レティ視点
私達はセルクルタウンまではタクシーで行き、西1番エリアの山へ向かってコライドン、ミライドン、ガーグァを走らせていた
「アギャ!」
「アギャッス!」
「クェェェェエエエエ!!!」
ただ何故か三匹が張り合っており、レースのような状態になっていたけど
「なんでガーグァそんなに速いのよ……」
「なんか若干目が光ってない?」
「割といつもこんなもんだぞ」
そうだったっけ?
私はよく思い出してガーグァが走る姿をを見る………
『クェェェェエエエエ!!!!』
「…………あぁ、そういえばそうだね」
「はぁ……気にするだけ無駄になりそうね」
するとヴィオ姉が何かに気付いたのか周囲を見渡す
「それよりも…………変だと思わない?」
「うん、ちょっとおかしい」
「同感だ、明らかに異常事態だぞ」
私達はこの山を登る間……ヒラヒナはおろかマメバッタすらも見かけない
川に至ってはコイキングすら見かけない程だ
「ねぇ、この違和感…………見に覚えない?」
そう、これはつい最近体験していた
「あぁ、この異常な光景……ポケモン一匹すら出ない程の事態……」
「それにこの山の頂上からは岩が転がってくるって話だったけど……砕かれた破片くらいしか見当たらないわね……
どう見てもシュニンと同じよ…………」
ウラガンキン……シュニンがいたあそこも……
食い散らかされたガケガニの爪や脚、殻に加えて怯えて出てこないポケモン達
「ッ!こいつは!」
すると何か見つけたのかライズ君はガーグァを停止させて地面を探る
するとかなり大きな黄金の鱗を見つけた
「鱗……ね」
「少なくとも魚ポケモンとかの鱗じゃないね、大きすぎるよ」
「あぁ、恐らくドラゴンポケモン……だけどこれは攻撃を受けて剥がれた訳でも古くて剥がれた訳でもないな……」
ライズ君は鱗の表面や裏面をじっくりと観察して状況を整理し始める
「ダメージで剥がれたとかならこの鱗に傷があるはずだがその様子がない、それに古いならある程度色もくすんで若干汚れていたりする
だがこいつはどうみても新しい鱗だ」
「つまりどういうことなの?」
「つまり今回のアナザーポケモンはこんなデカイ鱗をバカスカ飛ばして攻撃を仕掛けてくるって訳だ
恐らく『スケイルショット』だろう」
そして周辺をよく見るとたまに砕けた鱗もあるけど同じような鱗がいくつも地面に刺さっていた
「おーい!ライズ!レティ!ヴィオ!お前らも来てたか!」
すると背後からペパーがやってくる
「お前らもニュースを見たのか?」
「あぁ、またアナザーポケモン関連だと思ったから来てみたんだが……」
「俺も周囲を探索してたんだがここに生息するポケモンの全員が怯えていた
今回のやつは相当なヤバスギちゃんだぞ……」
「少なくともドラゴンタイプっぽいけど……」
ペパーと合流して状況の推察を進めていると今度は山の方から鳥ポケモンのような咆哮が聞こえる
「おい!頂上を見ろ!」
「ふぇ!?あっ!」
「…………ボソッ(よりにもよってこいつかぁ……鱗で軽く察してたけど)」
そしてライズのモンスターボールからニャンターが飛び出てくる
「あいつは!『セルレギオス』にゃ!!」
「知ってるのか!」
「故郷で一回襲われたにゃ!死ぬかと思ったにゃ……」
どうやらニャンターはあのポケモンのことをよく知ってるらしい
「多分タイプはドラゴン・ひこうにゃ!あいつは空中戦闘がめちゃくちゃ上手いにゃ!」
「空中戦が得意となると私達はかなり不利になるわね……」
「さすがの俺でもあの高さに届く攻撃を使えるポケモンは居ないな……」
「うげ、マジで?」
ペパーが私達全員が全体的に空中戦に弱いのを知ると首を傾げながら何か手がないか考えて始める
「『うちおとす』とかが使えればワンチャンあるんだが……
そんな都合良すぎちゃんなポケモンは居るわけが……」
するとヴィオ姉が思い出したようにギィギと黒い球体を取り出す
「『うちおとす』と同じ効果なら大丈夫なのでしょ?
ならこの子とこれを使いましょう」
「『くろいてっきゅう』!こいつなら確かに打ち落とせる!問題はどうやってあいつに持たせるかだ
そのポケモンちゃんに何か手はあるのか?」
あれ?ギィギってあんな姿だっけ?
あんな日焼けした見たいな姿……な訳ないよね?
「この子にヨガを教え続けてたら姿とタイプが変化したのよ
そしたら結構特殊な技をいくつか覚えたのだけど……その中に『トリック』があるわ」
んんん?なんか変な事を聞いたような……
「深く考えたら敗けだ……俺はもう考える事をやめた……」
「あれ?ライズ君知ってたの?」
「……目の前で姿が変わる瞬間を見た」
「え、えーと
とりあえず『トリック』があるなら確実に落とせるよね!うん!」
ライズ君が全てを諦めた目をしていたので私は慌てて話をずらした
「そうだな……とりあえず打ち落とした後はバサルモス、ガケガニ、シュニンで総攻撃を仕掛けよう
あの鱗は貰うと流石にキツそうだ」
「とはいえシュニンが少し辛いわよ?
『スケイルショット』はドラゴンタイプの技だもの」
「確かに若干不利だが『スケイルショット』は自分の防御を下げる諸刃の剣だ
それなら耐久力の高いシュニンの方が有利を取れるだろう」
「なるほどね……」
確かにシュニンの物理攻撃への耐久力は凄く高い
でも若干不安があるんだよなぁ……
「ねぇ、カメラのズーム機能で分かったんだけど……
この量の鱗を飛ばしているのにあの『セルレギオス』ってポケモン……鱗が剥がれたような場所が見当たらないよ」
「なに?」
「それって……」
「剥がれてからすぐに生え変わってるってことか!?
どんな体してんだそれ!?」
「それに前回みたいに『秘伝スパイス』の力をヌシから奪ってたらかなり厄介だよ」
「そうだな……」
シュニンもガケガニの爪を食べてその爪から秘伝スパイスの力を得ていたからなぁ……
「ん!?おいあれ!」
今度はペパーが山の方を指差すとそこからかなり巨大な鳥ポケモンがこっちに逃げてきていた
「ピィィィィィイイイイ!?!?!?」
なんか若干泣いてるしなんかクチバシで先端を摘ままれてる前掛けのような部位からは大岩が溢れていって……
「ちょっとまてあれヌシじゃねぇか!?」
「どうみてもヌシよね……でかいし」
「そうだね……」
そして私達の元までやってきたその鳥ポケモン、オトシドリは私達の後ろに隠れるように怯えた様子で居座る
身体大きすぎて全く隠れられてないけど
「ッ!来るぞ!」
そのオトシドリを追いかけるように黄金の鱗を全身に纏った飛竜がこちらへと急降下してくる
「レギァァァァァァァアアアアア!!!!」
とりあえずヌシポケモンを守らないと!
マグロ「ヴィオのギィギが何故かフォルムチェンジを起こしましたw」
ギィギ(ヨガの姿)
アナザーポケモン
エスパータイプ
特性
ヨガパワー
技
トリック
そらをとぶ
マジカルフレイム
サイコキネシス
何が元ネタかはエクスプロア勢なら多分分かりますw