エピソード8
僕も裏切り者の子孫なんですが
封印された神々はものすごく人間臭かった。
お気にを害された事を根に持ち
まともに当時の生き残りなどいないが
坊主憎けりゃ袈裟までのノリで、
現在生きてる人々を皆殺しにしようとするくらいは。
⦅今になって振り返ればショタオジファインプレーなんだよね⦆
異界攻略後、後々恒例となる解放された神を祭るための儀式・・・
という名目の宴会。
いや分かってるよ神クラスの大悪魔相手に少しでも有利な交渉と契約するのには
とにかく接待して上機嫌にさせてからした方がいいって。
ただ今世も前世も社会人前だった自分には分からない、
大人だからわかる苦労もあるんだろうけど、
でも正直大人数が人も神も酒飲んで騒いで醜態晒してはちゃっけては
正直引いた。
隅っこでジュースとお菓子をちびちびいただくことになるくらいは。
そのことが結果的に功を奏すことになった、
あくまでガイア的にはだが。
宴会が進み酒が回ると開放的になるのは神も人も一緒なのか、
自身の中に貯めていた不満がぽつぽつ漏れ始めた。
天使どもの悪口から始まり、戦時中の動き、
大戦中の悪魔たちの暗躍具合
いろいろと聞いてはいけない内容から
今現在の氏子達の愚痴に話は動いた。
「もう苦労して育ててきたのに」
「私の処主神の声も聞けないんですけど」
「渡したご神体も喪失してるって・・・」
氏子たちの弱体化を嘆く、
どうしてそうなったかでまた天使たちへの恨みが零れ、
天使たちに協力したとして根願寺に恨みが飛び火する。
【あいつらは私たちをメシアに売った裏切者どもの子孫だ!】
【あいつらのせいで、自分のオキニが殺された!ゆえに今すぐ殺すべきだ!】
飲みながらキレ散らかしている神様達。
【今の帝都はどうせ裏切り者とその子孫しかいないんだから、燃やし尽くせばいい】
流石に見逃せなく声を出そうとすると、
一反木綿の姿したショタオジ謹製の式紙が高速で全身を縛り声も出せないようにした。
モゴモゴ抗議しようとするも。
「お前は感情型だから交渉とかはこっちに任せておけ」
運営にかかわってる政治・富豪系
俺たちから言われそのまま宴会場から離される。
どうやら以前のストライキによってやらかし勢にオタニキは指定され、
監視されていたようだ、
そうでなければ流石にこの素早さでの排除はできない。
半日後主とのパスに損傷を与え一時的に休眠状態に式紙を移行させたときには、
宥めて交渉も一先ず済み、
蒸し返すなと運営の俺たちから神との接触にストップをかけられたのだった。