あそこの店この前の地震でちょっとだけ地脈からマグが漏れるようになってるじゃん、
霊地としてはゴミだけど魔蟲くらいは湧くようになるかな・・・
熱心に参拝してくれてる氏子で勤勉に働いてる子なんだよな、
不審死したらこっちの評判も少し傷がつくか。
よし家から勧請して神棚に祭っていたご神体に眷属(レベルコンマ悪魔)を
派遣してやるか、
未覚醒者しかいないから店にささやかな加護だけしかかけてなかったけど
大サービスですよ。
地脈からのマグと信仰マグを吸って眷属に相応しくなっていくでしょうが
子孫が祭るの辞めたら餓えて食い殺しちゃうでしょうが祟りということで
だから私の子を末永くかわいがってくださいね私の氏子。
頭を下げすぎて床下まで行ってるのではないかと思われる男は、
「申し訳ありません、神の御前で」
無様な態度を晒したことで神の怒りが降り注がないか戦々恐々していた
お狐様は人に身近な分祟りも身近だとよく知られてる。
「まあ死ぬまで眺めてたもんですし今更無様な姿位では怒りませんよ」
のんびりと返すお狐様。
「それでどうします?お店の庇護位なら上司にお願い位してあげていいですけど」
⦅まあ、そんな余裕あるかわかりませんけどね⦆
男が悩んでいた核心に触れ、狐はお神酒をぺろりと舐める。
「今まで道理は不可能なんですよね」
「生前は霊能なんてない凡人なあなたが、
仮にも今現在生前と同じくらいの思考能力とレベルを持ってるようになるくらい
地脈からの吹き出す力が増えてきましたしねー」
街中でも悪霊・妖怪主催の殺戮パーティーとか時々耳に入りますし。
「もしおすがりしてそれがかなったとしてどんな形になりますか?」
「まあこの地も店も捨てて縁ある大神社周辺の地域に集団疎開ですかね、
余裕なくても最低限の寝床と食料供給くらいはしてもらえるでしょ」
「そんなそれではホントに生きてるだけになるのでは、
この地にも社はありますどうにかならないんですか」
「そうはいってもこの地の霊能組織は壊滅してますし、
メシア教でさえ戦略価値がないと放置するくらい土地の霊的価値もなくて
終末後の守護結界を構築できそうにないですしね」
だからこそ普段メシアとか神や大悪魔の粘着にウンザリしてるガイア連合関係者が
隠れた穴場として買い物に来ていた。
「まあ、超一流の術者や聖域の祭神クラスの方がここで龍脈調整してくれたら
ほそぼそ生きていくくらいはできるでしょうが」
なるほど
「あの言っときますけどこれやるなら新しくダムを建築させるくらいの
コネと予算両方必要ですからね」
「しかも終末対策でそのレベルでの地脈操作術を行える方なんて全国で
デスマの真っ最中でそこに割り込みとか宝くじに一等取るより
夢物語で」
そこまで言ってやめた。
男の目には確かな決意が浮かんでいたからだ。
⦅仕方ないですね、最低限ワンチャン有るようにアドバイス位しますか⦆
なんだかんだずっと祭ってくれた氏子はかわいいらしい。
「とりあえずガイア連合の支部に野良悪魔扱いされないよう登録しましょう、
ガイア連合関係者が次に来た時、
退魔師に払われないよう登録しておきたいとかいってね」
なおそのガイア連合関係者は地方旨いもの巡りしている黒札達とする。
お狐様の権能は商運だからね、これが黒札達を意識してかけたものならえげつない反撃
あったかもしれないけど単純に店にとって良いお客様が来やすくなりやすくなるくらいだから
呪術防御をスルーされました。
あと個人的に考えてる神々の人の評価
無能霊能組織=給料泥棒の部下、かつて背信行為の前歴あり
一般人氏子=小銭握りしめて細々とした商品買ってくれるお客さん
OR自分を慕ってくれてる近所の小さい子