こうして、S級の殆どが会議室に集結した。集結と言っても、1人はリモートの形としてパソコンやタブレット越しに会話する形となる。もう一人は欠席だ。
隕石衝突まで後3時間と30分。
S級1位:ブラスト
欠席。
S級2位:戦慄のタツマキ
タツマキ「まあ、
S級3位:オールマイト
オールマイト(隕石か。一体どれ程の規模なのか。此れだけS級が集まるのならば………“原作”通りとは限らんだろう)
『S級ヒーロー3位:オールマイト』
S級4位:高原の魔女
???「ミリムも来てくれたんだね」
『S級ヒーロー4位:高原の魔女/アズサ』
S級5位:破壊の暴君
ミリム「当然なのだ!こんな面白そうな事、参戦せずには居られんのだ!」
S級6位:シルバーファング
バング「とはいえ、正直ワシ等でも厳しいかのう。此処までS級が集められる程の隕石、正直不安じゃわい」
S級7位:アトミック侍
アトミック侍「シルバーファング。俺を信用してねぇのか?俺に斬れないモンはねぇ」
S級8位:要塞少女
???「はわぁ………緊張しちゃうなぁ…………」
『S級ヒーロー8位:要塞少女/メイプル』
S級9位:メタルナイト
リモート仕様。テーブルに置かれたタブレットの画面には、『SOUND ONLY』の文字のみが映る。
S級10位:童帝
童帝(やっぱり1位の人は居ないんだ。会いたかったのに)
S級11位:レッドドラゴン
???「アズサ様。どんな隕石が襲おうとも、我がアズサ様をお守りします!」
『S級ヒーロー11位:レッドドラゴン/ライカ』
アズサ「ありがとうライカ。でも私だって、家族を守る為に闘うよ。どんなに強い奴とも闘うよ」
S級12位:キング
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッ……………。
『S級ヒーロー12位:キング』
S級13位:ゾンビマン
???(ホントに協調性が無い連中が多いな。後、あのハゲ誰だ?それに………例の黒猫の少女も居るのか)
『S級ヒーロー13位:ゾンビマン』
S級14位:駆動騎士
駆動騎士『…………………』
『S級ヒーロー14位:駆動騎士』
S級15位:豚神
豚神「………」モグモグ
『S級ヒーロー15位:豚神』
S級16位:超合金クロビカリ
クロビカリ(あの男と少女は、ネロンガの時の………是非手合わせを願いたい!)
S級17位:ブルードラゴン
???「このフラットルテ様に任せるのだ!ご主人様!見ていてください!」
『S級ヒーロー17位:ブルードラゴン/フラットルテ』
S級18位:番犬マン
番犬マン(……誰かが此処に来る前お肉食べたな?)クンクン
『S級ヒーロー18位:番犬マン』
S級19位:閃光のフラッシュ
フラッシュ(やはりサイタマも来たか)
S級20位:タンクトップマスター
タンクトップマスター(サイタマにフラン………サイタマ君の事は舎弟から聞いていたが、見た目では分からないが確かに強いな………そして、あの少女も強い………2人にタンクトップを着る事を勧めるか)
『S級ヒーロー20位:タンクトップマスター』
S級21位:金属バット
金属バット「へぇ。ネロンガの時に居た彼奴等も居るのか。頼りにしてるぜ」
S級22位:ひらり少女
???「メイプル……やっぱり緊張しちゃってるね。私がサポートするから安心して」
メイプル「う、うん。サリー」
『S級ヒーロー22位:ひらり少女/サリー』
S級23位:ぷりぷりプリズナー
ぷりぷりプリズナー(ジェノスちゃんか。確かに綺麗だ。だがよく見ればサイタマちゃんとも仲良く出来そうだ)
『S級ヒーロー23位:ぷりぷりプリズナー』
S級24位:灰の魔女イレイナ
イレイナ(緊急で来てほしいと言われたので急いで来ましたが……まさか隕石の事だったとは………)
S級25位:ジェノス
ジェノス(殆どのS級ヒーローが集まっている。今回はそれ程の事態か)
B級46位:サイタマ
サイタマ「お茶貰える?」
B級32位:フラン
フラン「隕石、破壊出来そう?」
師匠『俺達やサイタマなら可能だろう。だが、破壊した後に降り注ぐ破片全てが街に落ちたら本末転倒だ』
すると、師匠の念話に反応する者が現れた。イレイナやタツマキ、ミリムは知ってる為に聴こえているが、敢えて黙っている。
アズサ「ん?」
