未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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今回は長めになるように頑張りましたw


少年と双子と紅蓮獅子とメロコの過去★

 

 

ライズ視点

 

~スター団ほのお組『チーム・シェダル』アジト~

 

 

レティが激闘の末シェダル・スターモービルを撃破した

 

メロコは破壊されたスターモービルが爆発する前に脱出し、ブロロロームやブロロン、カルボウやグレンアルマ等の様々なポケモンが慌てて脱出すると爆発して完全なスクラップになる

メロコ曰くほのおタイプの力を全力で出すためにかなりの量の燃料を投入していたらしい

 

主な燃料はどうやら『タンドンのせきたん』の様でこれが一番良く燃えて出力が出たそうだ

 

「そういえばピーニャは最後にアナザーポケモンをそのまま戦いで出してきたがお前はいいのか?」

「オレのか?正直バトルに出したく無いんだよ

確かに戦い慣れてないのもあるんだが幼いせいかすげぇ力をもて余しちまってあぶねぇんだよ

そら、出てこい!」

「ヴォ!」

 

メロコのボールからヤギと猿を足して割ったような顔をしており、悪魔のような前方に飛び出て大きく曲がった角、その全身を覆う岩石のような甲殻、発達した前腕、甲殻に覆われて太く硬い尻尾ととても力強さを感じさせるメロコに抱えられるくらいの大きさのポケモンだった

 

若干瞳がつぶらなので割とかわいい

 

「それにオレ自身こんなかわいいやつをバトルに出すのは……その……な?」

「ヴァ?」

 

メロコが恥ずかしそうに軽く顔を背け、アナザーポケモンを下ろしながら言う

まぁサイズ的にほぼ赤子のようなのでオレとしても分からなくもない

 

「かわいい……ニャローテ!おいで!」

「確かに可愛いわね……パーモット!」

「ンニャ?」

「パモ?」

 

するとレティとヴィオの二人は突如ニャローテとパーモットをボールから出してあのアナザーポケモンのもとへと向かわせる

 

「パモ?」

「ヴォ~!」

「ンニャロー」

「パーモ!」

 

なにやら三匹で楽しく話し合っているような気がする

 

「グッ……」

 

なんかメロコが若干胸を押さえているがどうしたんだ?

 

「と……ともかくオレはこいつがもうちょい力加減を覚えたり大きくなってからバトルに使わせるつもりなんだよ!

それに今だって力の使い方が若干下手でちょいちょいいろんなもん壊………ハッ!?」

 

そういいながらメロコが思い出したようにアナザーポケモンを見るとそのポケモンはパーモットと何故か押し合いをしながらじゃれており、体格的にパーモットのが大きいのだが若干力負けしていた

 

かなり力強いな

 

「あ、メロコー!この子何て言う名前なのー?」

「へ?あ、あぁ……そいつの名前はヴォージャンっていうらしいぞ」

「へー、ヴォージャン君かー!宜しくね」

「ヴォー!」

 

なんかあいつらあっという間に仲良くなってやがる……

 

「おーい?大丈夫か?」

「へ?あ、あぁ」

 

なにやらメロコが目を何度もぱちくりさせながらヴォージャンを見ており、さっきからパーモットと派手にじゃれている辺りかなりやんちゃな性格をしていて若干手を焼いていたんだろうか?

 

「オレの苦労って……もうちょいポケモン増やしとくんだったか?まともに遊んでやってたのコータスくらいだったしな……せめてボウジロウがいればな……」

 

そう言うメロコはあの二人とヴォージャン達を見てなにかを思い出すような表情をしていた

 

 

 

 

 

 

_________________________________________________

 

 

一年と何ヵ月か前……

 

「……やれやれ、間に合ったな」

 

オレはスター団を結成してから元々計画していたスター大作戦、それを実行段階に移すためにカルボウ達を進化させてオルティガの野郎が開発したスターモービルの動力をどうにか確保することに成功した

なんとか作戦実行前に間に合わせたが割とギリギリだったな……何でも屋と言っておきながらこのザマとはな

 

オレが仲間の所へ戻るとビワ姉が出迎えてくる

 

「メロちゃんお帰り!」

「……カルボウ何匹か進化させてきたぜ

これでパワー不足もなんとかなるだろ、スターモービルも動くはずだ」

 

スター大作戦まであと少しの所まで来ていたのだがその作戦の肝である肝心のスターモービルが出力不足によりまだまともに可動出来ない状態だった……色々と試して一番マシだったのが結局カルボウだったからオレはそいつらをグレンアルマへと進化させて出力を大きくするために動いていた

 

「やったでござるな、オルティガ殿」

「口だけかと思ってた……」

 

あ゛ぁ゛ん!?

 

「うっせぇ!一言余計なんだよ!テメーはそういうところがウザいんだぞ!」

「メロコも似たようなもんでしょ……

口も態度も悪いから悪目立ちしてるんでしょ?」

 

んのガキ……

 

すると隣にいたビワ姉がオレを庇うように言う

 

「それは違うよオルちゃん」

 

ビワ姉……

 

「メロちゃんは可愛くて女の子にヤキモチ焼かれるからわざとぶっきらぼうに悪態ついてるの」

 

ちょ!?!?

 

「えーっと……だから結局悪目立ちしてるんだよね」

「おいおい!ビワ姉勘弁してくれよ!」

 

するとピーニャが時計を見ながらオレらに声をかける

 

「そのくらいにしとこうぜ

そろそろ時間だもん」

 

時間……そうか、もう決行するんだな……ホントにギリギリだった

 

「いよいよだね……スター大作戦」

「して、マジボス殿の考えは?」

「あぁ、いじめっ子をまとめてグラウンドに呼び出したってさ!」

 

どうやらもう準備万端のようだ……ようやくだ!

