デジモンアドベンチャー 〜魂の咆哮〜   作:すなぎも

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はい、どーもお久しぶりです
砂肝です
この世で一番不必要な称号、受験生が剥奪されたので速攻で書き上げ復活宣言をしに来ました!
長い間お待ちさせて大変申し訳ありませんでした!
これからは一週間毎くらいにはあげられるかなぁ?と思います。。。


第二十六話 それぞれの戦い

「ブリットハンマー!」

ピノッキモンが地面にその手の槌を振り下ろすと同時にその地面から爆発が起こる

ツキヤはそれを横に飛び回避し間合いに入ったピノッキモンを長刀の峰で横に薙ぐ

「トランプソード!」

その直後に空からピエモンの剣が4本、ツキヤを追尾するように迫ってくる

しかしながら読みの天才とも呼べる彼にはかすることもなく安易に全ての剣を回避される

「・・・あちゃー、こりゃ面倒だな。」

ツキヤはそう言いながらピエモンに向かって飛びピエモンの首元を掴むと元々自分が居た場所にピエモンを投げつける

「「!?」」

同時にツキヤを背後から叩こうとこっそり移動していたピノッキモンのブリットハンマーとピエモンが衝突して爆発を起こす

「だ、大丈夫か!?ピエモン!」

「くっ・・・大丈夫ですよ、しかし・・・面倒ですね。」

ピエモンはそう呟き悔しそうに歯噛みをする

「ははは、闇の支配者、ダークマスターズだっけ?名ばかりじゃないか」

ツキヤは相変わらずの裏の無さそうな笑顔を浮かべ長刀を振るう

「はぁっ!」

ピエモンはその手の剣でツキヤの長刀を受け止め右手で素手で刀身を掴みツキヤを長刀ごと振り飛ばす

「ブリットハンマー!」

ツキヤのこれから動く軌道上で待ち受けていたピノッキモンがツキヤの頭に向けタイミングを合わせハンマーを打ち下ろす

それと同時に地が割れ鮮やかな緋色の飛沫が舞う

「月矢!?」

「ん?何?」

龍明がツキヤを案じ声を張り上げると同時に後ろに長刀を担いだツキヤが現れる

ハンマーが潰した地を改めて見てみるとピエモンが潰されていた

おそらくはギリギリでピエモンを変わり身として入れ替えたのだろう

「ピノッキモン。こいつはどうも強すぎるらしい。どうにかして手傷を負わせるぞ。」

ピエモンはそう言って刀を構える

その刀は表面がぬらりとまるで両生類の皮膚のようなぬめついた光沢を持っていた

「・・・毒か。だとすると即効性の高い毒なんだろうなぁ・・・」

ツキヤはそう呟き頭をぼりぼりと掻き毟る

「「死ねええええ!」」

2匹が叫びながら迫りピノッキモンがツキヤの死角である背後に回り込みお互いに常に攻撃を仕掛ける

しかしそんな圧倒的不利状況下でツキヤは不敵な笑みを浮か左手の義手でピエモンの両手首を、右手の長刀でピノッキモンのハンマーを受け止める

「オオォォォラァァァァ!」

ツキヤの義手がギチギチと音を立てながらピエモンの両手首を握り潰しピノッキモンのハンマーには少しずつ少しずつ長刀の刃が入っていく

「がっあああああ!?」

鈍い音が響くと同時にピエモンの両手が刀を手放しだらりと地面に指先を向け動かなくなる

「ピエモンをよくも!」

ピノッキモンは長刀との競り合いを止め一度ハンマーを大きく振り上げる

しかし少しではあるがその行動は隙を作った

ツキヤはその瞬間に長刀を振るいハンマーを斬り回し蹴りをピノッキモンの腹に入れピノッキモンを吹っ飛ばす

 

「・・・さて、まだやるの?」

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「こりゃあ、分が悪いな・・・」

太一は苦笑いをし自身の後ろに妹にヒカリを押し下げる

そして周りには成熟期と完全体で組まれた機械竜軍団が包囲していた

「太一、俺を究極進化させてくれ。そうすれば全員一気に最高速度で殴り倒す」

子供達を囲うような形で敵に向かっている完全体6体とテイルモン、そのうちの完全体の一体であるメタルグレイモンは太一にそう提案する

しかし太一はこれに首を横に振った

「ダメだ、もしお前が倒せなければ全員が危険になる。

それにダークマスターズも出てくるかもしれない。

究極体の力は温存しなくちゃいけないんだ。」

太一は焦り気味に少し早口でそう言った

そしてメタルグレイモンもその言葉を聞き少し悔しそうな表情を浮かべると再び前に向き直る

「とにかくみんな!出来る限り力を温存して敵を殲滅するぞ!」

 

太一のその言葉に全員が臨戦態勢に入る

それと同時に子供達はそれぞれバラバラにそそり立つビル街の陰に隠れる

 

『総員第一戦闘配置! 選ばれし子供達とそのパートナーを殲滅せよ!』

 

