宇宙戦艦ヤマトの世界で地球人類をできるだけ生き残らせたい   作:アッポラピッタポン

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緊急対策会議

 

 

世界観がガンダムである事を確認してしまった転生者達はいつもより数倍に椅子が増えた会議室にあつまっていた。

 

いつもの楽観的な空気とは違い、重苦しい雰囲気が会議室を包み込んでいた。

そんな中、議長が口を開く。

 

「・・・臨時解析部からの報告は?」

転生者の1人が立ち上がる。

「新たな宙域は軌道上を周回しており、今まで見たことの無い状況なってしまっています、迂闊な波動砲による破砕は危険でしょう」

「更にパトロール艦隊が撮影した画像には2足歩行のロボット・・・ここでしか言えませんがMSの存在が確認されています」

「つまり、人類がいるという事であり、これを何らかの方法で攻撃した場合、国民からの反感は間違いありません」

 

「・・・まぁいい、向こうの人類は今どうなっている?純粋な発展期なら接触も簡単だろう?」

頭を押さえ、ため息を吐きつつ、議長は何とか新人類と接触する方法を探ろうとする が

 

「残念ながら難しいでしょう、こちらを」

といいながら、モニターにスイッチを入れた転生者

そこに写っていたのは、撃ち合っている艦隊だった。

どう見ても、演習なんてものではなく戦争をしていた。

「左が地球軍で、右は多分ジオン?ですかね」

それを聞いた議長は情報不足に顔をしかめる。

 

「お前らは何か知ってるガンダムの話はないのか?」

「ネットミームレベルしか・・・」

「構わない、今は少しでも情報が欲しいからな」

それを皮切りに次々に声が上がる

「やって見せろよ、マフティー!」

「アムロとシャアぐらいなら・・・」

「ミノ何ちゃらって奴でレーダーが使えなくなるってのは聞いた事がある」

「ユニコーーーーン!!!」

 

「ok きちんとした情報がない事がわかった」

分かりきってはいたが、ため息をを着いてしまう議長

その時、1人の転生者が立ち上がる。

 

「議長、このままここで話していても埒があきません、一度接触してみては?」

「接触?どうするって言うんだ?最悪艦隊がガンダムに吹き飛ばされるかもしれないんだぞ?」

「接触と言っても我々が接触するのは戦闘宙域の『残骸』です」

「なるほどな・・・確かに都合よく戦争しているし科学力の調査にはもってこいか・・・」

「しかしどうやって回収するんだ?相手に見つかったら事が事だぞ?」

「2つの勢力から見つからないようにするのは無理では?」

転生者達が納得をしながらも不安要素を訪ねていく。

 

「問題ありません、ではこれより細かく説明します」

そう言うと、転生者はホワイトボードに

①

②

③

と書き込んだ

 

「第一段階として、アルゴス級、ドレッドノート級、新型輸送艦『ハイドラ級』を投入します」

「待て、残骸を回収するだけならドレッドノートだけでいいだろう?何故周りくどい事を?」

「ドレッドノートのアンカーを使えば残骸が粉微塵になりますからね」

質問に答えた転生者は説明を続ける

 

「第二段階で戦闘のあった宙域の近くまでにワープ、アルゴス級による索敵を行います、そして保存状態の良い残骸を探し、ハイドラ級に固定します。

良い残骸がない場合はパーツ単位で積み込む予定です。

尚、この間にどちらかの勢力に遭遇した場合、直ぐにドレッドノート級を殿として撤退します」

転生者は小さいマグネットで輸送艦を表現し、端に動かしていき、大きなマグネットをその場に残す。

 

「第三段階、どちらにも遭遇せずに積み込みが完了した場合、ハイドラ級を最初にワープさせ、次にドレッドノート級、アルゴス級がトランスワープで離脱指定座標で合流、地球に帰還します」

 

「最後になりますが、戦闘行為は厳禁です。発見された場合はすぐに撤退します、仮に戦闘行為が発生した場合は・・・我々は侵略国家として内外からの非難は避けられません」

全てのマグネットが端まで寄ったところで転生者は席に戻った。

説明を聞いた艦長は溜息を吐きつつ、誰にも聞かれないような声量で呟いた

 

——まぁ、他に手が思いつかないし、やるしかないか?

 

 

 

 

 

 

——月軌道——

 

「艦長!全艦出撃準備が完了しました!」

「そうか、ありがとう」

残骸を回収する艦隊の陣容は

 

ドレッドノート級×24 (艦載機装備)

 

アルゴス級×20

 

ハイドラ級×40

 

となっていた。

 

 

その中でいつもの艦長はドレッドノート級のBー23に乗艦していた。

この艦はガトランティス戦役初期に建造された一隻であり、旧型だったのだが

数週間前に改修が施され、最新型と遜色の無い武装と通信設備を手に入れ、小規模艦隊の旗艦に相応しい能力を手に入れていた。

 

アンドロメダ級やイージスとは違う、少し狭い艦橋内の艦長席に座りながら、

艦長は不安そうに呟く。

 

「前回の偵察では遠方からだったが・・・今回は比にならないな・・・侵犯してるのはこちらだから、これを理由に来られたら、コッチがピンチだしなぁ・・・」

 

それに便乗するように、艦橋クルーが話しかけてくる。

 

「それにもし、戦闘になったら勝てるのでしょうか?」

「ガトランティスではヤマトが戦闘してましたが、こっちは未知の相手ですし」

「しかも、こっちは量産艦、ワンオフ物のヤマトとは違いますしねぇ」

艦橋内で多少不安がもれ出していた時、艦長は言った

「落ち着け、確かに相手は未知の相手だが、こっちには波動砲艦に新兵器を満載したドレッドノート級が24隻と例の兵装を搭載したアルゴス級が4隻いる、簡単に全滅はしないはずだ」

 

それを聞いても、艦橋クルーは完全に安心しきれなかったのか、モニターの方に向き直り、「そうだといいんですけど」と呟く。

 

艦長は未知との遭遇に不安を覚えつつも、全艦にワープの命令を出すのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイドラ級 輸送艦

全長420メートル

全幅80メートル

武装

2連装対空パルスレーザー×12

4連装対空パルスレーザー×4

内火艇×8又は、搭載機×12

設定

大量の物資を運ぶ為に建造された、主にコスモナイトを輸送する。

惑星シールド建築の際に多数が量産された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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