新人研修の続き?
「ルフィー。索具の点検するぞ」
「ルフィ。部屋の掃除するから水汲んできてくれ」
「ルフィ!! 引っ張れ!! 風が変わった!!」
「これがオレの新必殺!! ローリング・サイバネティク・甲板磨き!!」
「フォアマスト取り込むぞ。ルフィは上を頼む」
「この程度ならオレが直してやるよ」
「狙うは作り置きの皿だ。ルフィ、囮作戦だ!!」
「トイレ掃除はオレがやるから、風呂掃除は二人でやれ」
「ワハッハッハ!! ハッ!! 遊んでる場合じゃねぇ!! ルフィ! チョッパー! 三人でさっさと終わらすぞ!!」
「既にこの船は乗っ取られている、のかもしれませんね」
「この船はおおよそ、ウソップで回る」
「というか、船長が回る」
「ああ、ウン、覚えておこう」
「いやぁ、いつもスゲェ量だが、手伝ってくれて助かるよ。男連中にそういう気遣いみたいなのは期待出来ないからな。まあ、尤も、その美しい手を荒らす水仕事なんてさせないわけだが。そう、とりあえず干しておけばいい。拭いただけだと不衛生だ。本当は日光に当てるなりしたいんだが、コレ、チョッパー謹製の石けんで泡切れも消毒も完璧だ。おかげで仕事が楽になって助かるよ。そうだ。この後、少し空き時間があるんだ。ちょっとお茶しないかい? この前見つけた珍しい豆があるんだ」
「ロビンは聞いとるのかのう?」
「いや、コックの一人芝居だ」
「だって、アソコに生えてるの手だけだもんな」
「怖いです」
「オレの麦わら返せ!!」
「パスパス!!」
「ウソップゥ!!」
「怖っッ!! アッチだ!!」
「チクショウ!! 追いつけねェ!!」
「そりゃことごとく、フェイントに引っかかってたらな」
「ウワァ!! 足引っかけられた!!」
「フフフ!」
「なんかイタズラされたら、あそこではっちゃけてる女を疑え」
「他のヤツらのイタズラなら疑う余地もないしな」
「能力の相性が良すぎます。イタズラと」
「失せ物探しとかもしてくれるぞ。そっとな」
「ちなみにオヌシら。イタズラされとるぞ」
「オマエもだ。ジンベエ」
各部から愉快に生える手。
「昼間は寝てばかりおるくせに、夜は寝ないんじゃのう」
「まあ……酒は夜の方がウマいからな」
「そういうことにしとこう。どれ、ワシも一献」
「好きにしろ。文句はねェよ」
「摘むか?」
「気が利くね」
音楽家のヴァイオリンソナタ。
「深海ではイブの恩恵で日の光には与れたが、星空とは無縁じゃった」
「毎日見てるから有難みもねェが、なんか星座とか、色々あるらしい」
「昔の人間も、こうして空を見上げて物思いをしたのじゃろう」
「後ろ向きなことは嫌いだが、流れ星にはよく出会う」
「願でもかけてみたかね?」
「コイツで充分さ」
和道一文字を握る。
「時たま、空一面に星が降る夜がある」
「楽しみじゃのう」
「いくらでも機会はあるさ」
「ジンベエって水を操れるのよね?」
「まあ、魚人だしのう」
「スゴい! じゃあ、ミカンの水やりとか任せていい?」
「やれんこともないが、ワシらは荒っぽいぞ?」
「ダイジョブ、ダイジョブ! ホラ! こっちはロビンの花壇! カワイイでしょ?」
「あまり馴染みはないが、おもしろい文化だとは思う」
「じゃ、人間を理解するのにもピッタリね!」
「そういうもんじゃろうか?」
「試しによ! なんでもやってみないと! じゃ、ヨロシクね?!」
「敵わんのぅ」
ナミだけは言われっぱなしという