街の拡声器からその声が聞こえると同時に街中から敵軍の咆哮が轟く

「いくぞみんな!」

「みんな、生きて戻れよ!」

「空、私頑張るよ!」

「ミミ!ちゃんと逃げてね!」

「丈、また余計なことするなよー?」

メタルグレイモン、ワーガルルモン、ガルダモン、リリモン、ズドモンはそう言い残しそれぞれバラバラに走っていく。

そしてヒシャリュウモンは華音の前に降り頭を垂れる

「華音、拙者はここに誓おう。再びここへ戻ると。」

華音はその言葉を聞き届けると穏やか、かつ静かに笑う

そしてヒシャリュウモンの頭に手を置く

「そんなに硬くならなくていいのに。大丈夫、私も待つよ」

ヒシャリュウモンはそれを聞くとすぐに空へと飛び上がる

「ウオオオオオアアァァァァァ!」

そして一度咆哮を上げ空を駆ける

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「クソッ、こいつら数で攻めて来やがる!」

ワーガルルモンはなかなか進めない今の状況に苛立ったのか小さく舌打ちをして迫り来る敵を殴打や蹴りで薙ぎ倒す

「ガアァ!」

離れたところから迷彩色の戦車型デジモン、タンクモンが一斉に援護射撃を始める

ワーガルルモンはそれを回避すべく地面を蹴り空へと退避する

「円月蹴り!」

足を振った際の衝撃波を利用しタンクモン軍団の一部を吹っ飛ばす

それと同時に空を青色の影が走り去る

ワーガルルモンはその姿を見て驚愕した。

「ギガドラモン!?」

青い鱗のサイボーグ龍型デジモン、ギガドラモンは空中でホバリングを行い足場が無いため身動きの取れないワーガルルモンに向け大量のミサイルを放つ

動きの取れないワーガルルモンにそれをかわす術はなく全弾が命中しワーガルルモンは爆発の中へと消える

そして爆発の余波が収まると同時に爆煙の中からワーガルルモンが飛び出し地面へと墜落する

 

『・・・まだ、だ・・・まだ・・・』

ワーガルルモンは心の中でそう呟き壊れている体にムチをうちながら無理やり起き上がる

「カイザーネェイル!」

大きく振りかぶりその軌道をなぞるように爪を振り下ろす

その斬撃がビルごとデジモンを斬り裂く

「ウウオオオオオ!」

ワーガルルモンは地を蹴り空へと飛び上がる

ギガドラモンはそれを撃ち落とすべくミサイルを乱射し始める

しかしワーガルルモンはそれに向かって勢いを緩めようと無駄な足掻きもせずにミサイルの包囲網に飛び込む

そしてミサイルはワーガルルモンに全弾命中

先ほどと同様に爆発が起こりもこもこと爆煙が膨れ上がる

そしてその中からスピードを緩めることなくワーガルルモンが飛び出す

「うう、っが!、アアアアアアア!」

そして爪を振りかぶり必殺技の構えを取る

「グァァァ!?」

ギガドラモンは驚愕の表情を浮かべワーガルルモンの攻撃を受け止めようと体の前に自身の腕を構える

「カイザーネイル!」

ワーガルルモンのその爪が振られ周囲のビルが切り崩れる

そして、ギガドラモンも3つにわかれ地面へとデータのチリとなりながら落下していく

ワーガルルモンはそこで気を失いそのまま地面へと落ちる

ダメージを受けすぎたのか体を動かさなかった

しかし、敵は待ってはくれず、すでに後続のタンクモンが何体も周りに現れていた

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

「シャドーウィング!」

「フラウカノン!」

ガルダモンとリリモンの二体の完全体デジモンが背中合わせにそれぞれの必殺技を放つ

その攻撃により周りにいたタンクモン軍団の一部が倒れる

しかし後続がまだまだ残っておりその殆どは傷を一つも負っていなかった

『撃てぇ!』

街の拡声器から号令が掛かりタンクモン達が一斉にミサイルやらガトリングやらを撃ち始める

二匹は二手に分かれ敵の攻撃を二分割しそれぞれ撃ち落としていく

しかし敵は攻撃の密度を緩めることがない、いやむしろ高まってきていた。

弾を撃ち尽くすまで撃つ隊列がが一列から二列に、二列から三列とどんどん隊列が増えそれに比例して後方で待機する待機・準備列も一列から二列に、二列から三列にとどんどん増えていく

そこまで多くなればいくら完全体といえども攻撃に数で押し切られ負けるのは必至

そしてそれは些細なこと、敵の攻撃の一発がガルダモンの羽に当たるたことで動いた。

ガルダモンの羽に弾が当たると同時にそれを案じたリリモンにも弾が当たり当たった箇所が崩れることにより更に弾を当てられる

それを繰り返した末、二体は同時に力尽き地面へと落ちる

 

『空中部隊!攻撃開始!』

 

そこで敵は止めであろう。

メガドラモンとギガドラモンによる空中からの爆撃を開始する

地面で大量の爆弾が炸裂し濛々と土煙が立ち込める

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「おいおい!なんでこっちに来てんだよぉ〜!」

「仕方ないだろう。拙者もさすがに1人でこの数は無理だ。」

「そうだぞ!ズドモン!」

ズドモンとヒシャリュウモン、メタルグレイモンはそんなやり取りをしながら敵を薙ぎ倒し順調に敵の数を減らしていく

 

