宇宙戦艦ヤマトの世界で地球人類をできるだけ生き残らせたい   作:アッポラピッタポン

13 / 22
ガトランティス戦役⑤

数万隻からなる地球艦隊の波動砲一斉射を受けてなお、白色彗星は霧が晴れたのみであり、傷一つつかずに平然としていた。

 

「白色彗星!なおも健在!」

レーダー士からの報告に対して、山南や上層部、転生者のほとんどは動揺もせずに「だろうな」と考えていた。

 

そもそも、第一射目の目的は彗星の周りの霧をはらす、あわよくば・・・と考えられていたため、第一射目の目的は達成されているのだ。

 

「全艦!波動砲へのエネルギー充填!」

再び、波動砲口内に青白い光が充填されていく地球艦隊、対して彗星は赤色の線を展開していくが、地球艦隊はそれに気づかない。

 

「波動砲 撃てぇ!」

地球艦隊から、ドレッドノート級とアンドロメダ級『のみ』が波動砲を発射する、一射目の時とは違い、重力子スプレッドを使用していない地球艦隊の波動砲はそれぞれが彗星に突き進み、彗星の周囲が光に包まれた。

 

誰もが戦果を確信する中、山南は

 

(これで、終わりか?・・・ならば何故この様な陣形を?・・・)

そう考えていた時、レーダー士から叫び声が響きわたる。

 

 

 

「は 白色彗星!尚も健在!・・・攻撃の効果認められず!」

「なんだと!?」

(彼らは・・これを読んでいたとでも言うのか!?)

何事もなかったかの様に攻撃を開始する白色彗星。

周りのカラクルム級の残骸が吸い込まれていき、その攻撃は地球艦隊を襲った。

 

「重力傾斜高まる!っ!?測定不能!」

「吸い寄せられます!」

 

波動砲を撃った後で完全に機能を停止していた地球艦隊はなすすべなく彗星に

吸い込まれていく。

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「波動共鳴導波装置!起動!」

アスカとヒバリから放たれた波動共鳴導波装置は地球艦隊のエネルギー量を回復させる、が 地球艦隊全てを白色彗星から抜け出すには足りなかった。

 

だが、転生者達からしたらこれで充分だった。

「アンカー発射!全部引っ張り上げろ!」

ドレッドノート級はアルゴス級、ゴーレム級のアンカーによって引き上げられ。

アンドロメダ級はネメシス級4隻を接舷することによって、重力圏より離脱した。

 

転生者達の考えていた、最初から互いを艦を接舷して、彗星の重力が高まる前に抜け出すという作戦は成功した。

 

 

本来ならば何も出来ない地球艦隊を壊滅させた破滅ミサイルが発射され、地球艦隊に向かっていくが、それを止めようと突っ込んでいく数隻の艦があった。

 

ネメシス級である。

 

無人型のネメシス級は迫り来る破滅ミサイルの雨を次々に撃ち落とし、全てを撃墜し役目を終えたネメシス級は彗星の重力に吸い込まれていった。

 

 

これにより、地球艦隊は損害をほぼ受けず、重力圏から離脱、銀河含む第三陣と合流し、第二次土星沖海戦が幕を開ける。

 

 

 

 

 

 

 

多数のゴーランド級から放たれた破滅ミサイルはネメシス級が次々に撃ち落とし、撃ち漏らした破滅ミサイルは銀河のコスモリバースシステムによって増幅された波動防壁によって防がれていった。

 

ナスカ級、アポカリプス級から多数の艦載機が発艦するも、数万隻の地球艦隊から放たれる濃密な対空砲火を前に、デスバテーターは単なる的でしかなかった、対してイーターⅡは細身でありある程度の装甲を有していたため、一定の戦果を上げたが、地球艦隊からすれば微々たる損害でしかなかった。

 

 

最も地球艦隊も有効打を与えたとは言い難かった。

こちらも無人艦載機を発艦させ、爆弾や量産化波動コアをばら撒いているものの、すぐに撃墜されてしまう。

艦載機も無限ではないし、前にいる艦の波動防壁も削られ始めており、余り余裕があるわけではなかった。

だが、うれしい誤算もあった、改修型であるドレッドノート級電子戦仕様が、

かなり役に立っていた、主砲が一基減ってしまったが、航空機をジャミングしたりと主砲一基分以上の活躍をしていた。

 

だが、お互い決定打に欠け膠着状態に陥っていた。

そこに、一筋の光明が現れる。

 

突如として、アポカリプス級が後方より撃ち出されたショックカノンによって

爆炎を上げたのだ、アポカリプス級は甲板が貫通しており、航空機の運用ができなくなってしまった。

 

 

そして、地球艦隊の後方には・・・

「あれは・・・ゼルグード級?・・・いや、あれは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『こちら、イージス級一番艦イージス!これより戦線に参加する!』

純白の戦艦がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

補給母艦型

全長270メートル

全幅60.4メートル

武装

30.5センチ3連装収束圧縮型衝撃波砲×2

4連装対艦グレネード投射機×2

小型魚雷発射管×8

中型魚雷発射管×8

ミサイル発射管×8

短魚雷発射管×12

多連装ミサイル発射管×12

2連装対空パルスレーザー×8

拡散型対空パルスレーザー×6

多目的ランチャー×6

6連装エネルギー砲

波動共鳴導波装置

内火艇4機

コスモシーガル4機

設定

ヤマトが地球に持ち帰ったコスモリバースシステムを研究し、多少性能は落ちたものの、量産が可能となった波動共鳴導波装置を艦首に搭載、これによって波動砲は使用できなくなったが、そのかわりに圧倒的な防御力を手にした。

 

 

 

 

イージス級 守備戦艦

全長560メートル

全幅134メートル

武装

46センチ5連装収束圧縮型衝撃波砲×5

小型無人対空機銃×60

2連装対空パルスレーザー×42

4連装対空パルスレーザー×30

対空パルサーカノン×12

ミサイル発射管×32

対空ミサイル発射管×12

重力子スプレッド×4

艦載機36機

波動共鳴導波装置×2

設定

ガミラスのゼルグード級の設計思想を受け継いでおり、重装甲で相手の攻撃を受け切り、圧倒的な火力で敵を薙ぎ払う、本艦は護衛艦などで使用されている小型波動エンジンを波動防壁用に搭載している、更に本艦の正面装甲は波動防壁がなくてもアンドロメダ級の収束圧縮型衝撃波砲の一斉射を受け切る事ができる。

しかし、装甲の重さ故に鈍重で速力が遅い。

更に防御区画のせいで居住区画が狭く長期航海は出来ない。

 

 

 

 

 

 




誤字脱字ありましたらご報告お願いします。
また、登場兵器にこれを出したい!という方は、活動報告所にお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。