「そういえば、みんな揃ったらやりたいことがあったんだ!!」
「また、唐突になんか言い出したぞ?」
「油断するな? 知らないうちに死地にいたなんてシャレにならねぇ」
「ルフィ、あんまり思いつきで行動したらダメだぞ? 相談に乗るから」
「また、みんなで楽器演奏してよ!」
「あったな、昔」
「イヤな予感」
「呼び出そうぜ!! ウツボブラザーズ!!」
「やっぱりかぁ!!」
「!! ?! ? ?!」
「いきなり殴るのはちょっと」
「つい、衝動的に」
「まあ、いいブレーキになっただろ」
「完全に周りの話を聞いてなかったからな」
「へぇ、楽しそうですね」
「ワシに出来るかの?」
「なんで殴った?」
「気分よ。あと、どうせ食べるつもりでしょ?」
「気分なら仕方ねぇな。あと、食べねぇ。飼う」
「なお悪いわぁ!!」
ゴカァン!!
「どこでだよ」
「どんなもんなんじゃ?」
「虹だ」
「剛毅じゃの」
「ヨホホ! 虹を飼うというのは夢がありますね」
「じゃ、アンタら世話してね?」
「ルフィさん考え直しましょう」
「ひとりじめしてはイカンぞ?」
「ちなみに、楽器は倉庫にキチンと保管してあるぜ?」
「余計なこと言うな!!」
「晴れてるのに雨?」
「周辺にも雲一つ見えんのう」
「不思議ね」
「狐の嫁入りか。こんな海のど真ん中で?」
「それ、場所の問題なの?」
「オイ、ちょっと暗くなってきてないか?」
「相変わらず雲は見えんぞ?」
「お~い、右舷方向!! 青白い光が見える!!」
「もう真っ暗じゃぞ?」
「確かに、あっちだけ明るい」
「どうする? 近づくか?」
「一応、言っておくけど、危険よ?」
「ん? なんか言ったか?」
キラキラ。
「なるほど、疑いようもないようじゃ」
「頼むわ、ジンベエ。風は問題ないハズだから」
「心得た」
「ていうか、ホントに嫁入りなのね」
「なんか陰気だなー」
「失礼なヤツだな」
「ありゃ泳いでんのか? 浮いてんのか?」
「どうやら、尻尾を浮き輪代わりにしているようですよ」
「海キツネか? なんか服着てるぞ?」
「ワノ国風だな」
「ま、化かされてんだろうが、害はないみたいだな」
「そのようですね」
「じゃ、食うか!!」
「尻尾はマフラーにしよう」
「毛皮のコートもいいわね」
「狐はしっかり臭いを処理して煮込みにする。香辛料の使い方がカギだ」
「やめんかぁ!!」
「なんでだよ?」
「他所の結婚式を妨害するなんて悪趣味でしょ?」
「? ソレ、オレたちが言うのか?」
「こんなときだけマトモなこと言うな!!」
「その節はご迷惑を」
「ホントだぜ」
「テメェには言ってねぇよ、三流剣士」
「ハイ!! やめ!! やめ!! 進路戻すわよ!!」
「えー? アレ食いてぇ」
「やめとけ。あんまウマくねぇぞ」
「そっか。ならいいや」
「ヨホホ! ここで会ったのもなにかの縁。なにかお祝いの曲を」
「ありゃ? なんか陽気になった?」
「見ろ。辺りが明るくなり始めたぞ」
「ハイハイ! さっさと帆を張る!! 遅れを取り戻すわよ」
「楽しそうだなぁ!! 結婚式!!」
「いつか、参加出来るといいわね?」
「まったなー!! キツネ!!」
パクった