ウマ娘 レディパイロ
名古屋地方競馬場3
トレ「いやぁ、名古屋のナイターも1節終わったねぇ、入賞おめでとう、お疲れ様」
レディ「ね、昇級戦の初戦入着なら上出来よね!」
トレ「うんうん、良かった良かった。怪我も無くて何よりだよ」
レディ「いやー、ホントに・・・メイン11レースまでで10万近く負けてた時は死にそうだったわよ・・・最終4番人気のウォリアーの単勝勝負で何とか取り返してチョイプラまでいったけど・・・気持ちえがっだぁ・・・助かったぁ・・・リーディングトップが結局最強・・・」
トレ「おい、別人格が出てるぞ?」
レディ「実はメイン終わって流石に心がポキポキポッキーでさぁ、もう帰ろってトボトボとシャトルバスに向かったら最終バスは最終レース確定後10分に出発でさ、そんなのもう一勝負するしかないよね!」
トレ「そんな時は体育座りで大人しくバスを待ってろ」
レディ「最終バスが最終レース後って競馬場も最後までやらせる気まんまんよね!」
トレ「まぁ、競馬場も商売だしね。集客力を上げる為の無料シャトルバスだし、その辺は、ねぇ」
レディ「それが今回はアタシに吉と出たわけだけどね!ブイ!」
トレ「いい加減別人格から復帰しろ」
レディ「・・・錬金術師達のギルドバス」
トレ「無料シャトルバスはそんな尖ったネーミングじゃないよ?」
レディ「鴨ネギバス」
トレ「ある意味真理かもしれないけど、そんな名前付けてる競馬場に所属したくないなぁ・・・」
レディ「交通の便が悪い所に作ってゴメンねバス」
トレ「それは確かに。この辺公共交通が何もないからね、車で来ないとシャトルバス待つしかないからなぁ」
レディ「すんまへん、最終バスな、最後のレースの後ですねん、もうちょっと待っといてや、ほれパドックにウマ娘出てきよったからまぁすぐレースですわ、どないでっか?ただ待つのも時間の無駄やしもう一勝負、取り返すなり、増やすなりするチャンスちゃうん?財布膨らませて帰りはったらよろしいやんバス」
トレ「長いし何故に関西弁なん?」
レディ「ちなみに名古屋競馬の朝イチのレースの名称がモーニングフィーバー、一昔前の昭和のパチンコじゃん」
トレ「朝イチモーニングって名古屋らしいよな」
レディ「名古屋地方競馬場所属のウマ娘としては、もう少しスマートさを出していって欲しいと思うのよ、こうキラキラした感じのさ」
トレ「ほお、例えば?」
レディ「・・・うーんと・・・朝イチペカリ杯?」
トレ「モーニングフィーバーより下世話だよ?ってか、お前まんまジャグラーじゃねーかよ、スロットにも手を出してるの?!」
レディ「嗜む程度には」
トレ「それ結構ヤリ込んでる奴の返しだからね?」
レディ「冗談だって、やってません。同じ千円使うなら旨味のある三連単十点買いの方が楽しめるわ」
トレ「馬券も駄目だからね!?」
レディ「JR・・・URA ならオッケー?」
トレ「ん・・・?URAなら良いのか・・・?確かに別組織だし、テレビでURAのウマ娘とトレーナーが地方競馬場で楽しんでる番組を見たことがあるぞ」
レディ「なんか上から目線の感じでヤだったなぁ」
トレ「考えすぎじゃない?あの人たちも好感度とか考えてそんな言動は控えると思うよ?・・・内心は知らないけどね、内心は。・・・ちぇっ、地方を馬鹿にしやがって。全国区だから何だってんだよ、やってることは同じだろ?」
レディ「全体的にレベルが違けどね」
トレ「うぐ」
レディ「お給金も違う」
トレ「ひぐ」
レディ「観客総動員数が違う」
トレ「ひん」
レディ「観客の質も違う」
トレ「いや、それは変わらんだろう?」
レディ「笠松競馬場名物くわえタバコでヨタヨタ歩くおっさんはURAでは見かけないよね」
トレ「あれは笠松のオブジェ的な物だからノーカン、ノーカンです」
レディ「やなオブジェよね、オグリさんの銅像が泣いてるよ?」
トレ「全面禁煙、タバコは喫煙所で。なんだけどなぁ誰もおっさんに注意しねぇよな、ある意味愛されてるのか?」
レディ「まぁ、そんな感じかな?アタシ達とURAの違いは、やってることは同じだけどね」
トレ「うーん・・・お前を見てるとそうも思えないんだけどなぁ、そりゃ地力は段違いだよ、それは分かってる。けど交流戦一本に照準合わせてトレーニング組み立てて、頭回したら何とかなりそうな気がしてんだけどなぁ」
レディ「あはは・・・地方競馬ウマ娘がURAウマ娘を食っちゃうって?笑える」
トレ「ぬはは・・・そう。面白い笑える話だろ?」
レディ「あはははは」
トレ「ぬははははは」
この時は二人して笑い合い、それで終わり。
けど、後から考えるとこの時が起点だった。