デジモンアドベンチャー 〜魂の咆哮〜   作:すなぎも

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はい、どーも砂肝です!
今回はあの渋谷での事件の話です。。。
あれは子供ながらに怖かったのを覚えています
そして、今回は新たな味方も・・・?
それでは第十七話をどうぞ!


第十七話 友の死

-------龍明-------

「ウィザーモン、テイルモン、お前ら2人は紋章とタグを探し出せ、俺たちはヴァンデモンを探し出し、殺せるようなら奇襲で殺す」

俺はマンションの廊下に手を付きながら全員に話しかける

全員は頷きテイルモン、ウィザーモンはヴァンデモンの現アジトの方へパンプモン、ゴツモンは一緒に走ってどこかへと行く

「・・・・・・」

俺は心の奥底で先程ウィザーモンの行った予知が引っかかっていた

彼の余地の的中率はかなり高くそれこそ確定したようなものだった

 

ーーー

「まだ確定じゃない、だからあんまり深くは考えないでほしい、このまま先の未来へ進もうとするとこの戦いの中で少なくとも4人は死ぬ」

ウィザーモンは指を4本立ててこちらに向けた

彼にしては随分と漠然としていた

普通ならば完全に決まった未来を出すはずなのに

「随分と漠然としてるな、これからの未来は不確定なのか?」

俺がそう言うと彼は首を横に振る

そして人差し指を立て俺を指差す

「まだ、ぼんやりとした未来しか見えない、そして恐らくだがその未来はお前の行動で動く」

ウィザーモンはいつものようなクールな雰囲気ではなく切羽詰まったような表情だった

 

「龍明、パンプモンとゴツモンは放っておいたら危険なんじゃない?」

華音は既にどこかへと走っていったパンプモンとゴツモンの走っていった方向を示しながらいつもの眠そうな目を俺に向ける

そうだ、あの2人が一番危険なんだ

成長期だというのに何にでも興味を持ち危険を顧みずさっさとそちらへ向かってしまうのだ

そして、先程までの話を聞いていたのなら彼らが一番興味を持つのは選ばれし子供達のはずである

「華音、パンプモン達を探すぞ」

俺は少し焦りながら華音を先導してパンプモン達を探しに行く

・・・予知を現実にしないために

 

 

〜太一〜

「選ばれし子供の最後の一人か・・・」

俺は顎に手を当てながら考える

自分たちの共通点は、選ばらし子供達は何が共通しているのか

「選ばれし子供達に共通点ってあるんですかね?」

光子郎が全員に聞こえるように疑問を出す

するとみんなそれが気になっていたようでそれぞれ思考する際のポーズだろうか?をとって考え込む

「そういえば私ここに引っ越してきた理由なんだっけ・・・?」

ミミちゃんが困ったような顔をしながら理由を思い出そうと頭を抱え込む

するととつぜん丈が大声を上げる

「そうだよ!爆弾テロだ!」

爆弾テロ・・・たしかあれは・・・!?

あの時たしか・・・恐竜と鳥が闘ってた!!

「あれはたしか・・・グレイモンだ!!」

俺はずっと昔に大量の記憶に埋もれたただ一つの記憶を思い出した

ずっと前、ここに引っ越してくる前、自分が妹と飼っていたデジモンを、1日だけだったが仲良くなった友達を

「たしかに・・・そういえば、たしかにそうだったかもしれない・・・」

ヤマトは目を細めながら顎に手を当てる

「そうです!僕たちはあの時既にデジモンを見ていたんですよ!」

光子郎は手をぽんと叩きとても明るい笑顔になる

でも、それなら他にもたくさんの人たちが・・・

!!