『撃てぇ!』

 

街の拡声器からその号令が響き周りにいるタンクモン軍団が同時に攻撃を始める

しかしパワーに特化した三体にはその程度どうということもない

「「しゃらくせええええ!」」

二体はそう叫び攻撃を始める

「成龍刃!」

「ハンマースパーク!」

「ギガデストロイヤー!」

ヒシャリュウモンは巨大な刃となりタンクモンの弾を跳ね除けながらその進行形路上のタンクモンを切り刻み、ズドモンはその手に持つハンマーを地面に打ち付け雷で攻撃をし、メタルグレイモンは胸のハッチを開きミサイルを放ち前方の敵を殲滅する

「くそっ、こいつらきりがない!」

「仕方ないだろう。敵は拙者らよりもはるかに使える兵が多くなおかつ指令部に頭の切れる軍師がいるだろうからな。」

そう言ってヒシャリュウモンは両手で二匹のタンクモンの頭を鷲掴みにし、握り潰しつつ尻尾でタンクモンを叩き潰す

それと同時に横のビルから鋼の光沢を持つ恐竜のような何かがヒシャリュウモンを薙ぎ倒しその足で踏み潰しながらズドモンにラリアットを決め、ビルを貫通して吹っ飛ばす

二体はその一撃で体に多量のダメージを負い動くことが不可能になる。

 

「メタル・・・ティラノモン!?」

その瞬間メタルティラノモンは背中に装着されたブースターを起動し、超スピードでメタルグレイモンの体中を鋭い爪で切り刻む

その一撃でメタルグレイモンはアグモンに退化する

「・・・こ、こいつ・・・強い。」

アグモンは腕に力を込め立ち上がろうとする

しかしパワーが殆ど残っていないとか滑って再び地に伏してを繰り返す

その間にゆっくりとゆっくりとメタルティラノモンの腕が上がる

そしてそれはアグモンに向かって振り下ろされる

 

「「アグモォォン!!」」

 

アグモンは反射的に目を瞑った。

そして来るであろう痛みを待ち続けた

しかし、痛みは来なかった

 

アグモンがゆっくりと目を開けると目の前には青い髪に青い薄手の服のような鎧をつけた青年が片手でメタルティラノモンの腕を抑えながら立っていた

 

そしてその時同時刻にワーガルルモンのところには紫色の髪にがっしりとした紫色の鎧を纏った老兵が、ガルダモン、リリモンのところには桃色の髪に桃色の鎧を纏った女性がそれぞれ現れていた

 

「・・・よし、ギリギリだが間に合った」

 

青い髪の青年は耳につけた通信機を使って誰かに連絡を取る

 

そして片手でメタルティラノモンの腕を握り潰し自分に向けて引き寄せる

そしてすぐに地を蹴り跳び、顎に跳び膝蹴りを入れる

顎への攻撃で後ろに向かってメタルティラノモンが倒れ込むと同時に回し蹴りを叩き込みメタルティラノモンの首から上を根こそぎ千切りひしゃげさせながら吹き飛ばす

 

「・・・つ、強・・・」

 

アグモンは倒れ込んだまま冷や汗を流しながら呟く

「大丈夫か?アグモン」

青年はアグモンの顔の前まで歩み寄るとアグモンに手を差し伸べる

アグモンがその手を取ると青年はアグモンを引き起こす

「お前らも大丈夫か?」

アグモンの時と同じようにズドモン、ヒシャリュウモンの側に歩み寄りそれぞれを引き起こす

「うん、大丈夫そうだな。間に合ってよかったよ。」

青年がそう言うと同時に周りにいたタンクモンたちが一斉にミサイルやガトリングを放とうとする。

しかし、その銃口からは一向に弾も、銃声も出なかった

 

「その場から1mmでも動いてみろ。即座にそいつから殺す。」

 

青年はそう言って殺気を放つ

おそらく嘘ではないだろう

そしてタンクモンたちもそれを感じ取ったのだろう

まるで携帯電話のようにただただぶるぶると震えるだけだった

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「はははっ!まだ動けるのかよ!?」

ツキヤは笑いながらピエモンのトランプソードを避け続ける

しかし、ピエモンはにやりと怪しげな笑みを浮かべるだけだった

そしてツキヤもそれを感じ取りピノッキモンの姿が無いことに気づく

「地面か」

そう言ってツキヤは地面から飛び上がる

それとほぼ同時に地面からピノッキモンが現れる

しかし、ピノッキモンはツキヤを捕まえ損ねたというのになぜか笑っていた

「なに・・・」

次の瞬間絡み合ったレーザーがツキヤの左腕、ツキヤの義手を貫き粉々に砕く

「!!?」

そのレーザーを喰らいガードが薄くなったところでツキヤの体をピエモンのトランプソードが貫く。

 

そしてツキヤは地面に伏し、そのまま動かなくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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