デジモンアドベンチャー 〜魂の咆哮〜   作:すなぎも

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はい、どーも砂肝です
今回からウォーゲーム開始です!
今回は2話か3話でウォーゲームに関しては終わらせるつもりです
そうでもしなけいと
多分02編とか無理♪( ´▽`)
ちなみに無印最終話ラストのフラグビルダーはまだ出ません(笑)


Extra episode.1 『出現』

「・・・空へ・・・機 嫌 直 せ よ っと」

太一は慣れないパソコンを使い空へのメールを打ち込んでいく

そして最後に自分の名前をタイピングしようとする

 

「あれ、太一さんまだ仲直りしてなかったんですか?」

「お兄ちゃんなにやってるの?」

背後から突然華音とヒカリが画面を覗き込まれそれに気付いた太一は即座に画面を両手で隠す

 

「ヒカリはともかくなんで華音ちゃんまでここにいるんだよ!」

太一が片手で華音を指差すと華音はなに言ってんだと言った表情を浮かべる

 

「太一さんの家から電話が掛かってきて太一さんがうちに急いで来いって言ったんじゃないですか。」

華音がそういうと太一はヒカリがこっそりとパソコンをいじっていることに気づく

画面を見てみればマウスのカーソルが移動を始め送信へと合わせられる

「メールを送るなら、ここをクリック!」

「バカ!やめ・・・」

そう言い太一はキーボードを叩きヒカリを止めようとする

しかしその際に何かの記号キーとエンターキーを押してしまったらしくヒカリが送信を押す前にメールの送信が始まる

 

「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」

太一の悲鳴が響くも虚しくメールの送信は止まらない

そして太一がヒカリを責めようとする頃にはヒカリは舌を出して部屋を出て玄関から友達の家へと向かう

 

「くっそ・・・そういやあいつ、なんかめかしこんでたな・・・」

「なんか友達の誕生会らしいですよ?」

華音がそう話してパソコンの画面を覗き込むと太一の母が顔を覗かせる

「お茶持ってきたわよ〜、それと太一、ケーキ作るからちょっと手伝って!」

「なんでまた・・・」

「あんた、どうせヒカリはケーキ食うのにって言うでしょう?」

まんまと心を見透かされていたのか太一は驚きと若干の嫌悪が混じった表情を浮かべると渋々台所へと歩いていく

 

太一の母の卵を取る命令が下されると同時に玄関からドンドンと扉を破らんばかりの騒音が聞こえてくる

 

太一がその扉を開けたらしく太一の声が玄関から聞こえる

 

「デジモンのタマゴが孵りました!」

太一は自身が片手にもつ卵を眺めるがその言葉に華音はすぐにネットの状況チェックを始める

玄関では違うだのと声が聞こえているがそんなことは関係ない

 

しばらく調べてみるとそのデジモンの情報が見つかる

 

「太一さん!大変!」

華音が太一を呼ぶとそれに続き光子郎が部屋に駆け込んで近くの椅子にノートパソコンを置く

 

「この数値を見て、これはこいつのデータ容量なんだけどどんどん増えてく!」

「恐らくここらのデータを喰い散らかしてるんだ・・・」

華音と光子郎の会話についていけず太一は首を傾げ頭に?を浮かべる

 

「僕は一度ワクチンを投与してみます!」

「なら私は少しでもこいつを分解しなきゃ・・・」

そう言って2人はすぐさまパソコンと向き合いひたすらキーボードを叩き始める

しかし直後ピーーーと音が始まり2つの画面が同時に青くなる

 

「そんな!」

「なんでっ・・・」

2人は驚いた表情を浮かべ光子郎はパソコンの復旧作業を、華音はロック解除を始める

 

「何をされたんだ?」

太一が2人の肩に腕を回し尋ねる

すると2人は体を回して太一側に向き直ると太一にもわかる程度で話を始める

 

「こいつにワクチンを投与したところ・・・僕のパソコンがバレたらしく迎撃され、サーバのデータを一部喰われました。」

「私はこいつを分解する為に相手のサーバに侵入したらプロテクトに仕込まれたトラップで相手の状況が見えなくなった上サーバーには出禁状態・・・」

 

そう言って2人は画面のクラゲのようなデジモンを指差す

それだけクラゲはやり手と言うことなのか?

そう思った太一が尋ねるも2人とも首を横に振る

 

「デジモンは学習します。

生まれたばかりで迎撃なんか出来るはずがない」

「そして私が食らったトラップ

デジタルワールド側から私とゲンナイさんでこのパソコンに仕掛けたプロテクトが効果なし

そんな物を生まれたてのこれが作れるはずがないです」

 

「「よってこいつの後ろにまだ何かがいる」」

 

そう言うと2人は再び画面に向き直り復旧作業を始める

光子郎はすでに復旧を終えたらしく画面は元の壁紙が映し出されていた

 

「じゃあ少しでも早くこいつを倒さなきゃいけないんじゃ・・・」

太一がそう言うと光子郎はどこかのアドレスを開きながらこう言った

 

