終末後には珍しくもない末期系シェルター、
黒札にだけなった転生者がただひたすら現実を直視することを放棄し、
ガイア連合から恩恵を貰った身で、異常者の集団と忌避し
働くことを放棄し、結果シェルターは次第に荒廃していく。
どうにかしようと働く者たちから搾取を繰り返し、
結果能ある者たちは先の無いこのシェルターからあるものは単身外へ、
あるものは金を出し合い転移屋を呼び、
あるものは悪魔と契約し浚われていく。
そして残ったのは未覚醒の者たちと愚かな暴君ばかりとなった。
いまそんなシェルターで一つのリンチが行われていた
そのリンチで興奮しているのは輪から外れた一人のみ
が鳴り声をあげて床に倒れた中年男性を囲んだ人々に、
暴行を繰り返し要求している。
「反逆者に罰を与えるざんす、従わなかったら追放刑ざんすよ」
あるものは申し訳なさそうに、あるものはもう表情を変えることも疲れたと機械的に
大げさにしかしあまり力は入れずに暴行を加えていく。
一通りの暴力に満足したのか、ここで死体が出るのが嫌だったか
シェルターの外に捨ててくるよう命令を下す
「いいざんすね、私に逆らう奴はあの男のようにシェルターから追放ざんす」
シェルターの住人達は暴君の命令に返事をするのも疲れたと微かに頷き
動き始めていく、
ただでさえ支援物資を独占など自滅行為を行ってるせいで
何処もかしこも不足だらけなのだ、余計なカロリーを使いたくない。
追放されたあの男の行為、自殺と変わらない行いだったが、
それでも若い娘だけはこの沈没船から逃げられたと思えば
地獄で正しんでないだけの自分達よりも意味ある生を生きられたのだろうか
こんな世界で長生きに何の意味があるかわからないんだから。
⦅あー全身痛くて動けねー⦆
シェルターの外に放り出された男は自分が詰んでることを自覚していた、
シェルターの外では悪魔が人を狙っているすぐ近くなら結界の効果も多少あるとはいえ
少しでも悪魔が近くにいない場所に移動していかなければ直ぐに食われるだろう、
⦅娘たちは別のシェルターに避難できたかな、
騙されたかもしれないが賭けるしかなかった⦆
このシェルターでは黒札の命令で若い娘がたびたび研修に行かされ、
その多くが帰ってこない、
暴君は移住が許されたんだと言うが、
帰ってきた娘は口汚く黒札に罵倒され性の乱れを重罪人のように責め立てられた、
娘が帰ってこなかった次の日に支援物資のリストにない物品を
何処からか手に入れてるのをたびたび目撃していれば
何をしているかは分かりきった事だ。
このシェルターは終わる、もうどうしようもなく
なら若い奴ら位希望があっていいじゃないか。
そう思って仕事で使うことを許されたネットでSOSを送った
悪魔だらけのこの世界で気まぐれな神はいたのか、
悪魔に騙されただけかわからないがそれでも可能性のある方へ送れた。
⦅ならもういいか最後にヒーローの真似事できたんだから⦆
ざくざくと何かか近づいてくる悪魔かスラムの住人か、
どちらも結果は変わらないだろう
殺されて何もかも奪われる。
「ごみ拾いにきたら、なんともまあ金塊が捨てられてた」
ネズミの体に目玉だけの頭部の異形の式紙を肩に乗せて
ギャルネキは今回の大当たりを手早く回収した。
ギャルネキが来ていたのはシェルターのメンテついでに人材ハント
シェルター結界外延部分や外のスラム街は実戦経験済みの覚醒者が
ポコポコ出現している為
移動手段を確保してる一部のシェルター運営側には優秀な人材資源が
投げ売り状態で入手できる穴場
スラム人のモラル崩壊?
雇用契約書って契約書なんだよコンプラ順守は内容に入っているからね。