ライカ「アズサ様、今の声は……」
フラットルテ「あれが噂に聞く喋る剣か……」
アズサが師匠を見る。彼女も師匠の念話が聴こえていた。彼女の隣に居るライカやフラットルテも。
そして、会議室にある人が入ってきた。
タムラだ。怪特対の実質的リーダーであるタムラと、怪特対メンバーが全員集まり、資料を持ってS級の前に立つ。
タムラ「怪特対専従班班長のタムラだ。Z市市民の避難が先程完了した為、こうして集まってくれたヒーローと合流出来た。此れより緊急の隕石対策会議を始める」
そして、先ずはタキが隕石の詳細を伝える。残り3時間までに激突する隕石について対策を立てる為に。
タキ「人工衛星から集めた情報によれば、隕石の大きさは全長80メートル。レーザー測定によって、地球の重力による推定落下速度から計算した被害は、Z市はゴーストタウンを含めて全域が落下による着地の時点で完全消滅、更に地下4千800メートルにまでの大地が吹き飛び、隣接する全ての市が土の津波に飲み込まれます。いえ、落下の衝撃波を考えると、土山が出来上がる前に周辺都市や自然が跡形もなく消えてしまうでしょう」
アサミも前に出て、落下後の災害も公開する。
アサミ「更に落下後の弊害を想定した所、地殻から溢れ出たマグマが一週間続く破局噴火によって噴き出し、Z市や周辺都市は居住不可能となります。更に火砕流によって生態系への被害も拡大。復興が不可能となってしまいます」
童帝「うん。怪特対の分析が正しいよ」
サイタマ「そりゃ不味いな。俺、家ぶっ壊されんの嫌だし、隕石壊すしか無くね?」
ミリム「賛成なのだ!」
アトミック侍「だな。隕石なんざ俺がぶった斬ってやるぜ!」
アズサ「うーん……そんな簡単な事なら良いんだけど」
メタルナイト『ああっ。俺もそんな簡単な事で済ませられればと願ったがな』
メタルナイトことボフォイは、画面にあるデータを映した。それは、怪特対の誰もが恐怖した。それは、童帝を含めた頭のいいヒーロー達も戦慄する。
それは、隕石に含まれるエネルギーと放射性物質が、メガトン級の熱核弾頭200個分である事。それが内部で凝縮されて強くなってる事。それは即ち、地球上で粉々に砕いたり爆発させたりすれば、大規模爆発と放射能汚染による被害が地上に降り注ぐ。
タツマキ「ハァ……また放射性物質案件?もう勘弁してほしいわ…………」
タツマキは、パゴスやガボラといい、貧乏くじを引きまくる自分の運の無さを呪う。
ゾンビマン「いやそれだけじゃない。熱核弾頭200個分とかZ市だけじゃ済まねぇ!下手すりゃこの国の大半は消し飛ぶし、放射能汚染が風に乗ってばら撒かれて国が壊滅する!」
タムラ「クソッ!パゴスといいガボラといい、放射性物質案件は並の怪人災害よりたちが悪いというのに!」
すると、タムラのスマホが鳴る。タムラは全員の了解を取り、電話に出た。
タムラ「はい………対応がまだ………室長。それは理解しています……………そうですか。それはありがたい。我々も尽力して隕石破壊を試みます」
タムラがスマホを閉じる。
タムラ「ムナカタ室長からだ。どうやら他国も今回は協力的な様子だ。今から隕石に接近する為に用意したスペースシャトルを合衆国が用意してくれた」
童帝「おおっ!流石は合衆国、仕事が速い!」
メタルナイト『こんな時に他国からの同情と融資、支援はありがたい』
こうして隕石破壊作戦が本格的となる。
作戦を簡潔に話すと、こんな感じだ。
1:シャトルに乗り込む人員を選抜。特にタツマキ、イレイナ、高原の魔女、童帝、破壊の暴君の搭乗は絶対。
2:隕石に乗り込んで内部から爆破し、エネルギーと破片を超能力や魔法によって凝縮。
3:もし内部からの破壊が失敗した場合、外部からの強制破壊により、2と同様の作戦を決行。
4:凝縮した隕石を宇宙へ飛ばし、シャトルに搭載した星間砲によって地球から出来る限り引き離す。
5:万が一作戦進行中に爆発した場合、地上のヒーロー達は降り注ぐ隕石に対応する事。
これが主な作戦の概要だ。
そして、隕石破壊作戦が始まった。
科学的分析は苦手ですが、頑張りました。
シャトルの乗員は公開します。
・サイタマ・ジェノス・タツマキ・ミリム・アズサ・イレイナ・童帝・アトミック侍・メタルナイト
原作より更に厄介な隕石。さて、どうするか。