なろう系な俺たち   作:ねこinu

26 / 209
孤児院経営物の俺たち その9-2

④天使相手の前線援護

 

 

前線、支援物資集積地にて、前線を支える兵の二人が興味深げに覗いている

 

「援軍が来るって言われて、来たのが機械一つかよ」

 

「まてこれはおそらくコンプだ、援軍というのは悪魔のことかも」

 

触ってみようと手を伸ばすと、

 

「こら、何をやっている勝手に触るな」

 

二人の上司が見つけ注意する。

二人が反射的に整列のポーズを取るのをしり目に機会に向かって丁寧に挨拶する

 

「部下が失礼しました、()()()()()()()()()

 

その言葉が召喚の呪文になったのか、機械から陣が発生し一つの実態が顕現した。

 

現れたのは裸の女に見える悪魔のようだ、

 

「ガイア連合より、救援に来ました名もなき地母神とでも思ってください」

 

兵士たちは少し失望が浮かぶのを隠せなかった、

 

確かに力量は此処のエース級はあるだろう、しかし一体で劣勢のこの地の戦況が変わらないのは

下っ端の自分でもわかる事だ

 

「事前の連絡道理短時間しかこの地に居られません」

 

失望に上乗せするような発言に

流石に抗議の声を上げようとする二人を制しこの地の兵隊たちの長は

 

「心得ております、速やかに事を行えるよう準備しております」

 

女悪魔を案内する、

 

そこは傷病院、普通の傷なら簡単に魔法で癒せるはずの覚醒者たちが

霊体まで侵された傷や呪いを療養している場所である。

 

「この地でも、天使共はひっきりなしに来ています、

 本来なら安静にしている必要がある負傷兵たちの手も借りなければならない程」

 

呻き声が挙げられるのは元気な方、もはや生気がなく僅かな体力を節約しようと身動きせず

命の時間を伸ばそうとする者たちが大半である。

 

「それと」

 

端の方に長が視線を向けると顔に布をかけられた人々の遺体が並んでいた。

 

「一応言われた通り腐らないよう保存してますが、蘇生の異能が届かなかった者たちばかりです」

 

もう天使に魂が奪われてしまったのでしょう

その声には終わらぬ戦いと、失われていくものに対する心の渇きがあった。

 

長が見せた弱みに兵士二人が声をかけようとすると、

女悪魔は長の肩に触れ

 

「私は出来る事しかできません、全てを救うなど嘘は申せませんが」

 

そんな私にもできる事はある、負傷兵の方へと向かい異能を発動させる。

 

≪常世の祈り≫≪メディハラン≫

 

この地の癒し手達が懸命に治療し、それでも延命にしかならなかった負傷を治していく。

 

嘘みたいな光景にただ立っているしかいない現地の人々を後目に、

戦死した英雄たちの元に向かう悪魔、

 

≪サマリカーム≫

 

次々に放たれる魔法の光

その救いの光は女悪魔が言うように全ては救われなかった

しかし確かに、助からなかった者たちより多くの戦士たちが

暗い冥府より戻り体を起こしていくのであった。

 

「うああ、せ、っ先輩」

 

兵士の一人が体を起こした英雄の一人に駆け寄る。

 

もう一人の兵士は膝を折り、女悪魔いや救いの女神に感謝の祈りを捧げた

 

「感謝します、女神よ貴方はこの地に光をくれた」

 

女悪魔は首を振り

 

「私が出来る事をしたまで、それに助けられなかった者たちがいる前でそれは受け取れません」

 

手遅れだったか、魂を奪われたのか己が異能で手ごたえの無かった、

天使たちに勇敢に立ち向かったであろう勇士達に、敬意を払うべく礼をし、

次の負傷者と死者達の所に向かうため長に声をかけようとした瞬間

 

天使接近、天使接近 奇襲です

 

警報とほぼ同時に前線を守っていた結界が破られる

 

戦装束で待機していた兵士たちが慌てて迎撃し始めるが、

碌な準備もできぬ中空飛ぶ天使たちに前衛が抜かれていく。

 

人が集まるこの傷病院も天使たちの格好の獲物と判断されたのか集まってくる。

 

癒された戦士たちも速やかに立ち向かおうとし、

まともな装備なしでも異能と素手で天使を滅ぼす、

役に立てぬならせめて肉盾にと覚悟を決める中、

女神を案内した兵士たちはこの方だけは失えないと

血路を開く覚悟を決め女神に声をかけた

 

「女神様俺たちが囮になるからさっきの物資集積所に、

 あそこなら結界もいざとゆうときの攻撃アイテムもあるからここより助かる可能性が」

 

そう声をかけるが、女神はその言葉が聞こえないかのように出口に一人向かう。

 

「危ない」

 

天使たちが迫る中危険を承知で兵士が飛び出そうとするが。

 

≪マハムドオン≫

 

呪殺対策されているはずの天使たちがその呪いの言葉で息絶えていく。

 

戦場に生まれた一瞬の空白に女神の歌声が響く

戦場に似合わぬ、しかしはっきりと聞こえる

優しい≪子守歌≫が天使たちの統一された動きを乱し、

そこに準備を終えた戦士たちが更に纏まりを壊し攪乱していく。

 

天使たちの目が戦士たちに向いた隙を付き霊薬を機械から召喚すると、

口に含み、今度は曲調を変えた歌を歌い出す。

 

≪灰舞う子守唄≫

 

曲が喉から発生すると天使たちの攻撃が次々と止み、

此方は傷が回復し、強化魔法が掛かる。

 

好機と一気に攻める戦士たち、

天使たちは異能で攻撃するのを諦め、手に持った武器で迎え撃とうとする。

 

≪黒き誘い≫

 

女神から放射された黒いオーラが天使たちの保有マグを問答無用で削り取る

立て直そうと力尽きた仲魔に≪リカーム≫を唱えるが、

蘇生の異能は空しく光を発するのみだった。

 

そんな、隙を見逃すほど素人でない兵士たちは次々と天使たちを追い込み

それに天使たちが抵抗してる間に、

再び放たれた黒いオーラが天使たちの命運を刈り取るのであった。

 

 

 

 

 

「やはり、この地に留まっては頂けませんか」

 

戦闘終了後の後始末を終え、

この地で助けられる命を全て助け終えた女神は

 

「私の助けを待つ者も、私が守らねばならない者も大勢います」

 

申し訳なさそうに、だかきっぱりと断る

 

「また、貴方の助力が得られる時が来ることを願います」

 

立て直された前線で天使たちに立ち向かう気力を取り戻した長は

女神にそれまで生き残ると決意を込めていった。

 

女神は一礼すると機械に入り、転移の異能者がそれをまた別の前線へ運んでいった。

 

 

 

利点:短時間での高級取り、スキル発動時以外電脳異界などで待機なので

   戦闘に巻き込まれるリスクが前線なのに低い

 

欠点:一度戦闘に入ると、装備なし、式神なしの、ほぼアイテム無しで戦闘になる。

 

 

 

 




悪魔変身能力者とペルソナ使いが電脳異界でチート化が激しくなってる。

時間延長で精神と時の部屋感覚で修行できるし、
イザというときの避難場所兼ワープモドキできるし
終末前だとインチキ過ぎる。

今回電脳異界ポイ所から霊薬を出しましたが、
MPが回復系連打した後な為ピンチでした。
電脳異界から取り出すと劣化するとか言われるなら、
まあ、ガチャ引き換えの要領で日本から転送したと解釈してください。

ロリショタニキはアプリゲーD2の様な感じでスキルを覚醒修行で強化しており、
加護による権能系チートでレベル詐欺、ステ詐欺勢です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。