「出来ることならとっくにやってます

こいつはサポートが強すぎる

直にデジモン達が殴ったりしなければ倒せません。」

それだけ言うと光子郎は画面に向き直り口角を上げる

 

「あああ~・・・こんなときにアグモンたちがいれば・・・」

 

ー太一~、太一~・・・

「アグモォォン・・・」

太一がアグモンの声を聴きながら頭を抱える

しかしすぐに彼は実際にこの声が聞こえていると気づくと急いで顔を上げる

光子郎のパソコンの画面にアグモン、いやそれだけではない

ピヨモン、ガブモン、パタモン、テントモン、ゴマモン、パルモン、テイルモン、リュウダモン、ドルモン

さらにはゲンナイさんとかつてデジタルワールドで戦った仲間たちが全員そろっていた

 

「みんな!」

太一がそう言い光子郎のパソコンの画面をつかむ

 

「太一!もうクラゲのことは知ってるよね?」

「あいつはとんでもない奴だ!

今もデータがあいつの手で破壊され続けてる」

アグモンとガブモンがそういうとドルモンもそれに続いて話し始める

 

「今はこの程度で済んでるけど・・・

もし、国の代表あたりのサーバーに侵入したら大変なことになるよ」

 

その言葉に光子郎と華音は同時に考え始める

一瞬早く華音がそのことに気づくと言葉に出す

 

「アメリカなんかの核保有国のサーバーに侵入したら核が撃てるかもしれない・・・」

その言葉に光子郎と太一は真青になる

アメリカのプロテクトがどれだけ堅固だとしてもこのままいけば簡単に侵入されてしまうだろう

 

「でも、あいつのサーバーじゃあ活動できないんだぞ・・・?」

「デジモンなら可能です」

そういって光子郎と華音はすぐにキーボードを叩き始める

華音はクラゲの居場所を、光子郎はデジモンたちのいるサーバーとクラゲのサーバーをつなげようとしているらしい

 

「まずいよ!今あいつNTTに侵入してる!」

華音がそういうと光子郎はさらに青ざめすぐに太一にどなる

「急いでみんなに電話をかけて!」

太一が驚いた表情で家にある固定電話を探しに行く

そして見つけたのかすぐに電話のプッシュ音が聞こえてくる

「え?祖母の家に?

そこの電話番号教えて下さい!」

そういうと太一は再び電話をかけ始める

 

「あれ・・・?切れた?

じゃあ次は空の家を・・・ここも?」

そんな声に華音と光子郎は頭に手を当て焦燥感を抱き始める

 

「ダメだ!どこも話し中で・・・」

「遅かった・・・」

太一の言葉に光子郎は床を拳で思いっきり叩く

しかし華音だけはひたすら何かをしていた

その後すぐに華音はこの事態の解決策を思いつく

 

「太一さん、だれかつながった人いましたよね?」

そういうと華音は一度キーボードを叩くのをやめ太一の顔を見る

 

「あ、ああ、確かヤマトとタケルにつながったけど・・・」

 

太一のその言葉に華音の目が少し大きく見開かれる

 

「今すぐ災害用伝言ダイヤルにかけてメッセージを入れて!

ヤマトさんたちもきっと災害用伝言ダイヤルにかけてる!」

太一はそう言われると弾かれたようにすぐに子機のボタンを押し始める

三回プッシュ音が聞こえると子機から感情のこもらない機械の声が聞こえてくる

「こちらは非常用伝言サービスです

伝言が一件ございます

再生するには・・・」

そういう前に太一は再生ボタンを押し伝言を再生する

 

「太一か?なんなんだこの騒ぎは?」

「デジモンが関連してるの?」

 

聞き慣れたヤマトとタケルの声が聞こえてくる

ある意味この場では最も有力な希望の光とも言えた

 

光子郎が電話の子機を奪い取り再び伝言サービスを利用し二人への伝言を入れる

「そうです。

二人とも、デジヴァイスを持っているならすぐにパソコンを探して接続してください!」

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

「パソコンを探して接続してください!」

電話から聞こえたその言葉にヤマトとタケルは顔を合わせると面倒そうな表情を浮かべる

 

「ここらへんにパソコンなんてあるのか・・・?」

ヤマトが受話器を片手にそうつぶやくとタケルが大声を上げる

 

「おばーちゃん!ここら辺でパソコン持ってる人知らない!?」

すると台所のほうからしわがれた声が聞こえてくる

 

「あ~、それなら理髪店にのぉ・・・

とりあえずあたり一帯探してみるけんね。」

彼らの祖母はそういうと台所で作業を始める

 

しかしそれを待たずしてヤマトはタケルの手を引き家から飛び出し走り出していた

 

「どこ行くつもりなの!?」

タケルが走りながら尋ねる

ヤマトはそんなタケルの言葉をよそに焦り気味の表情でタケルの手を引き走り続ける

「とにかく一軒一軒尋ねてくしかないだろ!」

そういって真っ先に間近な家へと飛び込み尋ねていく

 

 

