未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と転生者

 

 

~レティ視点~

 

 

~スター団どく組『チーム・シー』アジト内~

 

 

結局チーム・シーの後始末は一旦校長先生に任せて私達はテントの一つを借りてヴィオ姉と話すことにした

 

元々妙な違和感はあったけど今回のバトルで確信した

あの戦い方はどうみてもあのポケモンの事を理解していないと出来ない

けど私達はあのアナザーポケモンに合うのは初めて

 

ヴィオ姉は確実に何かを知っている様子だった

 

「ヴィオ……単刀直入に聞くが

お前アナザーポケモンの事最初から何か知ってたろ?

あれはあのポケモンの事を詳しく把握してないと出来ない芸当だ」

「…………元々ボロが出そうだったしちょうど良いわね

そうね、アナザーポケモンの事はそれなりに知っていたわ

でも私の知識も正直どこまで当てになるか分からないのよ

だから言わなかったというか言えなかったのだけど……」

「それってどう言うこと?」

「生態に変化が起きてるってニャンターも言ってたでしょ?

それと同じで本来使えない『わざ』を普通に使う上にポケモンじゃないのにポケモンとしての性質を無理矢理適応してこの世界に来ているのよ」

「ポケモンじゃない……?」

 

どういう事だろ……『わざ』も使えるしモンスターボールにも入る、『特性』まである

ちゃんとアナザーポケモンだってポケモンなのに……

 

「ヴィオ……つまりそれは元々あのアナザーポケモンには『わざ』も『特性』も存在せず向こうの世界にはモンスターボールそのものが無かったって認識でいいか?」

「ええ、そもそもポケモンじゃない生き物がこの世界に来てポケモンとして認識されているのよ」

「ヴィオ姉……どこでそんな事知ったの……?

私達はずっと一緒に行動してきたはずだけど……」

「…………信じてもらえる可能性の方が低かったから言わなかったんだけどね

結論から言えば私はこれらの事を生まれる前から知っていたわ」

 

生まれる前からってどういう事だろう……

 

「輪廻転生……馬鹿げた眉唾物の理論だと思ってたんだがな」

「あら、この世界にも転生という概念はあるのね……」

「ゴーストタイプのポケモンを調べている奴らが最終的に行き着く結論の一つだ

ゴーストタイプのポケモンは人やポケモンの死をきっかけに生まれる場合が多い

だがその産まれたポケモンは何から出来ているのか……」

 

ふぇ?何?何の話?

 

「まぁ要は魂の存在だ

死んだ後も魂は残る、なら新しい肉体さえ用意してやればまた生きることが出来るんじゃないかっていうバカな研究やってた連中も居たんだ

まぁ非人道的にも程がある研究もやってたからその馬鹿共は学会を追放、そしてブタ箱行きって訳だ」

「ブタ箱?」

「要は牢屋だ」

 

するとヴィオ姉はため息をついて軽く安心するような表情になった

 

「なんだ……私の気にしすぎじゃない……そこまで魂云々の話がこの世界にもあるんならさっさと相談するんだった……」

「実際は宗教やらなんやらも関わってくるからもうちょっとややこしいんだけどな」

「うぇ?何?何の話?どういうこと!?」

「つまりはこいつは元々別の人物が一回死んで赤ん坊として産まれ直した人間ってことだな」

「ごめんなさいねレティ

信じてもらえるか確証も無かったしママにも正直に言うのも怖かったのよ」

 

一回死んでってどういう事!?え!?ヴィオ姉大丈夫なの!?

 

「それ普通は混乱しないか?多分お前転生とかそう言うのを考えて試したとかじゃないだろ?」

「そりゃ混乱したわよ事故に遭ってもう死んだと思ったら気が付いたら赤ちゃんになってて……可愛い妹がすぐとなりに居たんだもの」

「……ヴィオ姉」

 

つまりヴィオ姉は……私とずっと一緒にいたヴィオ姉のままって事だよね?

