悪魔が強くなるにつれ、魔界からの影響も強くなっていった。
魔界の本霊からの命令、影響力の増加は、
転生者や悪魔変身能力者の社会生活に悪影響を与えていった。
本霊が日本の神話体系の神は余り力が無いのか、
せいぜい神託を飛ばしてくる程度だったが。
抗わなかったわけでない、
魔界に本霊がいる覚醒者達が知識を引っ張てきて術式を構築したり、
魔に堕ちる者を改心させる、浄化・昇華させる、罪穢れを洗い流す、
この日本の逸話や権能持ち大和神たちをあたったり。
だがだめだった。
術式は悪魔化の進行を遅くし、人食い悪魔の衝動を弱められたが
人に戻すことはかなわず。
各地のお寺お宮にはどんなに懇願し正式な招来の儀式や加護を祈っても、
碌に届かなかった。
魔界の本霊は天使に封じられて新たな分霊を送れず支援はできない。
封じられる前に足掻いた結果、転生者やギミック代わりの悪魔を残してくれていたが、
それも天使に大半刈られていると伝えてくる。
くそったれ
それでも最悪になっていないのは、最後の手段契約による拘束が
俺がこの中でもトップレベルの霊格を持っている為出来るからであろう。
誰よりも危険な戦場に出て悪魔の力を限界以上に使っていた酒呑の親父以外は。
鬼子母神を祭る寺のザクロを説得して譲ってもらい、
酒に浸けて飲ませていたが
効き目は段々薄くなっていった。
ガイア連合なら・・・
そう思うが、伝手の地方組織達は弱みを見せられない相手だ。
ジリジリと真綿で首を絞められるように追い詰められていった。
そんな中ガイア連合とどうにか直接交渉できないか調べてる時、
組員の一人の報告が一つ気になった。
ガイア連合に関する情報ならうわさ話や、些細な物でも伝えにこい
と言ったのが功を奏したのか、
カルトとの抗争と捕縛に参戦したとき、
捕まえたダークサマナーの行く末が気になりガイアの構成員聞いたそうだ。
怖い閻魔様が治めてる支部に連れられて呪術契約に縛られ、
賠償金稼ぎや贖罪の為の労働にこき使われてと。
「問答無用に処刑じゃないんだ?」
そういう組員に。
「裁判所も兼ねてる支部だから、公平に裁いてるらしい、
贖罪中の罪人に私刑にかけるのも禁止してるし、
最低限の安全は保障してるから真面目に罪人たちも働いてるらしい」
この情報を持ってきた組員を思わず抱きしめて撫で繰り回した。
建前だろうと公平性を主張する裁判所と罪人を保護するシステム。
大組織として法治してると主張するための物だろうと、
これは利用できる。
組員にガイア連合の裁判所を中心に調べさせた。
⦅形だけの張りぼての仕組みかと思ったが、しっかり機能させている
裁判長にあったことのある人物達に人物像を聞くと
不正を許さぬモラリストガッチガチの裁判官のイメージの厳格な人物
裁判時は私情や身内の甘えなしの厳しい頑固者⦆
誰が見ても真っ当な裁判官といった人物らしい。
⦅これならいけるな⦆
計画を立てていく、裏切者の汚名を被っても助けてやる
そう覚悟を決めて。
まだ大和神解放されてないので正式に分霊認定されてないと思いますが
それ以前から主人に願われてたら普通に閻魔ロールしてると判断しました