なろう系な俺たち   作:ねこinu

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ジビエや山菜、筍もおいしいよね。


孤児院経営物の俺たち その10-3

③大和の神からの引き抜き

 

 

分霊が呼ばれる、大和の神々が封印が解かれ、

昔の様に氏子達に加護を神託を与えてやれると

周りは喜んでいたが、自分は余り喜べなかった。

 

妹のオマケとして呼ばれたり、

 

ただ御利益を求められるだけ

そのたびに自分は勝手に傷ついた。

 

それでも拒否はできない大和の神として、国の存亡がかかった国難に

自分だけの感情で働くのを拒否するわけにはいかない。

 

山神の長の娘とはそれ位の責務がある地位なのだから。

 

 

自分の中の嫌な部分、それが分霊に乗らないよう気を付け送った。

 

 

異界内本霊と分かたれた分霊は依り代の中で意識を覚醒させた。

 

(随分と馴染みのいい依り代)

 

こんなにも素晴らしいものを用意できるとは

ガイア連合の関係者の召喚か

 

そう思い周囲を見渡す一人の娘?が立ちながらうつむき

それ以外の童子たちが

座り顔を下に向け顔を直接見ないようにしていた。

 

「山の長の姫神よ直視の許可を」

 

人の子の傍らにある、式の喉からでる

尊き光を感じるその声にまさかと思いながらも

顔を上げる許可を出す。

 

「わあ」

 

思わずといった感じで言葉が童から漏れる。

 

チクリと感じるが幼き子に怒りをぶつける様な振る舞いは

より己を浅ましくするだけと自制し

 

「許します、この姿は私の在るがままの自然、

 それに他人がどう感じるかもまた自然なことでしょう」

 

自らの容姿の評価を好きにしていいと発言を許した

 

「喋っていいて言われる前に話してごめんなさい、

 女神さまがとっても奇麗だから」

 

戯言をと切り捨てられなかった、その声の感情が偽りなど含んでいないと

神であるからこそ理解できたからだ。

 

ふと手を見る磐の化身である自分の体は無数の石が張り付いたような姿のはず、

なのに

その腕はなめらかに見えた

 

(人のような腕?いや違う)

 

人の腕からは水晶は生えてない

 

「どうでしょうか、相性の良い依り代を用意できたと思うんですが」

 

この依り代は一体?尋ねる山神

 

「磐の化身である神様の依り代はやはり石が良いだろうと、

 ご本山の火成岩や深成岩を探し集め、

 少し加工して石像を作らせていただきました。」

 

「女神さまの外観、衣服に値しますので失礼の無いよう

 そのままでなく、整えさせていただきましたが

 ご不快でしたでしょうか?」

 

そう尋ねる割に鏡などで姿を確認させないのは己の逸話への配慮であろうか、

石の神としてささやかな力を行使し大地から磨き上げられたかのような

黒曜石の鏡を作り出す。

 

山神が躊躇ったのち自身の姿を映す

 

そこには宝石の娘がいた肌は紅水晶、瞳は紫水晶、髪は茶水晶、

唇と頬には紅玉が使われているようだ、

そしてその裸体を包むように

白水晶と蒼玉、緑玉が羽衣の様に薄く長く加工され纏わされている

 

「誰かを不死にしたいのですか?」

 

思わず訪ねた、天下のガイア連合なら確かに用意できるかもしれない

しかし、酔狂で出来るような真似ではないはずだ、

供物として女神にこれほどの物を用意するなら

それ相応の理由があるに違いない。

 

「いいえ、女神様 神なら寿命の楔など外せてしまうでしょうが

 私たちはそれを望みません、

 ここの者たちが人らしく生きて行けることが望みですから」

 

それでは一体何を?

 

「ここの子たちの寿命を調べてほしいんです、

 ここは現世よりも時の流れが速い、

 そうでなくても魂まで傷を負うような事件に

 巻き込まれてしまった子供もいます

 私たちの霊視では気づけない事でも

 寿命の概念と強く結びついた貴方の権能なら気づけるはずです」

 

どうか、子供たちの命の光を見てやってください。

 

深々と頭を下げる人間。

 

「承知しました、それと消耗した寿命分は癒しましょう

 人の枠を超えるほどの加護は与えませんから安心してください」

 

してもらったことに対してささやか過ぎると、

自分から与える物を追加し山神は早速とやるべきことを行おうとした。

 

「はい、女神様僕がご案内します」

 

女神の事を美しいと本心から言った童はこっちです

女神さまの為に用意した社にまずは案内しますと

ウキウキと案内役を買って出て歩き始めた。

 

この場の責任者に顔を向けると苦笑してどうぞと促すと、

女神は子供の後ろに付いて歩き始めた。

 

そうして素直に子供の後に女神がついて歩くのを見た、

他の子供達もおずおずと女神に歩いて近づき

ぽつりぽつりと話しかけ始めた。

 

