未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と改造土砂竜★

 

 

ヴィオ視点

 

~東3番エリア~

 

 

「ボルヴァァァァァァァアアアアアア!!!!」

 

現れたアナザーポケモンは咆哮し、頭部にいくつもあるある管のような部位から蒸気を噴射する

 

「うっわ……そうきたか……」

「どうしたのヴィオ姉?」

「いえ……なんでもないわ

それより来るわよ!」

 

アナザーポケモン……ええいめんどくさい

ボルボロスは頭を地面へと叩きつけてその頭で地面を削り取りながら突進する

 

「みんな横によけて!!」

「うおわぁ!?」

「あぶねっ!?」

 

ボルボロスは私達の方へと突撃してきた

かなりの速さだけど基本的に動きが直線的だから避けやすい

 

……と言いたかったんだけどなぁ

 

「うわぁぁ!?Uターンしてきたよ!?」

「もう一回真横に逃げろ!」

「よりにもよってそれもなのね……」

 

まさか亜種と同じ攻撃をしてくるなんて……やっぱ原種とは別物と考えた方がいいかぁ

 

ボルボロスは突進が空振った後頭を振り上げて頭部にある泥を撒き散らしながら急停止する

 

それにしてもストーリーズのモンスターがこっちに来るなんて……

それに考えたくも無かったし知りたくもなかったけどやっぱりミラボレアス……いや、ミラルーツが関わってるなんて

 

あのエッグマnげふんげふん、マネルガーは確かあの額の宝石を絆原石から掘り出したと言っていたかしら?

そうなると粉砕した後流石に回収しておきたいわね

 

「泥に足を取られかねないから気をつけて」

「あぁ」

「ねぇ……あの子って対空攻撃持ってるかな?」

「泥で打ち落とされたら多分まともに飛べなくされて地面に墜落するリスクもあるからやめておきましょう」

 

泥まみれにされてハンターすらも動けなくなるのよねぇ……あれ

 

それにさっきの突進……なんか全身が光ってたような気がするしあれってまさか『もろはのずつき』じゃないわよね……

 

すると突然ボルボロスの纏う金属鎧が光を放ち始めて頭部へと光が集まっていく

 

「まさか『てっていこうせん』じゃないわよね……」

「『アイアンヘッド』かも知れないから警戒しとけ……」

 

そしてボルボロスは地面をかなり強く踏みしめて大ジャンプする……ってはあ!?

 

「ボルヴァァァァァァァアアアアアア!!!」

「『アイアンヘッド』だ!!避けろぉぉおおお!!!」

「キャァァァァァァ!?!?」

「ヴィオ!!」

「ヴィオ姉!!」

 

私はあまりの驚きに足がすくみ、『アイアンヘッド』の直撃こそ受けなかったが頭部が地面へと激突した衝撃で発生した風圧で大きく吹き飛ばされてしまう

 

このままだと壁に……ッ!!

 

「ギギネブラ!俺を投げ飛ばせ!!」

「ネェェビュラァァァァ!!!」

 

するとギギネブラの頭に捕まったライズがこっちに投げ飛ばされてくる

 

ちょっと!このままじゃライズが下敷きになるわよ!

 

そしてそのまま私はライズ越しに壁に激突する

結構な衝撃はあったけどライズが間に挟まったお陰で大した怪我はしていない……けど

 

「がはっ!カッ……無事か……?」

「貴方が間に入ったから平気よ……じゃなくてそういう貴方は大丈夫なの!?

軽く血を吐いてるじゃない!」

「大……丈夫だ……慣れてる……からな」

「でも……」

「安心……しろ

俺が……あいつらの世話してて……この位の……怪我は……割としょっちゅうだった……これなら……まだ許容……カハッ」

「ちょっと!」

「わりい……少し休む……出てこい……ニャンター」

「にゃあ!旦那さん!?また大怪我してるにゃん!?

今回復薬作るから待っててにゃ!?」

「いつも通り頼んだ……」

 

ライズは手慣れた様子でニャンターに指示を出して回復薬を作らせる

 

本当に大怪我が多かったのね……

 

「ごめんなさい……」

「良いっての……それより……レティをどうにかしてこい」

「へっ?」

 

私はライズに言われて気がついたけどこうしている間にもレティは一人で……

 

「いいやぁぁぁぁぁぁぁああああ!?!?!?