 

「いよいよか……!燃える……燃えてくるぜ!」

 

 

_________________________________________________

 

 

メロコはどうやら思い出に浸るのをやめたようでパーモットと激しくじゃれ合うヴォージャンを見ながらしみじみと言う

 

「燃えて燃えて……燃え尽きちまったか

……ここまでだな」

 

だがその表情はやはりスッキリとしてるように見える

 

「あいつのレギィ?だっけか?マジで気合い入ってたぜ

それにあのガケガニはなんだ?デカすぎんだろ」

「最近ヌシポケモンって聞かないか?」

「あん?あー、なんか団の奴等が言ってやがったな?まさかそいつを捕まえたってのか?」

「まぁそう言うことだな」

「かー!道理であんな強いわけだ!

ったく……おい!」

 

するとメロコはヴィオとレティの二人を大声で呼ぶ

 

「このオレに勝ったんだ!胸張ってダンバッジ持ってけ!」

 

そう言うとメロコはほのおタイプのジムバッジを改造したと思われるダンバッジをレティへと投げつける

 

「うわぁっとと!」

「あ、ありがと!あと記念に一枚良いかな?」

「あん?まぁいいけどよ……」

「じゃあ握手しながらで!」

「へぇ……いいぜ」

 

するとメロコは若干なにか企むような妙な笑みを浮かべて写真を取る瞬間に握手した手に力をおもいっきり込める

 

「あだだだだだだだだだだだ!?!?痛い!?痛いって!?」

「ったく、テメーも少しは鍛えろよな?」

 

なんかミシミシ言ってる気がするが気のせいだろう……恐らく

 

「もうどうにでもなれだ、わざマシンもくれてやるよ」

 

そう言ってメロコは俺達全員に一枚ずつわざマシンを投げてくる

こいつは……038

番号見る限り『ニトロチャージ』か

 

「勘違いすんなよ、テメーらにやるんじゃねぇ

テメーらのポケモンにやるんだからな……」

 

するとメロコは後ろを向いて歩いていく

 

「……用は済んだろ?ひとりにさせろよ」

 

だけどそれを遮るように空気を読まずに校ty……ネルケがメロコへと向かって話しかける

 

「スター団メロコ、会って欲しいポケモンがいる」

「……なんだテメー」

 

メロコが不機嫌そうに返事をするとネルケの足元からボウジロウがメロコへと走ってくる

 

「ボウ!」

「カルボウ?いやお前は……!」

「ボウボウ!」

「ボウジロウか……お前どうして……」

 

どうやらボウジロウとメロコは知り合いらしい、というかボウジロウがメロコに凄い懐いてる

 

「この子はあんたを探してアジトに来たみたいだぜ」

「ボウ!」

「おまえ……」

「ヴォ?ヴァ~!」

 

するとヴォージャンもメロコを励ますように頭へとよじ登ってペチペチと頭を叩く

 

「懐かれているみたいだな」

「アカデミー行ってたころはコイツと毎日遊んでたからな

火の揺らめき見てりゃ考えていることくらいわかるぜ」

「ボウジロウは何を思ってここに来たんだろうな」

「ボウボウ!」

「…………」

 

するとメロコは体すらもボウジロウからそむけるが、ボウジロウはそのままメロコの正面へと移動して鳴く

 

「ボウボウ!!」

「ボウジロウ……」

「オレにはボウジロウがあんたに戻ってきてほしいと言ってるように……」 

「……ウゼぇ」

「スター団はアジトでアカデミーを襲う計画を立ててるとか……?」

 

するとメロコはうんざりした顔で答える

 

「そんな噂あんのかよ……あの頃から何も変わってねぇな

マジでありえねぇから」

「さっきまで改造車を乗り回していたのは……?」

「スターモービル……

昔喧嘩用に作ったんだ

実際に使ったのはテメーら相手が初だけどな」 

「初……?昔の喧嘩……?」

「スター大作戦って知ってるか?」

「スターダスト大作戦じゃなくスター大作戦?

いや、初耳だな」

 

ん?少し話がきな臭くなってきたぞ?

するとメロコは若干悔しそうに話し始める

 

「そうか、知らねぇよな……

オレらスター団にとっては宝物みたいな思い出だったんだ」

 

俺達はこれ以上メロコからは聞けそうに無いのでそのままアジトを出ることにした……

 

 

 

 

 

 

 

 

ただヴォージャンについてはかなり気になるので連絡先だけ交換しておいた

 

 




マグロ「てなわけで今回のアナザー枠はヴォージャン(幼体)でしたー、いやぁ、他にも候補がない訳じゃ無かったがどうしてもメロコにはコイツを合わせたかったw
だけど、戦うとなると化物みたいな強さになっちまうんで今回はバトル無しとなります」

ヴォージャン
ほのお、かくとうタイプ
アナザーポケモン

特性
『げきこう』
HPが1/4になる、もしくは『こんらん』になるか『ちょうはつ』、『いばる』、『すてゼリフ』を受けると発動
『こうげき』が2段階、『ぼうぎょ』と『とくぼう』、『すばやさ』が1段階上がる
『こんらん』の影響を一切受けず、『ちょうはつ』、『いばる』、『すてゼリフ』の影響を一切受けない
特定のポケモンの場合種族値と姿が変化する

わざ
『ほのおのパンチ』
『ひのこ』
『じゃれつく』
『あまえる』


再戦時

レベル70

『げきりん』
『ごうかのせんれい』
『インファイト』
『じゃれつく』

ごうかのせんれい
ほのおタイプ 物理 威力130 命中80
相手を100%『やけど』にして逃げられなくして毎ターン1/8の継続ダメージを与える
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