「上手くいきそうじゃの、

 まったく親爺めこちらが頼んだら足元見おって、

 あいつらにとっても渡りに船だったろうに」

 

 

・・・回想中・・・

 

 

「山に強固な異界を作りたいと」

 

ロリショタニキは山神の長たる神に己が式神の本霊たる

最高神のコネを使い謁見していた。

 

これはあくまで個人の営業でガイア連合としての依頼ではない事を伝えつつ

終末前に生物が安定して生きられる法則の異界を作っておきたい

それには、山中異界、迷い家等の逸話がある山での方が作りやすい。

 

そのために必要な技術や資金、協力者はいるし、

出来た異界はもちろんそちらで管理していい、

その代わりその中で人が入って生きる生活空間や

林業や採取、畜産や狩り等の生産・収穫活動

しても良い領域を確保してくれればと。

 

実際の計画書を奉じプレゼンするロリショタニキ

 

「確かによくできてる、こちらにも大変旨味がある話だ」

 

理解を示すが

 

「上手くできればだがな」

 

難色を示す長

 

「私が、机上の空論を話していると」

 

信用が無いのに突っ込んだのは無謀だったか・・・

 

「いや、尊き方の紹介だそこは信用する、

 黒札のお前なら最悪怪物の盟主に

 泣きつくこともできるだろうさ、

 失敗はないんだろうが・・」

 

少し間を開けて

 

「ただし、お前がガイア連合でなく個人の仕事として

 俺に話を持ち掛けるなら実績が無さ過ぎる、

 こちらも終末対策で大忙しな所に人手を割く以上

 俺も部下の手前、俺たちの派閥に大きな恩恵をもたらしたとか

 そういった実績がないとはいそうですかと頷けん」

 

つまり?ロリショタニキは分かり切った結論を聞く

 

神が人の頼みを聞くときやることなど相場が決まっている

 

 

・・・回想終了・・・

 

 

(娘に自分の持つ美しさを自覚させてくれか・・・・)

 

神代の頃からか未解決のままの難題を協力の条件に提示され、

 

(素直に協力しろよお前らに対しての方が旨味あるように

 調整してやってんだぞこっちは、足元見やがって)

 

神のめんどくささとハイエナ根性に内心また評価を下げつつ

その依頼を承知し、

作戦を立案してこうして実行に移した。

 

「しかし、こうして美しいと強制的に認識させてもそれは器が美しいだけ

 と思われないか」

 

それでは課題合格出されないのではと、式神の中の分霊とリンク中の

最高神は魔界より尋ねる。

 

「あれはまず切っ掛け作りだよ、ただ普通に呼んで内面の美しさを

 褒めたたえても、あの女神さまの冷えた心を上滑りするだけさ」

 

「まず石塗れの自分は醜いという固定概念をぶっ壊す、

 石に塗れていても貴方美しいと問答無用に納得させる」

 

そもそも自然石自体だって魅力的だからと男の子なロリショタニキ

 

「本山の岩を材料にして器を作ったのも、

 貴方はこんな美しさを隠していると強制的に見せつける為」

 

文字道理磨けば光るをやってやったのさ

 

「誉め言葉が氏子のおべっかやご機嫌取りでないと

 子供たちの素直な感想を聞かせることで証明する」

 

高レベルの私だと、誤魔化し手段を疑われるかもだから、

なんの思惑の無い覚醒してるだけの子達にね。

 

しかし、最高神は懸念を示す

 

「それだけでは自分が認められてるのは美しい器が用意してもらえたからと

 あの娘は勝手に後ろ向きな考えに走らないか?」

 

分かってないなと、ロリショタニキ

 

「ここに、美しい女神様達がどれほどいると思っている?

 ただ容姿に優れてるだけでは子供たちはそんなに褒めないよ、

 寧ろ容姿より内面やしてもらったことにお礼をいったり、

 素直に褒めたたえるよ」

 

そう率直な誉め言葉を受け取り続ければ、

どんなに自分が否定しても自分の中にある美しさを

自信をもって認めざる負えないよ。

 

そうやって一度自信をつけさせたら、有象無象の風聞に

負けず自身の持つ美しさを信じられる強さは持てるさ。

 

 

ロリショタニキは自分だけで立っているのではなく

周りに支えられていると自覚あるものとしての意見を言った

 

 

 

 

それからどうなったかって?

 

山の次は海にも異界を養殖所の確保をって慌ただしく動いているとだけ。

 

 

 

 

 

 




おまけ 出雲の集まり


「こんにちはお父様」

「仕事はどうだ?ですか」

「あそこは良いところです、みんな一生懸命で優しくて」

「私、あそこだと社に籠り切りでなく氏子の子と散歩とか一緒にするんです」

「なんだか、世界があそこは明るい気がします」

「今度、遊びに来てください、その。。。妹夫妻も一緒に」
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