ゴー!ゲシッ!(なにかを蹴り飛ばす音)
『グワァァァァァァァァァァァアアアアアア!!!』
~プラトタウン~
私達は先にとんでもない速度で走り抜けて行ったネモを追いかけてなんとか追い付くことに成功した。
とはいえ道中まだ捕まえてないポケモンも多かったので後で捕まえておきたい所ではあるけど……
するとネモはプラトタウンの入口側にあるガソリンスタンドのような施設の前に居た。
……あれ?この地方って車とか無いんじゃなかったっけ?
「おーい!二人共!
こっち!こっちー!」
「あ、ネモにやっと追い付いた……相変わらず速すぎ……」
「もしかしてポケモンより速いんじゃ……」
「もー、そんなわけ無いじゃん!
さて、ここはポケモンセンター!
ポケモンに関係するいろんなことができるんだ!」
……へ?
「へ?ポケモンセンター?ガソリンスタンドじゃなくて?」
「ふふ、他の地方から来られた方にはいつも驚かれやすいんですよね。
この地方ではポケモンセンターはこういう作りになってて比較的通いやすくなっているんです。」
私の疑問には真ん中のお姉さんが答えてくれる。
って事はこの人がこの地方でのジョーイさん!?
「ジョーイさん!それでは詳しいご説明をお願いします!」
「はいかしこまりました!
ようこそポケモンセンターへ
私はみなさんのポケモンを元気にいたしますよ。
次にお隣のフレンドリィショップではポケモンを捕獲するモンスターボールやキズぐすりなどお求め頂けます」
するとすぐとなりにいる青色の服を着たお兄さんが話し始める。
隣のショップというか…………すぐ隣の人じゃん!?
「こちらの地方ではLP(リーグペイ)というポイントでもお支払いが出来ますよ。
1LPは1円の価値があります。
ガラル地方にも似たようなシステムがありますがこちらではすべてのフレンドリーショップ及び町の店舗、屋台にて使用することが出来ます。」
「え!?ってことはああいう屋台とかでも使えるって事ですか!?」
私は思わず少し奥にあるアイスの屋台を指差して問いかける。
「はい、ご使用することが出来ますよ。」
「ふぇーー、すっごい便利!」
すると今度はジョーイさんが反対側の緑色のマシンへと視線を誘導する。
「そちらの端末は技マシンマシン!
ポケモンに技を覚えさせるわざマシンを作れる装置です
わざマシンを作るにはLPとポケモンの落とし物が必要ですよ。」
落とし物……それってもしかして……
「これとかですか?」
私は道中手に入れた『グルトンの毛』や『ヤヤコマの羽』等の倒したり、捕まえたりしたポケモンが落としていった物を出す。
「グルトンの毛にヤヤコマの羽ですね
はい、こちらはポケモンの落とし物になります。」
「あ!ショップやマシンで使えるLP!
私いっぱい持ってるから分けてあげるね!」
「あ、ありがとうございます!」
「良いんですか?」
「良いの良いの!あとこれも!」
するとネモからポケモンの落とし物をたくさん分けて貰う
って数多くない!?どんだけ野生のポケモン倒してるの!?
「ネモさんは少し野生のポケモンを倒しすぎですよ?
お陰で今となってはこの地域の周辺のポケモンからは割と怖がられてるんですからね?」
「へっ!?本当ですか!?
ちょっとショックです……」
あぁ……やっぱり……
「まぁそれはともかく説明ありがとうございます!
二人とも!困った時はポケモンセンター!
ここテストに出るからね!」
どんなテストですか!?
「さて、この辺で少し休んでからテーブルシティに向かうとしよっか!」
「はい、分かりました!」
「待って、何か聞こえないかしら?」
「へ?ヴィオ姉?」
『………………ァァァァアアアアア!?!?!?』
「あっ!?確かに誰かの叫び声が聞こえる!」
するとガランゴロンと車輪が回る音と共に土煙が見え始める。
「なんかこっち来てる!?」
「あれは……クエスパトラ?でも色とか姿が結構違うし……」
土煙のする方向を見てみると随分とまるまるとしていて茶色の羽毛と先端には空色の鮮やかな羽毛、お腹や首等はクリーム色の羽毛と色んな色の羽毛を持った鴨のような頭を持った鳥ポケモンが荷車を引きながらとんでもない速さでプラトタウンに向かってきてるのが見える。
ってかあれ誰か捕まってない!?
「とまれぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!?!?!?!?」
「グワァァァァァァァァァァァアアアアアア!!!」
鳥ポケモンに付いている手綱を持った黒髪の男の子が宙に浮いてる!?
それにあの服はポケモンアカデミーの制服!?
あのポケモンどんだけ速いの!?
ってかなんか目が光ってない!?
すると突如としてポケモンセンター近くまで来た鳥ポケモンが急停止と急旋回を同時に行って荷台に乗っていた人がこっちまで吹っ飛ばされてきた。
って避けなきゃ!?
「きゃあ!?」
「だ、旦那さぁぁぁぁあああん!?!?」
ってヴィオ姉が巻き込まれた!?
ついでに荷車から声が聞こえる。
「いっててて……ガーグァのやつ……」
「……あの……退いて貰えない……かしら?」
「ってうわぁ!?わ、ワリイ!?」
ヴィオ姉を押し倒す形で吹っ飛ばされて倒れた男の子はすぐに飛び起きて離れる。
「ちょっ!?無事!?」
「ヴ……ヴィオ姉大丈夫!?」
「えぇ……なんとかね……
それよりも彼の方が大丈夫かしら?
思いっきり吹っ飛ばされてきた彼の方がダメージ大きいんじゃないかしら?」
よく見てみると彼は額から軽く血を流していた。
「額から血が出てるじゃないですか!?
すぐに治療の準備をしますよ!
ラッキー!手伝って下さい!」
「ラッキ!」
すると出血を見たジョーイさんが手持ちのポケモンからラッキーを出して治療の準備をする。
だけど今度は吹っ飛んできた男の子のモンスターボールからポケモンが勝手に出てきた。
その姿は手足の生えたちっちゃいサメみたいにも見える。
こんなポケモン初めて見る。
「クギュア♪」
「いってぇぇぇぇぇええええ!?!?」
出てきたポケモンは嬉々として男の子の傷口付近に噛みついて血をちゅーちゅーと吸い始める。
ってちょ!?
「剥がさないと!?」
「いででででで!?やめろ!?こいつの顎の力はめちゃくちゃ強いから無理に剥がそうとしないでくれ!?」
「チュー♪チュー♪」
なんかこのポケモンどんどんおっきくなってない!?
「ラッキー!『うたう』で眠らせて下さい!」
「ラッキ!」
するとジョーイさんのラッキーが彼に噛みついて血を美味しそうに吸ってるポケモンを眠らせるためにラッキーの『うたう』で眠らせようとする。
確かに眠っちゃえば簡単に剥がせる!
「クギュ……zzzZZZZZ ……」
サメっぽいポケモンは結構あっさりと眠っちゃってジョーイさんによって男の子の頭から剥がされた。
元のサイズの何倍まで大きくなってるのこの子……
すると彼のボールからもう一匹、今度は全体が白くて頭には口だけしかないポケモンがまた勝手に出てきたと思ったら彼の頭に噛みつく。
ってちょっと!?
「ギィギィ♪」
「あ……きつ……」
「ラッキー!」
「ラ、ラキッ!?」
流石に連続でこうなると思わなかったのかラッキーが少し動揺しながらも『うたう』で二匹目を眠らせる。
ってか彼がすっごいげっそりしてる!?
だ、大丈夫!?
「旦那さん!?
回復薬持ってきたニャ!ご無事ですかニャ!?
栄養薬グレートいるかにゃ!?」
今度は荷車から二足歩行の猫のポケモンが言葉を話しながら薬を持ってくr……言葉を話しながら!?
「あれって……ニャース?」
「リージョンフォームじゃないかしら?」
あれ?なんでヴィオ姉は遠い目をしてるの?
「えぇ……多分そうよね……うん、リージョンフォームよね……」
まってヴィオ姉も頭打ったの!?
マグロ「テーブルシティ編まで待てなかったZE!」
男主人公「おいクソマグロ……もうちょいどうにかならなかったのかこの登場は……」
マグロ「もともとこんな感じでの登場予定だったので問題なし!」
男主人公「やれ!」
マグロ「にぎゃぁぁぁあああ!?マグロの血は美味しいかららめぇぇぇぇぇええええ!?!?」