なろう系な俺たち   作:ねこinu

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孤児院経営物の俺たち その18-5

 

照れ隠しの八つ当たりも済み、落ち着いた海神は次第にその瞳に

英知を宿し始めた。

 

海の底(死者の世界)にて母と再会するという神話再現にて、

冒険を終え親になった後の死の国の神(大人)としての存在に寄っていく。

 

⦅あれ?根之堅洲国にいるスサノオの元に赴く男って

 大国(婿養子)にいや止めようこの思考は危険だ⦆

 

下手に意識して概念の繋がりを強化したら本気で太陽に良いとこどりされる。

 

さてと

 

未だほっぺを掴んだままのスサノオ、

赤子を抱えていて振りほどけないロリショタニキ

 

「恐れ多くも母様と契約を交わした人の子が霊格はともかく

 女形をやる様な稚児であることには少し言いたいこともあるが良いだろう」

 

ムニムニと良いと言ってるが引張を再開する。

 

「だが、此の島国にて俺に頼らずましてや大和の神ですらない

 海神達を勧請し頼ってるとはどういうことだ」

 

ムニーン、ぐるぐる、みょ-んみょーん

 

自身を蔑ろにされたようで面白くないらしい

 

「この島国の海は俺の縄張りだぞ、それを周囲に島産みをパカパカやるのはまあ姉上が

 許してるから文句は言えないが、文句は言えないが」

 

ギリギリと高位の覚醒者でもそろそろほっぺが千切れそうなほど力が強まっているが

何とかこらえてる様子の貴き神。

 

⦅封印されていた間に起きたことも把握し始めたってことは本霊とのパスが

 復旧し始めたか、拘束術式は壊れてるとみていいな⦆

 

良いように玩具にされてるが腕白小僧(大きな子供)に慣れてるロリショタニキは

 

⦅しばらくいじってれば飽きるだろう、子供は移り気だし⦆

 

完全に英雄神を元気が有り余ってる子供扱いしていた。

 

「大体大陸と物資のやり取りしてるならうちの娘達(宗像三女神)

 まずは声かけ(勧請)しより力を発揮できるように支援すべきではないのか」

 

注:宗像三女神は海上交通の守り神で古代から大陸や朝鮮半島に行く船乗りに信仰されてました

 

「いひゃ、がいこおてきに、つながひがひつよおでひたので」

 

ほっぺを掴まれてるためうまくしゃべれないロリショタニキ

 

ぐいぐいとさらに力いっぱい限界まで引っ張られた後

ぱっと手を離された。

 

「まあ、本来なら神に不敬を働いたならこんなものでは済まさないのだが、

 先の大戦にてあの鳥どものに力が及ばなかった事のつけでもある故

 この程度にしておこうか」

 

ぽんとロリショタニキの頭に手を置き頭を撫でる

 

「人の子よ大儀であった」

 

その手は自らの身内に向けるように優しく親しみがあった。

 

「感謝します」

 

その好意を素直に受け取る。

 

頭を下げながら

 

⦅戦闘にならなくてほんとによかった

 というかスサノヲだけでおなか一杯なのに

 赤子(ヒルコ)⦆までいるとか

 母親とすぐに別れてしまった繋がりでき・・・まてよ⦆

 

ばっと母親相手にそれとなく甘えている貴き神を眺めながら、

 

ここが死者の国でイザナミの子が母と再会するという概念が二度も行われてるなら

最も相応しい子供がもう一人いる

 

ポコポコ自分たち以外いない筈の水底に不自然な泡が生まれだす。

 

「アマ公障壁」

 

即座に離脱用アイテムを発動させながら自身のシキガミに指示を出す。

 

だが遅かった、

 

ボグーン

 

異界の海底にて火山が噴火した。

 

 

 

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