私の作品中とでは時系列が違いますがこれは少し過去の話です。
そのため今回は邪鉄斬魂剣が出ています
問題はないです
「ハロウィンパーティを、実行する」
目の前に立つマントを羽織った紳士のようなイメージを持つことの出来るデジモン、ヴァンデモンは机に右手を置きながら左手をぐっと握りそう言う
すると俺の隣に座った少女、華音が手を挙げ言葉を話す
「ハロウィンって神社の社の裏にある大きな木に藁人形を打ち込むあれ?」と
「いや、違うぞ、それは丑の刻まいりだ、本当のハロウィンはな、みんなで机を囲って五十音の書いた紙を置いて・・・」
「こっくりさんじゃねぇかああああああ!!!」
俺は怒鳴りながらヴァンデモンが手を置いている机をちゃぶ台返しする
俺がハアハアと肩を上下させながら息を荒げているとヴァンデモンと華音がニコニコしながら顔を見合わせる
「「お化け屋敷をやろう!」」
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「・・・俺はどうせ行くなら眠れるからベッドがいいなぁ・・・」
俺は頭を掻きながらヴァンデモン達が総動力して作ったお化け屋敷の前に立つ
ちなみにこのお化け屋敷、一番でかい狙撃用訓練場を利用して作られており大量のデジモンで溢れ返っている
するとドルモンがどこからか出てきて肩に飛びついてくる
「あ、龍明、参加しなかったら総司令官の権限を使って殺すってヴァンデモンが言ってたよ」
「殺す!?」
俺は口を開けながらドルモンに勢いよく向き直る
するとドルモンはにっこりしながら首を縦に振る
どういうことなの・・・
「あっ、いたいた、龍明ー、一緒に入ろう?」
俺の右手側から華音がデジモン達をかき分けながらこちらへと走ってくる
ふむ、確かに華音を連れて行くのもアリだな・・・
「「あっ!龍明ー!一緒に入ろうっ!」」
今度は俺の左手側からパンプモンとゴツモンがデジモンをかき分けながら走ってくる
これで足りないのはあと2人・・・
これは・・・絶対くるぞ・・・
「あ、龍明だ」
「龍明、このアトラクションに一緒に入らないか?」
俺が考えに耽っていると俺の頭上からあの2人の声が聞こえてくる
すぐに俺は上を見上げる
上に恐らく魔法で浮いてるのだろうウィザーモンとテイルモンがいた
なるほど・・・ウィザーモン達と入るのもありだな・・・
俺は怖いものが苦手なため誰と一緒に入るかを試行錯誤する
「そういえばこれ一度に入れるのって何人までだっけ?」
華音がちょうどいいタイミングで気になっていたことを質問する
正直な話ここの概要はよくわからないのだ
主催者が適当な性格であるヴァンデモンのため恐らくは人数不問だとは思うが・・・
「えー、これより!ハロウィン特別ゴーストハウスを開放します!入り口で配布した整理券をお持ちですか?それを係員に見せてから1〜10の指定された入り口に順番にお入りください!」
城内放送で会場の説明が入る
次は恐らくお化け屋敷の説明となるだろう
「えー、そしてゴーストハウスについての説明ですが・・・人数は自由です!そしてゴーストにお菓子を要求してください・・・ただし、絶対に後ろを振り向かないでくださいね?」
どうやら人数は自由らしい
最後になんかフラグ立ってたが無視しよう
すると全員が俺の周りに集まってくる
「じゃあ、行く?」
華音は首を傾げながら全員に尋ねる
「「そうだよ!行こう!」」
パンプモン達は声を揃えて華音の質問に答える
なにやら楽しみのようでとても目を輝かせている
「じゃあ、俺たちも付いていくか」
「私はウィザーモンがいればどこでもいいけど」
すると今度はウィザーモンと姉御がみんなに合わせるように乗ってくる
てか姉御、お前もっと男らしかっただろうが
何があった
すると恐らく整理券を早いうちにもらったのであろうデジモン達何体かがぞろぞろと1〜10と書かれた番号の扉を開け入っていく
「うぎゃあああああああああ!!!」
早速どこからか悲鳴が聞こえてくる
「ト、トリックオアトリ・・・ひ、ひいいいいいい!!」
「ぎゃああああああああああ!!!」
次々と入ったデジモン達が悲鳴を上げているらしくゴーストハウスは開始数分で阿鼻叫喚の地獄と化していた
途中から悲鳴だけではなく鈍い音も混ざるようになっていた