 

「要は最初から記憶を持って産まれたッてだけでそれ以外は貴方達となんら変わらないから安心していいわよ……」

「そういうとお前は元々あのアナザーポケモン達がいた世界の住人ってことでいいのか?」

「あぁ、そっちはまた別よ

私が産まれた最初の世界にはそもそも動物と人間以外居なかったもの」

 

ふぇ?ポケモンもアナザーポケモンもいない世界?

 

「ん?どういう事だ?ならなんであいつらの事を知ってた?」

「そうね……信じられないかも知れないけれど私が知っているポケモンの世界と向こうの世界は私のいた世界でゲームの舞台として描かれていた物なのよ……」

 

ゲーム……?

 

「つまりは何か?俺達がゲームの中の人物だってことか?」

「いえ、私が知っているポケモンの世界にはまだパルデア地方という名前は出てなかったわ

ガラル地方はあったのだけどね」

 

するとライズ君が何かを思い付いたような顔をするとヴィオ姉に訪ねる

 

「なぁ、もしかしたらお前……ガラルやアローラの大きな事件について詳しく知っているんじゃないか?」

「ムゲンダイナとウルトラビースト、ネクロズマとかの事かしら?」

「やっぱり知ってたか……ヴィオ、その情報は絶対に口にするな

それは情報規制がかけられてる」

 

うぇ!?ヴィオ姉もそうだけどなんでライズ君まで知ってるの!?

 

「情報規制って貴方は……」

「俺は特例だけどポケモン博士の1人として認められてるんだよ……

だから伝説のポケモンとかそう言うのに関わる事件やら情報は入ってくるんだ……」

「はっ!?」

「嘘ぉ!?」

 

うぇぇえええ!?!?ライズ君がポケモン博士!?なんで!?

 

「落ち着け

俺はあいつらアナザーポケモンの保護の為に特例で認められたってだけだ

新種のポケモンであり違う世界に済む一種のウルトラビーストにも近い存在

そんな奴らを研究者連中が放置するわけもないからな

色々と裏の世界の連中やらも来たりこっちからポケモンを保護という名目で奪おうとするやつらも居たんだ

だから俺は知り合いの博士の伝を使ってポケモン博士として特例で認められるように動いて貰ったんだよ……

まぁ最低限知識が無いと行けない上に実績も必要だったから大変だったがな……」

 

ライズ君……

 

「とはいえ実績はこいつらの情報で十分作れたし博士連中は基本的にほぼ全員善人なのもあってあっさり特例を認められたって訳だ

流石に色々とレポートを提出する必要があるがな……

この地方に来たのもこいつらの保護とレポート提出が目的だよ」

 

へぇ……あれ?

 

「もしかして……私だけ一般人?」

「少なくともアナザーポケモンを所持している上にコライドンの世話してる時点で色々とアウトだよ

その辺は俺の方で守ってるから安心しとけ、校長先生も了承済みだ」

 

な……なんか知らない間にすごいことになってるんだけど!?

 

するとテントの外から校長s……ネルケの声が聞こえる

 

「おーい、三人とも

こっちは話が終わったぞー!

そっちも話が終わったなら一旦こっちに来てくれ!」

「はぁ……とりあえず詳しい話は今度だな

まずはシュウメイと校長先生の所に行くとしよう」

「ライズ君……もろ校長先生って……」

「…………あの変装分かりやす過ぎるんだよ」

「同感ね……」

 

ヴ……ヴィオ姉まで……

 

 

 

 

そうして私達はテントの外に出てシュウメイの話を聞くことにした

 

 




マグロ「いやぁ、ヴィオの身の上だけで一話ってなると複雑になりすぎる気がして執筆しにくかったのでライズの身の上話もついでに出してみましたw」
ライズ「ったく……もう少しちゃんと内容組んどけよな」
マグロ「それとコメントでアナザーポケモンの情報を一話にまとめて出すかアナザーポケモンの情報が出ている話になにか印を付けてみてはという意見が出ましたので試験的に情報が公開されている話のタイトルに『★』を付けてみます」
ライズ「なにかこうしてみたらどうだ?とかの意見があれば遠慮無く言ってくれ、結構参考になるんだ」
マグロ「これからもこの作品をよろしくお願いいたします」
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