助けてぇぇぇぇえ!?!?!?」

「アギャァァァァァアス!?!?!?」

「ボルヴァァァァァァァアアアアアア!!!!」

 

コライドンに乗って突進しながら追いかけてくるボルボロスから逃げていた

 

「意外と余裕そうね……」

「意外と余裕そうだな……」

 

レティとコライドンの速度はあっさりとボルボロスの突進速度を超えており、ボルボロスの方が突進していて疲れていた

 

「ん?ヴィオ……額の結晶が……削れていないか?」

「やっぱり『もろはのずつき』だったのね……」

 

疲れで追いかけるのをやめて頭部を上げたボルボロスの額の結晶は砕けてこそはいないが軽くヒビが入って削れている様子だった

 

「突進を……続けさせれば流石に砕けるか?」

「疲れでやめたあたりそこまでの体力は無さそうよ?」

「こ……怖かったよヴィオ姉ぇぇぇぇええええ」

「はいはい……よく頑張ったわ」

 

レティは戻ってくるなり私に泣きながら抱きつく

私はレティの頭を撫でて慰めてあげる

 

 

 

 

 

やっぱうちの妹可愛すぎだわ……

 

 

すると突然ボルボロスが地面を掘り始める

 

「逃げる……気か?」

「いえ、多分『あなをほる』だと思うわ

それにしてもあの頭で器用に掘るわね」

「悠長に考察してる場合じゃないよ?」

「旦那さん!回復薬にゃぁぁぁあ!!!」

「ぶぁっは!?顔にぶっかけるな!?」

「飲んでる暇もないにゃ!」

「それはそうだが……とりあえず回復しただけマシだ!

ニャンター!『おおタルばくだん』!」

「どっこいせにゃ!」

 

ニャンターは私達がいる場所に大タル爆弾を設置する

 

「全員散開しろ!」

 

ライズの合図で私達は全員バラバラの方向へと向かう

 

一方『あなをほる』で地中移動をしていたボルボロスはそのまま大タル爆弾の地点を通り過ぎようとしていて失敗したかと思ったのだけど……

 

 

「ズズズミミィィイイイ!!!!」

「ボルアッ!?ボルヴァァァァァァァアアアアアア!?!?!?」

 

ちょうどそのさらに下の方にヌシのミミズズが隠れていたようでそのまま上に押し出して大タル爆弾を起爆させながらボルボロスを地上へと吹き飛ばした

 

「ナイスだ!ミミズズ!」

「ありがとうー!」

「ミミ~♪」

 

こいつ意外と人懐っこそうね……

 

大タル爆弾の威力でボルボロスが纏っていた泥の鎧が剥がれ落ちる

出来れば金属鎧の方が剥がれてほしかったけどヒビが入る程度で少しずつ再生していた…………んんん?

 

「ねぇ……あの金属鎧……私は今まで着ているだけだと思っていたのだけど……あのポケモンの体の一部になってないかしら?」

「へ?……ああっ!?なんか鱗や甲殻に引っ付いてる!?」

「癒着しているな……」

 

どういう変化なのかしら……?この世界に来たのが原因なのかあのハンプティ・ダンプt……マネルガーがそういう改造をしたのか……

 

「どちらにせよはがねタイプは確定みたいね……あとは泥からじめんタイプかしら?」

「じめん・はがねタイプって何かいたっけ?」

「ハガネールやドリュウズ、マッギョがそうね」

「ダクトリオも忘れてるぞ……それとマッギョはでんき・じめんじゃないか?」

 

「「……あれ?」」

 

あー、リージョンフォームがややこしいわよね……特に他の地方から来ていると

 

私達がそうこうしているとボルボロスは自分の泥が飛び散って出来た大きめの泥溜まりへと移動していき寝転んでゴロゴロとし始める

 

って!?

 

「あ……」

「可愛いいい!」

「んん?……オイまさか!?」

 

「ボルアァ♪」

 

ボルボロスが起き上がると機嫌が良さそうに泥の鎧を纏い直していた

 

「「「ちょっ!?」」」

 

だけどなにやらさっきまでの余裕の無いような様子とは打って変わってかなり機嫌が良さそうだ

 

「あ、あの紫の結晶が無い!」

 

私もレティの言葉を聞いてボルボロスを観察してみると確かに結晶が無くなっており、地面にその破片と思われる物が散乱しているのが分かる

 

「ボルアァ♪♪」

 

そしてボルボロスは私達に嬉しそうにすり寄る……んだけども服が泥だらけになるからやめて頂戴!?

 

「ボルアァ♪ボルヴァァア♪」

「「「ァァァァァアアアアアアア!?!?!?」」」

 

 

 

 

私達全員が泥でべちょべちょに汚されました……

 

早くお風呂に入りたいわ




マグロ「ってなわけで技やら種族値発表」

ボルボロス(改造土砂竜)
アナザーポケモン
じめん・はがねタイプ

特性:『どろのよろい』
みずタイプとほのおタイプの技の威力を半減し、『どろあそび』によりボルボロスのフォルムと技を変化させる
HPが3/4削られると泥が無くなる


もろはのずつき
アイアンヘッド
あなをほる
どろあそび(マッドブラスト)

マッドブラスト じめん 物理 威力60 命中95

体に纏った泥を発射して相手にダメージを与える
相手の素早さを1段階下げて交代した相手の素早さも下げる泥をばらまく
浮いている相手にも当たり、地面へと落とす

H:95
A:85
B:120
C:40
D:55(110)
S:95(80)

()は泥まとい時

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