未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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紅と紫の少女とミライドンとコライドン

 

 

~コサジの灯台~

 

 

元々目標としていた灯台に到着したらそこの隣のの小屋から誰かが出てくるのを見かける。

ここに住んでる人かなにかなのかな?

 

「アイツは……」

 

するとその人は急に私達に近づいて驚いた様子で話し始める

 

「なんでいる……!?」

「ふぇ!?」

「なんでと言われても……」

 

すると彼は私達に顔を向けて答える

 

「オマエらに言ったんじゃないさ」

「きみたしか文系クラスのペパー……だっけ?

ポケモン博士……

オーリム博士とフトゥー博士の息子さん」

「へっ!?」

「二人のポケモン博士の息子さん!?」

 

すると彼……ペパーは振り向いて怒ったように首を振る

 

「父ちゃんと母ちゃんは関係ねぇ!

それよりこのポケモンがなんでいるんだよ?

どうしてこの姿に!?」

 

あれ?もしかしてこの人……この子達の事を知ってるのかな?

 

「崖の下で会いました」

「助けてくれたんだー!」

「不思議な鳴き声を調べてたら二人が崖から落ちちゃって

この子達が助けてくれたの

力を使い果たしたみたいでその後へたりこんじゃったけど……

形が変わる前はものすごく強かったんだよ!」

 

するとペパーはなにか考え込むように話し始める

 

「……だろうな

この姿じゃ戦えねぇさ

コライドンとミライドンの本当の姿は戦ってる時のフォルムだからな」

「コライドンとミライドンってこの子達の名前?

なんで知ってんの?」

 

すると二匹、ミライドンとコライドンだっけ?がペパーが出てきた所に体を向けて鳴き始める

 

「アギャギャス!」

「アギャァス!」

 

ペパーはそんな二匹に答えるように話し始める

 

「研究所には入れねぇよ

鍵かけたからな」

 

ペパーは今度は私達の方へと話し始める

 

「オマエ見かけない顔だけどその制服は……

うちの学校の生徒かよ。

コライドンとミライドンは普通のトレーナーが扱えるポケモンじゃねえ」

「どういうポケモンなの?」

 

ペパーが少し考え込むような様子を見せるけどネモをまたシカトする

 

「……フン!コイツらの世話がつとまるかオレが試してやろうか?」

 

ムッ!なんかやな感じ……でもこの子達と出会ってからなにか感じるものがある。

この子達ともっと一緒に居たいし答えは決まってる。

 

「はい!」

「望むところよ!」

 

ペパーが少し嬉しそうにする

 

「へへっ意外とやる気マンマンちゃんだな。

二人まとめて試させて貰うか

モヤモヤ気分……

晴らさせて貰うぜ!」

 

やるきマンマンちゃん?

なんか変な表現する人だなぁ

 

「レティ!」

「うん!ヴィオ姉!」

 

私達は息を合わせて一斉にボールを投げる

 

「ニャオハ!」

「ホゲータ!」

 

「ホシガリs……ってあぶねぇ!?

ボールはちゃんと人に当たらないように投げろよな!?

顔面に当たる所だったぞ!?」

 

あ、ヴィオ姉が投げたボールが思いっきりペパーの顔の横を通り過ぎてった……

てかヴィオ姉……絶対狙ったでしょ……

 

「チッ……」

 

舌打ちしたよ!?

ヴィオ姉やっぱり狙って投げたの!?

 

「ったく……ヤなヤツの事思い出しちまった……

落とし前付けさせて貰うぜ!

いけ!ホシガリス!パモ!」

 

「ムチャッ!」

「パモッ!!」

 

ペパーはホシガリスとパモを繰り出してきた

 

って良いなぁ!ホシガリスは私の地元の地方でよく見かけるポケモンでこっちの地方にも生息してるから捕まえたいのに!

それにもう一匹はたしか灯台に来る途中で捕まえた子ね!

とりあえず挨拶変わり!

 

「ニャオハ!ホシガリスにかみつく!」

「ホゲータ!パモに牽制のひのこ!」

 

「はにゃあ!!」

「ホゲッ!ホゲワァ!!」

 

私はホシガリスにかみつく、ヴィオ姉がもう一匹のパモがカバーしにくくなるようにもう一匹をひのこで牽制する

 

「ホシガリス!尻尾を囮にして引き付けろ!」

「ムチャ!」

 

ホシガリスは尻尾を向けてニャオハを迎え撃つかと思えばその場で回る事でその大きな尻尾へとかみつこうとしたニャオハに攻撃を外れさせた

 

「ウソッ!?」

「はにゃ!?」

「たいあたりだ!」

「ムチャア!!」

 

 

するとホシガリスはかみつくを外した影響でその場で転んでおり、たいあたりを避けられそうにない。

 

「ホゲータ!かみつくの姿勢でニャオハの前で待機!」

 

「ホゲーーーー………」

「ムチャ!?」

「ワッ!!」

 

ヴィオ姉上手い!

