なろう系な俺たち   作:ねこinu

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推しを輝かせる俺たち その3

エピソード3

 

 

 

修行仲間に裏切られる

 

 

 

カンパーイ

 

地獄の修行を乗り越え覚醒に成功した俺たちが、

頭のねじが吹っ飛んだバカ騒ぎをあちこちでしている。

 

ひたすら笑い続ける者、やたらと脱ぐもの、

魔法をぶっ放そうとしたものはショタオジお手製の式神に絞め落とされている。

 

そんな中、後にオタニキと名乗るようになる子供は、

リンゴジュースで口を湿らしていた。

 

「ごめんね、流石に今の年齢でお酒出すのは

 覚醒者なら問題ないって分かっていてもちょっとだから」

 

首を横に振る子供

 

「お酒って何がおいしいのか分かんないから良いよ」

 

あらと給仕していた修行仲間の一人が訊く

 

「前世で下戸だったのかしら、ごめんなさいねもっとアルコールの無いものも

 用意しておくべきだったわね」

 

「ジュース美味しいから良いよ、それと下戸とか分かんない

 お酒を飲む不良ではなかったから」

 

その発言にちょっと黙り込むと

 

「あの嫌じゃなかったら教えてくれない?前世何歳だったの?」

 

何でもないように答える子ども

 

「あと一ヶ月で中学生になれてたね」

 

「ショタオジ」

 

その言葉には確かな怒気が含まれていた

 

「あなた、前世含めてもまず成人してない子に厳しい修行を付けたの?」

 

その言葉を

 

「自己責任で強要してないよ、この子が覚悟と共に選んだ道だ」

 

自身も生まれた時から戦い続けた者としての感覚で応える。

 

「いいんです、それに僕はすぐにでも力を付けないと

 ・・・大切な人が死地にいるんです」

 

その人は覚醒者で今も命がけで戦ってるのだと、

その人の助けになりたいのだと。

 

「だとしてももっとやりようが」

 

その言葉は確かに良識から出た言葉なのだろう、

しかし身近な者達が今まさに死にかねない世界で生きてる者達を

動かす力はなかった。

 

「心配してくれてありがとうございます」

 

でもこれは自分が決めた道なんです。

 

その覚悟で修行を耐え抜いた者には軽すぎる。

 

「ああもう、せめて座学と鍛錬メインにしなさい実践はダメ」

 

ええ

 

「実戦が一番覚醒を進めやすいって」

 

おだまり

 

「まともに武器も振るえない体格で何を言ってるの

 せめてまともな魔法の一つでも覚えてから挑みなさい」

 

式神だっていざというとき自力で逃亡もできなかったら

万が一が有るでしょうが

 

「実戦なんて言葉、戦う手段の一つでも身に着けてからほざくものよ」

 

「時間がホントにないんです」

 

「今だって親にコッソリ無断で修行に来てるから今頃大騒ぎだろうし」

 

ピシリ

 

「こんな子供が一人でいて可笑しいと思ったけど、

 親も俺たちなのかと思ってたんだけど」

 

親も前世持ちとか理解がありすぎる親とかどんだけレアだと思ってるのまずないよ

 

「だって説明なんてできないし、自由に動けるまで待ってたら

 10年のタイムリミットなんかあっという間になくなるよ」

 

注:本編では初期は10年くらいで終末訪れると言われてました

 

「ショタオジごめんなんかオカルトパワーで誤魔化して」

 

「今家に帰ったら監視されて修行できないけど、行方不明のままもまずいし

 仕事ならいくらでも手伝うから」

 

「仕事してくれるならOK」

 

頑張って働くよ、式神もオジサンの支援物資も用意しないといけないんだから。

 

 

 

オマケ

 

 

オ「全然一緒に修行用異界に潜ってくれる人いない」

 

良「いや式神任せの所までならともかく、ガチ勢の所で経験値稼ぎしようとするじゃない」

 

オ「強くならないといけないんだから仕方ないじゃん」

 

良「倫理的にもアウトだし、気にしない人も戦力的に幼過ぎるとね」

 

オ「時間がないのに」

 

経験値稼ぎ用に式神遠征用の式神を量産することになる。

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