「なあ、みんな、デジモンを見たのならみんなあの時の現場の近くに住んでたんじゃないのか?」

俺はふと思い浮かんだ疑問を出す

これがもし俺の予想通りなら・・・最後の1人も・・・

「僕は現場の近くに住んでましたよ」

光子郎が真っ先に答える

それに続いてみんなそれぞれ住所を答えながらデジモンたちの戦ったすぐ近くに住んでいたという

たしか龍明も・・・あの現場の近くに住んでいた

華音ちゃんはわからないけどこれは・・・

「俺たちの共通点がわかった」

俺はまだ少し悩んでいたが気づいたことを話す

「俺たちは全員、過去にデジモンに会っていたんだ」

みんなそれには首を縦に振る

そして俺はそこに気づいた事実をつなげる

「そして二つ目に俺たちはみんなあの時光が丘に住んでいて、そこからお台場に引っ越したっていう共通点がある!」

みんなハッとしたような顔でこちらをみる

そしてみんなが同時に口を開く

「「「「「「だとすれば・・・」」」」」」

俺はみんなの疑問を悟り首を縦に振る

「最後の1人も・・・お台場にいる」

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

-------龍明-------

「くそっ、あいつらが予知の内の2人なのか!?」

俺は地上を華音に任せビルとビルの屋上を使って跳びあたりを探し回っていた

もう既に陽は沈み始め辺りは夜の帳に包まれすっかり暗くなり始めていた

夜になればヴァンデモンが動き出す

もしその時パンプモン達が選ばれし子供達と一緒にいたらどうなるかは明白だった

「パンプモン!ゴツモン!どこだぁぁぁぁぁぁ!!!」

そう叫んだ瞬間近く、左手の裏路地から青い光、進化の光が立ち上る

「まさか・・・ヴァンデモンが動いたのか!?」

俺はすぐに次に着地したビルの屋上で飛ぶ方向を変え光の立ち上った裏路地へと急ぐ

 

 

 

-------ヤマト-------

「パンプモンと、ゴツモンを・・・よくも!よくもぉぉぉ!」

俺は残ったパンプモンとゴツモンの一部だったものを両手に持ちながら叫ぶ

デジヴァイスがそれに呼応するかのように輝きを放ち始める

「ツノモン!進化ぁぁぁぁ!

ガブモン!」

ツノモンがガブモンに進化し更に進化を始める

そして成熟期のガルルモンへと進化し更に進化を始める

「ガルルモン!超進化ぁぁぁぁ!!

ワーガルルモン!!」

ガブモンはワーガルルモンへと進化しパンプモンとゴツモンを殺した張本人、ヴァンデモンへと飛びかかる

「うおおおおお!!!」

ワーガルルモンは目にも留まらぬ速さで蹴りやパンチをヴァンデモンに打ち込んでいく

しかしヴァンデモンもかなりの実力を持つデジモンである

簡単そうにひょいひょいと攻撃を避け続ける

「カイザ・・・うわっ!?」

ヴァンデモンはカイザーネイルを打とうとしたワーガルルモンの隙を突きワーガルルモンの懐に入り思いっきり蹴り上げる

そしてヴァンデモンとワーガルルモンの空中乱戦が始まる

 

「ヤマトさん!」

突然すぐ横の曲がり角から龍明がとても焦った表情で飛び出してくる

「パンプモンとゴツモンは!?」

俺は龍明のその質問に答えるのを少し、ほんの少しだけためらった

しかし、少しだけ溜めて話し出す

「・・・死んだ、ヴァンデモンに殺されたんだ」

 

 

-------龍明-------

「・・・死んだ、ヴァンデモンに殺されたんだ」

ヤマトさんが言い放った言葉に軽い眩暈を覚えた

予知が実現し始めている。

このままでは他に誰かがまた犠牲になってしまう

そう考え一度冷静になろうとする

しかし仲間の命を奪われた怒りが冷静さをねじ伏せ次々と溢れ出てくる

「・・・殺・・して・・やる」

ふつふつと沸き上がる怒りに体が焼かれるような痛みを覚える

この痛みが仲間の命を救えすらしない自分への怒りの炎のせいなのか

それすら分からない

「殺してやるっ!!!!」

自発的にDモードがオンになる

そんなことも気にせずワーガルルモンと戦っているヴァンデモンに背後から飛びかかる

「!?」

「うおっ!」

ヴァンデモンを蹴り上げ呆然としているワーガルルモンを踏み台にして更に追撃をかける

「うぅあああああぁあ!!!」

「邪魔をするな」

ヴァンデモンに渾身の一発を躱され腕を掴まれる

そしてその勢いを利用して近くのビルへと投げつけられる

そのまま猛スピードでビルにぶつかるも勢いは全く緩まずビルを貫通し次のビルへと突っ込みかける

「ぐうううっ、ふっ、ざけんなぁ!!!」

空中で無理やり方向転換をしてビルを踏み台に再びヴァンデモンへ向け先ほどよりもはるかに速いスピードで突っ込む

 

「うぐっ!」

拳に柔らかい感触が届きヴァンデモンが苦痛の唸りを上げる

そのまま空中で体制を整え腰に差した二刀を抜き放ち連撃を仕掛ける

「龍明!避けろ!」

突然下からドルモンの声が聞こえてくる

すぐさま体を捻り若干左に避ける

その直後先ほどまでいた場所を赤いロープのようなものが飛んでいく

「ブラッディストリーム!」

ヴァンデモンの攻撃だった

そのままブラッディストリームを縦に振り下ろしてくる

もちろん刀で受け止める

しかしヴァンデモンの力だけでなく遠心力まで加わっているため威力が強すぎる

振り下ろされたブラッディストリームに押し負け俺は地面まで叩き落される

「づっ!!くそが・・・」

「待って龍明!」

再び飛び上がりヴァンデモンに攻撃を仕掛けようとした

しかしドルモンによって引き止められた

「僕も戦う!進化させて!」

ドルモンは俺の左手を掴み行かせないかのように強く引っ張る

俺は少し悩み左手に持った刀を鞘に収め代わりにポケットからデジヴァイスを取り出し立ち上がる

「いくぞ、ドルモン」

俺がそう言うとドルモンとデジヴァイスが輝き出す

「ドルモン!進化!ドルガモン!