ホゲータの開けた口の中にホシガリスがきれいに口の中にすっぽり収まって噛みつかれた

 

「ホシガリス!?パモ!でんきショックで助けろ!」

「ムチャ!?ムチャア!?」

「パムーーー!!」

 

パモが今度はでんきショックを使ってホゲータに攻撃を仕掛ける。

ってかあれホシガリスも巻き込まない?

 

「ニャオハ!このはで妨害して!」

「はにゃあ!」

 

ニャオハのこのははきれいにパモのでんきショックを打ち緒として迎撃する。

 

「ホゲータ!そのままひのこ!」

「ホ……ゲ……ホゲ……」

「ムッ!?ムチャアリ!?ムチャ!?」

「ホゲワッ!」

「ムチャァァァァァァアアアアアアア!?!?!?」

 

ヴィオ姉容赦無いなぁ、噛みついたまま口からひのこって………

ただホゲータのひのこはまるでくしゃみをするように放たれて一緒にホシガリスも吐き出されてた

 

「むちゃあ………」

「よし!ホシガリス戦闘不能!あと一匹だよ二人共!」

「ホシガリス!!

ちっ!パモ!ひっかく!」

「ニャオハもひっかくで迎え撃って!」

 

「パモッ!」

「はにゃ!」

 

パモとニャオハが通りすぎていく

するとパモが突如として倒れた

 

「パモも戦闘不能!やったじゃん二人共!」

「すまねぇホシガリス……パモ……

ちょっとはやるみたいだな……」

「二人共ナイスファイトだったよ!」

 

するとペパーがガックシとなる

 

「はぁ……まぁどのみち捕まえたばかりのポケモンじゃ話にならねぇか

ちゃんと育ててやらねぇとか」

 

ペパーって表面的な態度は悪いけど結構優しいのかな?

ツンデレ?だっけ?

ヴィオ姉が言ってた言葉だからあんまりよく分かってないけどそんな感じだったと思う!

 

「コイツらつれていくならコレ持ってけ

アイツらを制御するモンスターボールさ

こっちが赤いヤツ、コライドンのボールで

こっちの青いヤツのボールはこっちな。」

 

私達はミライドン、コライドン用のボールをペパーから貰った

一応私がコライドン、ヴィオ姉がミライドンのボールをそれぞれ持つ形になる

するとネモがまたツッコミを入れる

 

「だからなんでそんなの持ってんの?」

 

だけどペパーは顔を背けてまたシカトする。

……もしかしてネモって関わっちゃいけないタイプの人って思われてるのかな?

 

「……はぁ

ったくやっとボール手放せたぜ

……じゃあな」

「ちょっと!シカトし過ぎじゃない!?」

 

ペパーは逃げてくみたいに先に走り抜けていっちゃった

ネモは手を振って大声で叫ぶ

 

「……学校!ちゃんと来なよー!」

 

でもやっぱりペパーが答えることは無かった

ってかもう見えなくなってる!?

ここの人達脚速すぎない!?

 

「おかしなヤツ」

 

「アギャア!」

「アギャス!」

 

するとコライドン達が私達に近づいてボールに入る

 

「でもなんか知ってそうだったな……

今度会ったら勝負して問い詰めてやろうね!」

 

ネモが戦意を燃やしながら決意を決めている……

やっぱりペパーがシカトしたのって……

 

するとネモが思い出したように話す

 

「あっ!そうだ灯台!

上から学校見るよっ!」

 

あ……また忘れてた

 

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~灯台~『展望台』

 

「二人共!見て!

あれがテーブルシティ!」

 

ネモが指差す所に注目するとそこには周囲を城壁のような壁で囲んだもはや城にも見える建物が中央の一番高いところに聳え立つ町があった。

 

「ボールがついてる大きな建物が私達の学校なんだ!

二人と勉強できるの今からすっごく楽しみ!」

「楽しみ!」

「うぐ……勉強……」

 

相変わらずヴィオ姉は頭は良いけど勉強は嫌いそうにしてるんだよなぁ……

 

「そうこなくっちゃ!

いっぱい学んでもっともっと勝負しようねっ!

それにこの灯台からの景色!すっごいでしょー!

見渡す限りの山!草むらに森!

この自然の中いろんな場所でたくさんのポケモンが暮らしてて二人との出会いを待ってるよ!」

 

私達はお互いに向き合うとネモが咳払いをして改まって話し始める

 

「コホン!改めて……

パルデア地方へようこそ!

……さて!まぁ見ての通りまだまだ先は長いんだ!

ひとまず途中のプラトタウンを目指しましょー!

レッツゴー!」

 

するとネモが真っ先に走り抜けていくと灯台を飛び降りてまた走り出していく……やっぱり速いなぁ……

 

さて……私達もポケモンを捕まえながらコサジタウンを目指そっかな!




マグロ「orz」
男主人公「おう、どうした?」
マグロ「最強リザードンって聞いてたからめっちゃ対策考えて来たのに………まさかのバカ正直に弱点そのままにしてくるとは思わんかった……
お陰で対策が全部パーになった……
しかも想定以上に弱いし……」
男主人公「……あと俺はいつになったら出れるんだ?」
マグロ「そろそろ……だけどポケモンって内容が意外と多いからチュートリアル書くだけで文字数が万普通に行くんだよ……」

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