レティ視点
~ロースト砂漠~
私達はライズ君に案内されてロースト砂漠にあるジムリーダー達が集まっているエリアへと向かっていた
スマホでのグループとかもそうなんだけどライズ君やたらと凄い人との交流が広いんだよなぁ………
「にしても暑いなぁ……」
「まぁミライドン達に乗ってる分風とかが体を冷やしてくれるからまだマシなのだけどね……」
ロースト砂漠は砂漠というだけあって兎に角日差しが暑い
更に砂は服に入ってくるし汗でべとべとしちゃうし……
戻ったらまたライズ君のお風呂使わせて貰おうかなぁ……
寮のお風呂より広いからライズ君の家のお風呂はいいんだよなぁ……
私がそんなことを考えているとライズ君が声をかけてくる
「オモダカさんの情報だとそろそろだ!」
「わかったー!」
「にしても派手にやってるわね~」
すぐとなりではとんでもない大きさのハプルボッカがヌシ2体を相手に大暴れしていた
ヴィオ姉が若干苦笑いしながら言ってるけど割と洒落になってないと思うんだけど……
「ってか写真でも見たけどやっぱり大きすぎない!?」
スパイスで巨大化したポケモンは通常の何倍もの大きさに巨大化するとはいえあまりにもハプルボッカは大きすぎる
ホエルオー何匹分なんだろ……
「居たぞ!オモダカさん!……っとペパー?」
「あれ?ペパーも一緒なんだ」
オモダカさん……トップチャンピオンの人の隣にはペパーが居てどうも止められている様子だった
「ここは危険ですので……あら?」
「行かせてくれ!ここの秘伝スパイスをどうしても手に入れなきゃ……ってライズ?」
「何やってるんです?」
「いえ、この方がまだロースト砂漠に残っていたようなので避難させようとしているのですが……」
「最低限秘伝スパイスだけでも回収しとかないと……ライズもなんとか言ってくれ!」
「あー、オモダカさん悪い
こいつは俺達と何度もアナザーポケモンとやりあってるから実力は保証する」
ペパーはライズ君の言葉に安堵したように胸を撫で下ろす
「あとペパー、こんな状況で一人で突っ込むのは心臓に悪いからせめて俺達を呼んでくれ」
「あぁ悪い、でもあいつらが戦い始めてからスマホロトムの調子が悪くてよ……何が起こってるんだこりゃ」
「ふぇ?あ、ほんとだ」
ペパーの言葉が気になってスマホロトムを起動してみるけどあんまり機能していないように見える
というかロトムの顔が元気なさそう
「あぁ、そちらは我々が原因です
流石に情報規制をする必要がありましたので」
「あぁやはりですか」
「何よりヌシが一番の問題ですから……」
『そんな装備で大丈夫か?……そんな装備で大丈夫か?……』
するとヴィオ姉のスマホロトムが鳴り始める
あれ!?なんでヴィオ姉は問題無いの!?
「大丈夫だ、問題ない
ってかこれカシオペア対策にやたらとセキュリティやら強化しまくったのが裏目に出たっぽいわね……」
何が大丈夫なの!?
ヴィオ姉が通話に出ると画面にフトゥー博士とオーリム博士が出てくる
毎度スパイス確保してミライドンやコライドンの力が戻った時にかけてくるのに珍しい
『ハロー、子供達
こちらフトゥーとオーリムだ』
『そこにいるテツノワダチとイダイナキバは本来パルデアの大穴のポケモンだ』
『更にアナザーポケモンと乱戦を行っている、十分注意して応戦してくれ』
博士達は言うだけ言って通話をすぐに切っちゃった
けどパルデアの大穴のポケモン……テツノワダチにイダイナキバか……ポケモンの名前というか何処と無く言葉っぽいような……
っというかそもそもポケモンなのこれ!?
『ウィル・ドン・ファーン!(# ゚皿゚)』
「ドン!ファァァァアアアアンド!!!」
機械っぽい感じのするポケモン、多分こっちがテツノワダチだと思うけどそのポケモンは顔にあるモニターに怒ったような顔文字を表示を出しながらハプルボッカへと向かっている
対してとてつもなく立派で大きな牙を持つポケモン見た目からして多分イダイナキバが地面を強く踏みしめて『じならし』を起こしながらこちらもハプルボッカへと向かっている
「なんかこの二匹怒ってないかしら?特にテツノワダチ?ってポケモン」
「縄張りを荒らされた上にスパイスも持ってかれているからな……とはいえ……」
「ヴォァァァァァアアアアアアア!!!!」
「このハプルボッカ相手にどれだけ攻撃が効くか……オモダカさん、ハイダイさんや他の皆は?」
「ハイダイは先ほどハプルボッカを一本釣りで釣り上げて腰を痛めたので下がらせています
とりあえずナンジャモ達などのジムリーダーはアナザーポケモン持ちのみ召集してあります
あぁ、ちょうど上にいますね」
オモダカさんが見上げた方向へと視線を向けるとそこにはナンジャモのギギネブラが滑空しながら様子を伺っているのが分かる
それにオスの方のアルセルタスも空から様子を伺っているみたい
「それ無事なんですか?」
「流石に乱戦だといくらアナザーポケモンとはいえ持たないのでコルサのドボルベルクは下がらせてますがね
現状大きな被害はハイダイの腰とアオキの残業だけなので何も問題はありません」
「それ問題ありますよね……それにしてもアオキさん……
毎度の事ながら不憫な……」
アオキさんってたしかノーマルジムのジムリーダーの人だよね……え?どういう事?
「とりあえずヌシの方はバイオレットさんとスカーレットさんにおまかせしても?」
「わかりました!」
「任されたわ」
「あのハプルボッカは私達とライズで相手をしましょう
カエデさんとコルサさんにはお二人のサポートを頼んでおきます」
アナザーポケモンを仲間にしているカエデさんにコルサさんがこっちに着いてくれるなら安心だけど……
「そっちは大丈夫なんですか?」
「心配するだけ無駄だ、この人は伊達にトップチャンピオンとは呼ばれていないよ」
ライズ君はそう言ってガーグァに跨がり始める
「イダイナキバ?は任せて!ヴィオ姉はあの機械っぽいポケモンをお願い!」
「ええ!気を付けなさいよレティ!」
よーし、やってやるぞー!
マグロ「獰猛化の状態異常について軽く乗せときます」
獰猛化
『こんらん』などと同じで『やけど』、『こおり』、『ねむり』、『まひ』、『どく』、『もうどく』といった状態異常とは被らない状態異常
『こうげき』、『とくこう』、『ぼうぎょ』、『とくぼう』『すばやさ』が1.2倍になる
変化技が使えなくなる
指 示 を 聞 か な い