ドルガモン!超進化!!!!

・・・ドルグレモン!」

俺はドルモンの進化を見届け再びヴァンデモンへと飛びかかる

背後でドルグレモンが翼を羽ばたかせる音が聞こえる

「頼むぞ!ドルグレモン!」

俺はそう叫び再びヴァンデモンに連撃を仕掛ける

金属と金属をぶつけた時のような硬質な音が響き続ける

何回攻撃をしようとヴァンデモンは相変わらずの冷めた表情で攻撃を全て受け流し続ける

そして一気に攻撃の速度を上げ最後に蹴りを入れて距離を置く

「今だ!」

「メタルメテオ!」

俺が後ろに飛び退いた瞬間に背後で待機していたドルグレモンがメタルメテオを打つ

メタルメテオは直撃し空気を震わせながら爆発を起こす

「「やったか!?」」

すると爆炎の中からヴァンデモンのブラッディストリームが飛び出してくる

「ぐあっ!?」

ドルグレモンはそれに腹を削られ更に飛び出してきたもう一本のブラッディストリームにより地面へと叩き落される

「ドルグレモン!」

「Dモードは深い傷を負うとそのエネルギーが全て治癒に回される」

ヴァンデモンの声が聞こえ俺も再び戻ってきたブラッディストリームにより腹を削られビルを縦に貫通し一階まで叩き落される

そして、ビルが崩壊してくる

視界が真っ暗になり何も見えなくなってしまう

自分はここで死んでしまうのだろうか?

そんな考えが頭に浮かんだ

 

・・・友も助けられず仇も討てず、一体何がしたかったのだろうか

全てが無駄だったように感じた

それほどまでに、ヴァンデモンは強かった

いや、強すぎると言ってもいい

俺が生き残ったとしても、恐らくヴァンデモン1人との戦力差は埋められやしない

もう、無理なのだ

諦めるしかないのだ

 

ー諦めんなよ

 

突然頭の中にあの時、ヴォルクドラモンとの戦いの時に聞こえてきた声が響く

 

諦めるなってそんなの無理に決まってんだろ

まず、ここから出られすらしないのに、どうやって勝つんだよ

 

ー俺がいる、俺が無理やりにでもここから出てみせるさ

 

突然意識が遠のいていく

ああ、ついに死ぬのだろうか

普通の人間として死ねるのだろうか・・・・・・

 

 

 

-------ヴァンデモン-------

「くそ・・・思ったよりも力を使ってしまったか・・・」

私は地面に降りダメージを受けた腕や腹の傷の様子を見る

腕の損傷が特に酷かった

「仕方がない・・・今夜は引き上げ・・・?」

背後からとてつもない殺気を感じたまるで、何か異常なまでの力を持つ睨まれているかのような感じだった

このままではまずい

恐怖を感じて慌てて後ろを振り向く

しかし、背後には何もない

あるといえば龍明を潰したビルの瓦礫だけだった

「誰だ!出てこい!」

そう叫んだ途端瓦礫の一部が崩れ、中から龍明が出てくる

だが、気配が、纏っている雰囲気が、まるで違った

 

「・・・お前・・・、龍明じゃないな」

 

 

-------???-------

「・・・お前・・・、龍明じゃないな」

ヴァンデモンは俺を睨みながらそう呟く

俺はゆっくりと口を開く

「久しぶりだな、ヴァンデモン」

次の瞬間に俺は体を変質させ赤い翼、稲妻のような形で後ろに向けて触角のように伸びた目隠し、そして両腕から鋭い爪を顕現させる

「・・・その姿っ・・・あの時のデクスドルグレモンが進化した・・・デクスドルゴラモンだなっ!!?」

ヴァンデモンは俺の前の姿の名前を叫ぶ

「お前も邪魔をするなら殺すぞ」

そう言ってヴァンデモンは臨戦態勢に入る

俺は少し考えニヤリと笑う

 

「・・・悪いな、そう簡単に殺されるわけにはいかねーよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、どーも砂肝です!
読んでいただきありがとうございます!
それからこれから二週間ほど休載をさせていただきます。
そろそろ勉強始めないと期末テスト&受験がやばいんです・・・^_^;
それでは!
失礼させてもらいますかねー
コメントなどでご指摘をしていただけると作者が超活動を始めたりしますw
いただけるだけでもありがたいのですがw
それではまた次回をよろしくお願いします!
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