未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とチーム・シー

 

 

レティ視点

 

~スター団どく組アジト前~

 

 

 

とりあえず門の前で私達の足止めをしていた子には……その……あっさり勝ってしまった

 

どくタイプ使いなのも相まって私のボルボロス……いえ、『ボルンガ』相手に殆どダメージを与えられなかったんだ

 

「ありがとうボルンガ」

「ボルヴァ~」

「あら?レティの事だから今度はボロスとかその辺かなと思ったのだけど」

「んー、なんかイメージが違ったんだよね……

それにしても……なんかごめんなさい」

「謝らないでくだされ……

敗軍の将は兵を語らずだよ……」

 

もはや足止めをするはずだったのに数分も持たなかったあの子は手足を地面に付けてうなだれていた

 

「シュウメイ殿……ごめんなさい……」

 

すると後ろから校長先s……ネルケが走ってやってくる

 

「三人とも大丈夫か!」

「校長せん……ネルケじゃない」

「ヲイヴィオ……言ってやるな」

「アジトを見張っていたんだが急に騒がしくなったんでな

こっちで何かあったのかと気になって来たんだが……」

 

するとさっきの子は更に悔しそうにする

 

「ううっ……!ここで新手だなんて……!!」

「彼は……うちの生徒?スター団ではなさそうだが……」

「あー、関係が無いというわけでも無さそうなんですよね」

「俺達もまだあまり状況が掴めてないんです」

「スター団ではないけど……シュウメイ殿はぼくの同胞!

どうしてもあの人に会わなきゃいけないんだ!」

「……訳ありみたいだな

ちょっと話を聞いてみる、お前達は先にアジトを頼む」

「分かったわ」

「分かりました」

「了解」

 

すると校長……ネルケは少年を連れていく

 

「さぁ行こうぜあんた

悪いようにはしないからさ」

 

 

 

ネルケか少年の話を聞くために離れると今度はヴィオ姉のスマホロトムに着信が来る

 

『エンダァァァァァアアアアイヤァァァァァァアアアア』

 

「「うるさっ!?」」

「あら?電話ね……まぁこのタイミングでの電話なんて一人しか居ないのだけれど」

 

ヴィオ姉が電話に出るとカシオペアの声が聞こえてくる

 

『……見張りに対処出来たか』

「ええ、問題ないわ」

『そうか……そのアジトに集まっているのはスター団どく組……チーム・シー

ボスのシュウメイは手先が器用な服飾担当

ちょっと……一風変わった男だ』

「もともと変わってるあなたが言うなら余程なのね……」

『…………彼の行動は予測不能……』

「ちょっと……」

 

ヴィオ姉落ち着いてってば……

 

『こちらの宣戦布告に対しどう出てくるか不明だがシュウメイが現れるまで可能な限り団のポケモンを減らすんだ

準備が出来たらゴングを鳴らして大作戦開始!

チーム・シーにカチコんでくれ!』

「ええ、分かったわ」

 

そういってカシオペアは通話を切っていった

 

「…………ファイアーウォール今までの10倍にしてたのだけど……」

「ヴィオ姉……」

「とりあえずは『どくびし』警戒でヴィオのダルシムはボルンガの上に乗せておいてくれ」

「分かったわ、出てきなさいダルシム」

「ギギッ……」

「ギギネブラ!出てこい」

「ネビュラッ!」

「よーし!がんばるぞー!」

 

するとヴィオ姉が変なことを思い付いたのか悪い笑みを浮かべて……

 

「折角だしここはボルンガにゴングを鳴らさせてみましょ!」

「え゛……」

「ボルァ?」

「ほら、ここの金色のをおもいっきり叩くのよ」

「あっちょっまっ!?」

「ボルァァア!!」

 

ズドカァァァァァァァァァァンンン

 

…………ゴングはちゃんとなったけどゴングごと入り口がぺしゃんこに……

 

「ヴィオ……?」

「サーススムワヨー」

「ヴィオ姉……後で話があります……」

「アッハイ」

 

流石にこれは私でも許容出来ないかなぁ……後でライズ君と説教です

 

 

 

 

 

_________________________________________________

 

 

 

私達がそのまま壊れた入り口へと入っていくと周囲に設置されたスピーカーから声が聞こえてくる

 

 

『ビィィーガガ……!

とうとううちのアジトにもスターダストなんとかがやって来ました

他のチームのカタキを取ってみんなでかがやきましょうー!』

 

周囲を見渡すと案の定落とし穴と思われる跡に大量のどくびしが撒かれており、あまり進みたくはない道となっていたのだけど……

 

「ボルァァァァアアアア!!!」

 

ボルンガが頭を地面へと叩きつけて地面を抉りながら進んでいく

巻き込まれたどくびしがどんどんスター団の所へと吹き飛んでいって……

 

「いっでぇぇぇぇぇぇええええ!?!?」

「刺さったぁぁぁぁ!?!?」

「アーーーーッ!!」

「らめぇぇぇぇぇえええええ!?!?」

「バンナソカナァァァァァアアア!?」

「ウボワァァァァァァァァアアア!?!?」

「我々がやられても第二第三の我々がァァァァァアアア!?!?」

「俺の側に!近寄るなァァァァァアアア!?!?!?」

 

 

もはや阿鼻叫喚の地獄となっていた

 

更にポケモン達に至ってはダルシムのサイコキネシスによってトレーナーへと吹き飛ばされてぶつかったトレーナーが尻餅をついてお尻にどくびしが刺さったりしていた

 

「うっわ痛そう……」

「適当にばら蒔くからこうなる……」

「なんというか……南無三」

 

更にギギネブラ空を滑空しながら毒の雨を降らせていたので余計に地獄絵図だった……

 

 

なんか……ごめんなさい

 




マグロ「『どくびし』とか『まきびし』って吹き飛んだら絶対トレーナー側や自分ポケモン側にも被害あるよねw」
ライズ「どうしてこうなったかなぁ……」
マグロ「もう少し手はなかったの?」
ライズ「ギギネブラの肌じゃ毒にはならなくても刺さる」
マグロ「あぁ……」
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