宇宙戦艦ヤマトの世界で地球人類をできるだけ生き残らせたい 作:アッポラピッタポン
『土星軌道上に多数の敵艦を見ゆ!』
『敵艦の数!100隻近く!尚も増大中!』
『直ちに増援を!繰り返す!直ちに増えーーー』
「通信途絶!敵艦ワープによる電波障害かと」
「・・・物量に物をいわせての中央突破・・銀河のAIが予測した通りか・・・」
「艦載機!コスモタイガーⅡへの積み替え完了!」
「全艦の集結を確認!」
「作戦時に変更無し!!全艦!ワープ準備!」
「全艦!ワープ準備!」
アラートの音が鳴り響く
『地球連邦は、本日未明、ガトランティスとの開戦に踏み切りました、今日の地球の戦力は、ガミラス戦争の時の比ではありません。
必ずや、地球市民の生命、財産、国土を守り抜いてくれるでしょう!」
街中で流れる、大統領の演説を地球市民の全員が見ていた。
「・・そのための波動砲艦隊だ」
山南がそう呟くと同時に、ワープが開始し、アンドロメダ級をはじめとした数万を超える、ドレッドノート級、ネメシス級、ゴーレム級は一斉にワープした。
ーーー同時刻 司令部ーーー
地球艦隊がワープしていた頃、司令部内は騒然としていた。
「付近のパトロール艦隊を向かわせろ!」
「わかりました!」
「万が一の時の為にストーンヘンジを起動させろ!」
「艦隊はどうした!」
「現在、既にワープ準備中です!たまたま』ほとんどの艦隊が周辺に集まっています!」
「緊急警報を出せ!念のため市民を地下に誘導しろ!」
ガトランティスの侵攻が始まり、警報やニュースが鳴り響くなか、市民達は・・・
「動けない奴はいないかー!」
「力に自信のある奴はお年寄りを背負って運べ!」
「落ち着いて避難しろ!」
「地下には全員入れるからな!」
避難時とは思えないほど落ち着き、お互いに助け合っていた。
それもそのはず、ガミラス戦争を経験してきた人がほとんどであり、なおかつ
市民の真上には・・・
ウィィーーーン ガコンッ
ストーンヘンジの姿があった
その頃転生者達は
机に倒れ伏していた。
「・・・疲れたな」
「あぁ・・・」
「元はと言えば・・・」
「お前が「艦隊を一ヶ所に集めて、出撃の速さ上げよう!」とか言ったのが原因だけどな・・・」
これのせいで転生者達はスケジュール変更に追われていたのである。
「あいつ、元気にやってるかな・・・」
「あいつ?あぁ、艦長のことか」
「あいつなら大丈夫だろ、今は新型艦の訓練中だ、戦いには行かないしな」
「あの艦か・・・お前・・・残念だったな・・・その・・出撃が間に合わなくて」
リーダーの男が申し訳なさそうに言った。
「いいさ、元々間に合う計画でもなかったし、時間断層があったといっても突貫工事だったしな、ガトランティス戦役初期に間に合っただけでありがたい、
それに・・・」
「なんだ?」
「味方のピンチの時に駆けつける、新型艦の方がかっこいいだろ?」
ーーー土星沖ーーー
ガトランティス第七機動艦隊は未曾有の危機に陥っていた。
敵の本隊と思われる、艦隊を見つけ出し、カラクルム級とイーターⅡを用いて
総攻撃をかけていたのだ、ここが、第一の誤算だった。
絶滅寸前の星の艦隊にしては多いが大した数ではないと、イーターⅡを全て
使ってしまったのだ。
後少しで守備隊を壊滅させ、遅れてきたヤマトを叩くだけだと思った時。
奴らはやってきた。
悪魔の艦隊が
「地球艦隊の増援です!」
「ふん、今更か、随分と遅い到着だな、何隻だ?」
ところが、レーダー士の様子がおかしい。
「どうした?」
「そんな・・・馬鹿な・・!!」
「何があった!」
「地球艦隊・・・総数・・・2万隻近くです!!」
「はっ?なんだと!?」
確かにレーダーには、大量に敵の反応があった、が
「狼狽えるな!我々の総数より少ないのだぞ!何より、我々の後ろには大帝閣下が見ておられるのだぞ!」
この時、同時刻にアンドロメダは波動砲のチャージを開始しており。
そのことに気づいたのは艦隊の中でもこの艦を含めた、数艦のみであり
急いで旗艦のアポカリプスに打電を打ったのだが・・・
ーーー同時刻アポカリプス級1番艦アポカリプス艦橋ーー
「前衛艦隊より緊急入電!」
通信士の張り詰めた声に艦内に緊張が走る。
艦隊司令のバルゼーは通信士に尋ねる
「何があったというのだ?」
「敵艦隊の増援だそうです、数は・・・2万隻?」
「なんだと!滅びかけた星が保有する量じゃないぞ・・・」
バルゼーは地球の艦隊の多さに驚いた物の
「だが、その程度では我らを打ち破ることはできまい」
と言い放った。
しかし、バルゼーは気付いていなかった、地球が数の不利を解決する為に作った決戦兵器を、それが既に充填され始めていたことを
「敵艦より高エネルギー反応!」
「なっ!?」
回避を命令しようとした時にはもう手遅れだった
「波動砲、発射ぁぁ!」
青白いエネルギー波が放たれた。
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