「おお、来たか待ってたぞ」
とりあえず住処に案内するからと覇王ニキに案内されてマンションに入ると、
親父がいた。
「ああ、酒呑もこっちで暮してもらうようしたから、
まあついでに俺が観察要員するといったとこだな」
治療もまだ終わってないしな。
「治療とはその半面もその一部か」
角行鬼が親父の顔右半分を覆う青鬼の仮面について指摘する。
「ああ、なんか悪魔化が進行/融合しすぎて、悪魔の因子無理に排除すると
霊体が壊れるからと、封じの御面作られたんだっけ」
「角行鬼の所に行ったときは付け忘れてて後になって医者の奴に
叱られただろう、あいつ治療方針患者が無視すると切れるからな。」
さらりと悪魔になるかもしれないのに、危なかったなと笑うアホ。
「まあ、ワシのお勤めは此処の管理業ということじゃし」
「息子たちは危険な仕事して罪を償ってるのに、
ワシだけ安全な場所にいるのは不本意なんじゃが」
落ち込む親父に
「いいから休め、今までが働きすぎ無茶しすぎなんだ、
俺が賭けに出なきゃいけなくなったのも
あんたが悪魔化が進行しすぎてなるべく安静にしなくちゃならなかったのに
子分を助ける為に無茶してタイムリミット思いっきり縮めて、
おまけに霊能名家(笑)にこっちの事情一部流れたし」
もうちょっと安全な計画で進めていくつもりだったんだぞ、
怒る角行鬼。
「まあまあ酒呑も思いっきり説教受けたから今は後回しで、
ここの説明をしていくぞ」
覇王ニキは説明を開始する。
「ここは俺が買ったマンションだ、武器とかオカルトアイテムの倉庫代わりとか、
悪魔討伐仲間のホテル替わりとかになってる」
「一般人がいると面倒だから周辺のマンションもガイアが買い占めて
最終的に団地そのものをガイア連合所有物件にするって言ってたな」
財力を示す覇王ニキ。
「悪魔からの干渉対策に結界が貼ってあるから、ここでは
転生者や悪魔変身能力者も悪魔からのチョッカイは弱くなるし
悪魔化しかけてるやつらの容体にもいいらしいぜ」
角行鬼は親父の方を見ると頷かれる、自身も普段から聞こえる声が
聞き取りずらい事が今更気づいた。
「鍛錬したいときは今はとりあえず地下があるからそっちに行ってくれ
もう少ししたら、道場も建てるけど、
覚醒者の鍛錬に耐えられるもの作るのに時間がかかると
言われてな」
不本意そうにいう覇王ニキ
「まあゆくゆくは近くの霊地を弄って修行用異界を作ってもらうつもりだから
それまでは設備は良くないだろうけど我慢してくれ」
⦅こいつは、こんなやつだからこの年でここまで強くなったのか⦆
内心あきれてると聞き覚えのある子分の声が聞こえてきた。
「兄貴、来たんですね」
自首させた組員の一人だった。
「ああ、あんたたちの組織の組員には此処を教えておいたぞ
集まりたい奴は集まれって」
仲間が集まってた方がやりやすいだろと覇王ニキ。
⦅全くこいつは、いいぜとことん利用してやる⦆
待ってろよ
⦅力を付けたらタップリ利息を付けて返すから待ってろ主殿⦆
恩も仇もしっかり返す主義なんだよ俺は。