人類の交通網、生存圏が大幅に後退し、結界の中で細々と暮らす人。
彼ら多くの一般人の希望はコンプとデモニカである。
幸いこれらはデーターをダウンロードすれば良いだけであったり、
量産性に優れていたり*1し、
混乱期から復興期に移行するのに大いに助けとなった。
人類の繁栄を望む大悪魔*2たちの助力もあり
終末後にも新しい都市が築かれるなど、
微かながら希望の光は灯っていた。
しかし機械の悲しさ使っていけば寿命が来る、
半導体を使った精密機械なら猶更。
幸い終末を予想しての工場の誘致等の対策をガイア連合はしており
終末後の新たな生産準備は材料があれば良い程度には整っている。
そう輸入にばかり頼っている資源さえ揃っていれば。
このことの解決法として鉱物資源は神々の協力と異界作成技術の力で採掘さえすれば確保できる用意はなっている、
しかし採掘時には様々な困難があることを伝承化するくらい人々に認知されてるわけで。
・・・大和神シェルターの放置農園近くの河川
「そっちいったぞ」
「悪い一体抜けた」
デビルバスター達が悪魔と戦っている。
動きの拙さからまだなって日の浅い新人だということが分かる。
「あーもう異界内で採掘も洗浄も済まして、
公害とか出していないのに何で病魔が発生するかな」
自分が出した天狗のペルソナに神風を吹かせ一か所に
病魔を集める。
それをもう一人がペルソナに火を吹かせ焼き払いながら、
近くで鉱山採掘してるなら川下の農作物や人は病気になってなきゃ可笑しいとか
世界の記憶に登録されてるんじゃない?
「そんな記憶なくしてしまえ世界」
実際に川に沿って発生しているので伝承補正は発生してるもよう。
やっとのことで片付けたデビルバスター達は思い思いに座り込み
休息を開始する。
「来る日も来る日も退治しても次の日には発生して切りが無い」
「そうだねどうせシェルターには結界に阻まれて近寄れないのにやんなきゃだめなの」
新人でも本来なら高校生くらいの者たちが不満を漏らす。
それを聞いた今回の戦いのリーダーはHPを消費して怠い体を渋々起こし、
「お前らそりゃこの病魔を放置したら延々と鉱毒ばら撒いてあたり一帯汚染して、
水も土地も使い物にならなくなるからだ」
近くの一坪のみの放置農園を指さしそこに生えてる農作物の枯れ具合を示す。
「囮の農作物が一晩でこれだぞ、本命の農地に行かれたらあっという間に
食糧危機だ」
後で土の浄化と作物の植え替えも行わなくては。
「神官様に花鎮目*3の儀式をもっとしてもらいましょ、
それか神様にもうちょっと加護のおねだりとか」
甘えたこと抜かす輩にじろりと目を向け
「神官様は日々のお勤めで予定はぎっしりだし、
その儀式分のチャクラドロップ*4代は誰が出すんだ?
一回やって終わりじゃないんだぞ」
「神様だって採掘異界でさえ渋られてたの拝み倒して大々的に祭祀して
やっと作って貰えたのに今困ってますとか絶対機嫌損なわれるぞ」
悪魔発生の収束点用に置いてある祠に手を置き
「ちょっと前までリポップ固定設備までなくて異界付近の川から延々と川沿いに歩いて
病魔が発生してないか探索し続けてたんだぞ」
なお探索漏れがあると自分の縄張りを汚された自然系列の悪魔が殴り込みに来るか、
遭遇表とレベル表(10~30位)で判定が発生するらしい。
「またキャラバンで採掘した鉱物を売ったら今度はデモニカ一つくらい買えるからな」
新人入ってくるからそれまでの辛抱だと宥める。
「あーあこれなら地味な肉体労働だからと採掘断らなきゃよかった」