慢の顎を地面に何度も叩きつけて咆哮する

 

これはウラガンキン特有の威嚇でもある

そしてウラガンキンが顎を叩きつける旅に地響きが起きて観客やナンジャモが軽く体制を崩す

 

「うわぁっとととまさかの顎がハンマーみたいな役割になってんの!?

ムウマージ!潰されたらマジでヤバそうだよ!?」

「マァジ!?」

 

そしてナンジャモは懐からテラスタルオーブを取り出してムウマージをテラスタルさせる……

頭に付いている冠は電球の形をしており、黄色く輝いてる事からでんきテラスタルだとすぐにわかる

 

確かにこっちのシュニンの攻撃がまともに直撃すれば十分倒すことが出来るけど問題は弱点を突くことが出来ず、ふゆうによって身軽に動けるムウマージ相手ではどう当てるかが問題になる

 

「シュニン!まずは自分に有利なフィールドを作るわよ!『かやくがん』!」

「ウラァアァァァァア!!!」

 

シュニンは咆哮しながら自分のその太い尻尾をフルスイングして己の肉体にある火薬岩を発射する

 

この火薬岩はちょっとした衝撃で大きな爆発を引き起こす

ウラガンキンであるシュニンはその爆発を喰らうのに慣れておりダメージを受けないが、他のポケモンにはかなりの痛手を与える事が出来る

とはいえ起爆タイミングは誰かが起爆するか一定時間の経過だから少しシビアだ

 

「なんじゃこりゃ?とりあえず触らぬ神に祟りなしって事で!

ムウマージ!『チャージビーム』!!」

「マァァァァジュッ!」

「シュニン!地面を隆起させて!」

「ンガッ!」

 

ムウマージの冠か光輝き、『チャージビーム』が放たれるが、シュニンは己の顎を全力で地面に叩きつける事でそこを中心に叩き割り、前方にある地面を隆起させて壁を作る

これによって『チャージビーム』は壁に当たって霧散してしまう

 

遠距離攻撃対策に私が覚えさせた『たたみがえし』モドキではあるがやっぱり使える……とはいえある程度平らな地面がなければ使えない技だからあんまり連発は出来ない

 

「ウソォ!?」

『どこのゲッコウガだよww』

『ワザマエッ!』

「なら!ムウマージ!『あやしいひかり』!」

「マージュッ!」

「シュニン!目を瞑って『ころがる』!」

「ンガァッ!」

 

これはこの世界で驚いた事の一つなのだけど、どうやらこの世界において威力はゲームと全く変わらないような感じなのだけれど必中技以外に命中が殆ど関係せず、一部の攻撃は意外な方法で避けれることがあるということね

 

例えばだけどゲームでは『あやしいひかり』とは命中100のいわゆる命中安定わざとして周囲に認知されていたが

現実だとそう甘くはない

『あやしいひかり』は『さいみんじゅつ』と同じような仕様となっていて、直に見なければ問題はないのよね

 

「うげっ!?その、巨体でそんな身軽にうごけるの!?」

「残念ながらこの子はに見た目よりもずっと身軽なのよ!」

「マジッ!ジュッ!マジ!マジッ!」

「うーん、なかなか当たらないわね」

『はっえw』

『『ころがる』を使えるポケモンで一番速いんじゃね?』

『つか轢かれたら死ぬってあれはww』

 

うーん、どうやれば当たるのかしら?このまま急旋回を続けさせたらシュニンにも負担になってしまうわね……

なら一回試してみようかしら?

 

私はシュニンが再度ムウマージへと接近するのを待って指示を伝える

 

「シュニン!回転の勢いを乗せて全力で地面に顎を叩きつけて!」

「ウラッ?ンガァァァァァァァアアア!!!」

「マジュッ!?マジュゥゥゥウウウウ!?!?」

「ちょ!?なにそれぇ!?にぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

シュニンが回転の勢いを乗せてフルパワーの顎での叩きつけを行うとフィールド全体にヒビが入るほどのとんでもない衝撃が走ってシュニンを中心とした範囲の地面が大きく爆発したように吹き飛ばされてムウマージごと吹き飛ばした

 

というかナンジャモも巻き込んだけど大丈夫かしら?

……いやしぶとそうだし心配するだけ無駄かしらね?

 

ただ衝撃が強すぎて若干私も宙に浮いちゃったけど……

 

そして肝心のムウマージは……

 

『ムウマージ戦闘不能!勝者!チャレンジャーバイオレット!』

「ムウマージィィィィイイイ!?!?」

 

ムウマージは軽く生き埋めになっててテラスタルの冠がちょこっと見えていたけどすぐに砕けちってしまっていた

 

「計画通り」

「ウッ?」

 

シュニンが私の方に来て首を傾げている

しまった顔芸にしてしまってた

 

とりあえずシュニンやライズのバサルモスを使ってムウマージを掘り出してなんとか回復させて次の試合に進むことになった

 

次はレティとライズね……

がんばりなさいよ

 

 

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