S級ヒーロー:黒猫剣士   作:ちいさな魔女

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怪特対について、シン・ウルトラマンの冒頭に近い感じで活躍載せます。


地底怪獣と放射性物質

怪特対は出動要請を受けて現地に移動した。

 

怪特対の手番が出る事はそんなに無いが、それでもS級ヒーローでも対処が難しそうな相手に出撃要請が入る。

 

初出動の際に闘ったのは、一つ目の二足歩行のゾウと言った見た目の怪人。巨体から繰り出される攻撃は勿論脅威だが、更に厄介なのが打撃・斬撃といった物理攻撃を反射する能力である。シルバーファングことバング、アトミック侍ことカミカゼ、超合金クロビカリが出動したが全ての攻撃が反射され、3人は死にかけた。災害レベル竜に指定された怪人相手に不利と思われた。しかし、怪特対が弱点を解析してメタルナイトと灰の魔女イレイナ、そしてイレイナの補助魔法で強化及び属性攻撃を纏ったバング、カミカゼ、クロビカリを含めたS級ヒーロー達と怪特対の連携攻撃により、怪人こと『邪鬼ギリメカラ』の討伐に成功した。

 

次の出動でも、鎧を纏ったハムの怪人が姿を現した。被害こそ鬼レベルだが、戦闘力は竜レベルであった。他の生物の肉をこねくり回して加工して攻撃し、その生物の能力を行使してくる強敵であった。金属バット、オールマイトの2名が先に到着したが、苦戦してしまう。金属製の怪人とゴム製の怪人、そして攻撃的な怪人の肉を利用して攻撃し、後から到着した豚神とタンクトップマスターすらも苦戦。しかし、ハムの怪人である為に『カビ』を生やして動きを鈍らせた事により、タンクトップマスターと金属バット、オールマイトの3人による集中攻撃後、豚神により食べられて消化される。

 

3度目ではとても狡猾な上に強い鼠型の怪獣が現れた。凶悪な怪獣で小さい妖獣に変身して味方をつけたり、バレれば自分の目の中へテレポートして人質に取るなどずる賢い。口から放つ光の針、尻尾から放つ破壊光線、鋭い牙、眼からの光線で攻撃を吸収、強化して口から撃ち返すなど多彩な技を持つ。S級ヒーローのタツマキによる囮作戦により、怪特対の弱点分析が間に合い、A級ヒーロー達により人質は救出。ギャビッシュと名付けられた怪獣は駆除された。

 

そして、4度目がネロンガ戦。S級数名が動いても止めるのが難しい相手を、サイタマやフランが倒した。

 

そして今回が5回目。防災大臣よりガボラと名付けられた巨大怪獣に対処する為に動き出す。公安調査庁から怪特対へ途中参加のアナリストという形で出向した『アサミ』と共に。

 

――――――――――――――――――――――――

 

禍特対の対策基地。其処では、地中を移動するガボラに対する対策会議が進んでいた。

 

タムラ「目標は地底を掘りながら進んでいる。頭がドリルとなっているのか」

 

タキ「奴が掘り進んだ所を掘削トンネルとして利用出来るかもしれませんね」

 

フナベリ「悪いけどそれは出来ないかも………」

 

フナベリは禍特対メンバーにノートパソコンの画面を見せた。フナベリの画面を見た禍特対メンバーを含め、同行していた童帝やヒーロースタッフ、並びに国から派遣された自衛隊、そして監視カメラ越しに見ていたメタルナイトは、画面に映る映像を見て戦慄した。

 

フナベリが映した映像は放射性物質の濃度を映すのだが、それが何とガボラが通った活動経路に色濃く反映されていた。

 

それは、ガボラが放射性物質を撒き散らして放射能汚染を起こしている事を表していた。

 

タムラ「放射性物質の反応!?」

 

タキ「それって、タツマキさんの報告にあったパゴスと同じではありませんか!?」

 

すると、禍特対に新しく加わったアサミが声を上げた。

 

アサミ「それは間違い無いわ。メタルナイトが差し向けた偵察ドローンから送られて来たデータとさっきの放射性物質の反応、そして過去に出現した放射性物質捕食怪獣パゴスの姿と照らし合わせた結果、99%パゴスと同族の怪獣です」

 

タムラ「面倒だな!此奴は、S級だけで対応出来る奴じゃない!前回はタツマキ君とフラン君が居たからどうにかなったが、タツマキ君は10分も掛かる。フラン君は既に連絡済みだが、食事中とあってか到着が20分遅れるそうだ」

 

タムラはタツマキからの報告を受けていた。その中には、フランが放射性物質を受けても平気であるという報告もあった。

 