「ああああ!!!痛い痛い!!と、トリックオ・・・うわあああ!!」
ついには痛いと叫ぶ者も出てきた
しかし地獄は一向に終わりそうにない
「えー、71〜80番の方、いらっしゃいましたらすぐにお集まりください」
ついに地獄へと入る時がきた
俺たちの整理券は73番・・・
つまりは今からこのヘルゴーストハウスへと入るのだ
俺たちは覚悟を決めこの足で地を踏みしめ入り口へと向かう
「はい、いらっしゃい・・・整理券をくださいね」
入り口には魔女のような箒を持った老婆・・・服装が違うのではっきりとはわからないが恐らくババモンが手を出し整理券を求める
俺は懐に手を入れ整理券をババモンの手にぽんと載せる
「確かに・・・それじゃあどうぞ・・・」
ババモンはそう言うと道を開け俺たちを地獄の中へと誘う
それに従い俺たちは地獄へと足を踏み入れる
「・・・くさっ」
第一印象はそれだった
地獄の中は異臭が立ち込め明らかなホラーの雰囲気があった
部屋も廊下のようでまるで何もない殺風景な空間だった
「進もう」
ウィザーモンが率先して進み出す
俺も含め全員がウィザーモンの後ろを一列になって付いていく
俺は出遅れたため最後尾になっている
すると突然何かに肩を叩かれる
「・・・っ!!」
俺は後ろを振り向く
すると後ろには腐った肉の塊のようなもの恐らくはゾンビが近づいてきていた
そして諦めたように鼻で笑い拳に力を込めて叫ぶ
「死ねええええええ!!!!」
強く握った拳を振り抜きゾンビを殴り飛ばす
「よくも仲間をおおおお」
「許さねええええ!」
次々と地面からゾンビが現れる
「ひいいいい」
俺が情けない悲鳴を上げていると華音が一歩前に出て胸を張る
何をする気だと思うとすぐに口を開いた
「お菓子はいいからイタズラさせろ」
そして華音はゾンビの方へと走り去っていく
「「「「う、うぎゃああああああああ!!!!」」」」
ゾンビが悲鳴をあげながら逃げ出していく
「待てえええイタズラさせろおおおお」
華音は大声でそう叫びながらゾンビ達と共に出口の方へと走り去っていく
そして姿が見えなくなった
「・・・あいつが一番怖いよな・・・」
俺は心から出たその言葉をぼそりと呟く
この質問には全員が首を縦に振った
しばらく歩き続けると先程までの殺風景な風景とは違い広い部屋にでる
「さて、今度は何が出るかな」
テイルモンは半ば期待しているような顔であたりを見回す
余程さっきのおどかしが気に入ったのだろうか
心なしか目が輝いている気がする
「トリックオアトリィィィト、お菓子をくれなきゃイタズラするぞおおおお・・・」
今度は魔女の格好をした何かが出てくる
ここは俺かな?
怖くないし・・・
俺はそう考え腰に下げた刀を抜き放つ
「それをやめなきゃ、イタズラするよ?」
刀の切っ先を魔女に向け笑みを浮かべてみる
すると魔女は何も言わず一気に顔を青ざめ逃げ去っていく
なんだ、そんなに俺のことが怖かったのか
「「龍明、すげー!」」
パンプモンとゴツモンが俺を見ながら目を輝かせて腕やら足やらを掴んでくる
「そうか?」
俺はそう言って刀を鞘に収める
するとあたりの空気が一変する
全員がその雰囲気を感じ取り臨戦態勢に入る
「よくここへ来たな・・・それでは始めようか・・・」
突然暗闇の中から声が聞こえてくる
この声は・・・ヴァンデモンか?
すると突然辺りが明るくなる
「さあ!最後のイベント!ハロウィンパーティのメインイベント!バイキングだ!」
辺りには高級そうな料理を載せた机が並べられたくさんのデジモン達が楽しそうに話し料理を食べている
「「「「「・・・え?」」」」」
「壮大なイタズラでした」
ヴァンデモンは舌を出し頭にコツンと握った拳を当てる
俺ら全員の間に微妙な空気が流れる
「・・・みんな、やれ」
俺はヴァンデモンを指差し隊員に命令を下す
ヴァンデモンを殺れと
すると全員それを合図にそれぞれの武器を持ち一斉にヴァンデモンに飛びかかる
「え、う、うわあああああああ!!!」
バイキング場であるためとりあえずヴァンデモンをすぐ近くの拷問室へと運び込む
数分後には血塗れで十字架に磷付けにされたヴァンデモンが拷問室に居ましたとさ☆by砂肝
お菓子はいいからイタズラさせろ
お菓子をくれなきゃイタズラするぞ→それをやめなきゃイタズラするぞ
これは友達によくやられました
私の苦い想ひ出です