すでに十数軒を訪ねたが答えはすべてNO

田舎なのもあってかパソコンを持っている家はほとんどないらしかった

 

「くっそ!島根にパソコンなんてあるかよぉ・・・」

 

そんな弱音をヤマトが吐いているとタケルは何かを見つけたのかヤマトに構うことなく少し先の家に飛び込んでいく

 

 

 

「ごめんね、このパソコンはネットにつながってないんよ・・・」

「つなげてやらぁいいだろ!」

やっと見つけたパソコンだったがネットに繋がってないということで使えそうになかった

しかしその事実にタケルが半べそをかきはじめたためその持ち主である家の旦那さんと奥さんが口論をはじめてしまっていた

 

「ああ!もうええ!」

そういうと旦那さんはしびれを切らしたのかヤマトとタケルの手を引き外に止めてあったバイクに乗るように言う

 

「どこへ行くつもりなんですかぁぁぁ!」

「近くに理髪店があってな!そこは確か繋がってたはずや!」

そういってヤマトたちを乗せたバイクはさらにスピードを上げていく

タケルは楽しそうに笑っているが正直こっちからすれば怖くてたまらないものだ

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

「あ、光子郎さん、ヤマトさんたちパソコンが見つかったみたいです!」

華音がそういって画面を指さす

「華音さん、クラゲの様子と侵入ルートは?」

光子郎がそういってデジモンたちを送り込む準備を始める

「進化したみたいだよ

かなり形態が変わって蛹・・・というか蜘蛛とかのほうかな?

かなり装甲が堅くなってるっぽいよ」

すると光子郎はそれを聞き届けデジヴァイスのデータを利用しヤマトたちの画面と自身のパソコンの画面をつなぐ

 

「みなさん!気を付けてください!

よろしくお願いします!」

光子郎がエンターキーを叩くとデジモンたちがゲートを通して別エリアへと飛ばされる

 

 

 

 

「今から進化しないとやばいかもしれないな~・・・」

「着いてからで平気だよ」

ドルモンのぼやきにガブモンが返す

しかしリュウダモンだけは何も話すことなくただただ敵のことを考えていた

 

「みんな!敵のエリアにはいります!」

光子郎の声がゲート内に響くと一気に視界が広がる

その中心付近に全体的に白

ところどころに赤いラインの入った六足歩行の不気味なデジモンが電話のコードを貪っていた

「あんの野郎!好き勝手しやがって!」

ガブモンが進化をする前にプチファイアを吐き敵の注意をこちらに向けてしまう

 

「「「「「バカ!!」」」」」

その瞬間に全員が進化を開始する

 

『アグモン!

ワープ進化!  ウォーグレイモン!』

『ガブモン!

ワープ進化!  メタルガルルモン!』

『ドルモン!

ワープ進化!  ドルゴラモン!』

『リュウダモン!

ワープ進化!  オウリュウモン!』

 

そこまでメンバーが進化しきるとまだ進化できていなかったテントモン、パタモンをめがけて大量のミサイルが飛んでくる

二匹は進化途中だったがためにそれをかわしきれず全弾を当たってしまう

 

「よくもパタモンとテントモンを!」

「やりやがったな!」

ウォーグレイモンとメタルガルルモンが冷静さを失い蜘蛛めがけて同時攻撃を仕掛ける

しかし敵はそれを恐れることなくこちらの間合いへと突進してくる

 

しかしその姿は突然変貌し黒い悪魔のような姿へとコンバートされる

 

「「進化した!?」」

ドルゴラモンとオウリュウモンが互いに敵を挟み込みオウリュウモンは自身の持つ刀で

ドルゴラモンは赤熱する鉄で作り出したハンマーで相手の顔面を砕き叩き落とす

敵の兜のような顔の装甲にひびが入りかけらが落ちる

そんな現状を見て彼は自信が不利と感じたのかゲートを開き逃走を開始する

 

「逃がすな!メタルガルルモン!」

オウリュウモンのその声にメタルガルルモンが全身の砲門から砲撃を開始する

しかしそれは一歩遅く封鎖されたゲートを凍結させるだけで終わった

 

「くそ・・・逃げられたか。」

ドルゴラモンはそれだけつぶやきドルモンへと退化する

他のデジモンたちも退化すると攻撃を受けたパタモンとテントモンの様子をうかがう

どうやら進化途中であったため大したダメージは受けなかったらしい

 

「ワイらはもうしばらくは進化出来なそうや・・・

しばらくはバックアップに回らせてもらまっせ」

そういうとテントモンはパタモンを背負うと光子郎あたりが開いたのであろうゲートを通りゲンナイたちのもとへと戻る

 

「みなさん!奴はアメリカにサーバーに侵入しました!

すでに華音さんがそこまでの道を開いています

そのゲートを通って今すぐ向かって下さい!」

光子郎がすぐ近くにゲートを作りだす

その上には TO AMERICA と書かれていた

すぐさまデジモンたちはゲートをくぐりアメリカのサーバーへと侵入を開始する

太一達にはそれを歯を食いしばって見守ることしかできなかった

 

 

 

 

 

 

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