彼女達ならば、ガボラも難無く倒せるだろう。

 

しかし、カミナガが残酷な現実を打ち明ける。

 

カミナガ「不味い……班長!ガボラの活動経路を予測した結果、奴が放射性廃棄物処理場に向かっている事が判明しました。このままでは3分後に放射性廃棄物処理場に到達してしまいます」

 

タムラ「ぐっ!タツマキ君の到着まで9分程だ!それまでに奴を止めなくては!」

 

タキ「メタルナイトさんは!?」

 

童帝「問題無いですよ。既にメタルナイトは大型地中貫通型爆弾『MOPⅡ』を搭載したロボットを現地に派遣してます」

 

そして場面は変わり、地中を移動し続けるガボラの上空に大型の人型戦闘ロボットが空を飛び始めた。

 

メタルナイト『逃さん!』

 

メタルナイトはロボットの腹部を開き、無数の地中貫通型爆弾をガボラに向けて投下した。一体だけではない。最大10体もの戦闘用ロボットから『MOPⅡ』を放ち続けた。

 

そして、移動中のガボラに多数の爆弾が当たり、大量の土が爆発によって上空へ舞い上がる。一つだけでなく、地震すらも引き起こす爆発の連鎖。ガボラに集中して放たれた。

 

しかし、爆発の煙を突き抜けて、ガボラが通り過ぎていく。地面の中を移動している事を示す土煙は前へ前へと進み続けて行く。

 

メタルナイト『グッ………効かないか。地中貫通型爆弾の在庫が底を付いてしまった』

 

メタルナイトはやむを得ず戦闘用ロボット達を撤退させた。地面の下に居るならばミサイルを撃っても意味はなく、下手に攻撃すればガボラの体内に存在する未知の物質による反応で、何が起きるのか予想付かないからだ。

 

――――――――――――――――――――――――

 

数分前。サイタマとフランのアパートにて、バネヒゲや黄金ボール、サヤとヒナタと合流したフランと師匠。

 

しかし、家に入れようとした所でフランの連絡端末に連絡が入る。

 

フラン「はい」

 

そして、フランはヒーロー協会から応援要請を受け取った。

 

フラン「分かった」

 

そして通話を切った後、ヒナタ達に告げる。

 

フラン「ヒナタ、焼肉パーティーは先にやって良いよ。ヒーロー協会から、放射性物質を持つ怪獣が出たから、私が呼ばれた」

 

ヒナタ「なっ!?」

 

ヒナタ達は戦慄した。放射性物質持ちの怪獣等、近付いただけでもOUTな存在だ。

 

サヤ「放射性物質持ちなんて厄介ですね……」

 

バネヒゲ「しかし、貴女が呼ばれたのは何故ですか?」

 

フラン「私、放射性物質平気」

 

フランと師匠以外『『『えっ?』』』

 

そして、フランと師匠はヒナタに部屋のスペアキーを渡した後、フランは師匠に乗って空を飛んで移動するのだった。




今回は短いです。

名前:邪鬼ギリメカラ
元ネタ:女神転生シリーズ
災害レベル:竜
概要
一つ目の二足歩行のゾウと言った見た目の怪人。巨体から繰り出される攻撃は勿論脅威だが、更に厄介なのが打撃・斬撃といった物理攻撃を反射する能力である。そのため物理攻撃しかできない者は絶望的な不利を負うことになる。

デュラハム
元ネタ なし
災害レベル竜よりの鬼
概要 ハムが鎧を纏ったような見た目で、その肉は、絶品だが、あまりにも傷付けると腐る。
戦闘方法は、生物の肉をこねくり回して加工して攻撃するため、他の敵の能力を使って攻撃してくる。

名前:ギャビッシュ
元ネタ:ウルトラマンダイナ
災害レベル:竜
概要
凶悪な怪獣で小さい妖獣に変身して味方をつけたり、バレれば目の中へテレポートして人質に取るなどずる賢い。口から放つ光の針、尻尾から放つ破壊光線、鋭い牙、眼からの光線で攻撃を吸収、強化して口から撃ち返すなど多彩な技を持つ。目的は暴れること。ただそれだけである。

名前:ガボラ
元ネタ:シン・ウルトラマン
災害レベル:竜
シン・ウルトラマンのガボラそのもの。ドリル状の尻尾を二本生やし、頭部をドリルの中に隠している。移動するだけで放射性物質を蒔き散らし、肉体も地中貫通型爆弾すら通じない程に頑丈。また、頭部や骨格はパゴスと同じであり、必殺技の激ヤバ光線で攻撃しつつ放射性物質を移動時よりも蒔き散らす。
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