フランと師匠は新たに出現した怪人と闘っていた。怪人は一体ではなく、複数存在する怪人達だ。
フラン「師匠!」
師匠『ああっ!蹴散らすぜ!』
フランが念動力で相手の動きを全て止める。師匠が両目から紫色の光線を放ち、怪人達を撃ち抜く。
『災害レベル不明:ロッチマン』
ロッチマン「じょうじ」
ロッチマン「じょうじじょうじょう……」
ロッチマン「じょう………じ!!」
ロッチマン達は倒された仲間に構わず、フランを取り囲むように駆ける。一歩目から約300キロの速度で走れるのだが、成長したフランの敵では無かった。寧ろ、師匠で斬れば斬る程に能力を得ていくので、戦力アップとウォーミングアップにしかならない。
その数は300体。しかし、数だけの烏合の衆など、フランと師匠の敵ではなかった。
師匠『そら!能力融合!』
師匠はこの間得た天空族や海人族、恐竜族や森林族、地底人の能力を融合させる。空、海、恐竜、森、地底人の能力を得れば陸海空において本当の意味で行動出来るようになる。
更に、マンモスフラワーやペギラ、ネロンガ、カイゲル、パゴス、『紅蓮武装』、獣王、グランドドラゴン、ガボラといった怪獣や怪人を融合させる。
最後に『アースタイタン』も融合させる事で、新たな能力を手に入れた。
アナウンス『融合完了。『ロギアフェアリー』を習得しました。追加を確認。『脱皮』『クロックアップ』を習得しました』
師匠『よし!能力ゲット!』
フラン「おー!」
フランと師匠は怪人の遺体を一箇所に集めると、そのまま凝縮し、軈て炎で焼いて灰に変えた。そして、そのまま土に還した。
フラン「怪人討伐!」
師匠『にしても、フラン活躍が認められたな!早くもA級に昇格したんだからな!』
フラン「でも……サイタマより下なのは納得行かない」
A級ヒーローになったフラン。執事ザケンナーの二人を助けた後、ヒーロー協会Z市支部にサイタマと趣き、A級への昇格を受けた。その時にサイタマがフランより順位が一つ上になったが、フランはそれが少し不満だった。とはいえ昇格出来たのは良い事なので、フランは渋々納得した。
師匠『まあ仕方ないさ。少しずつ上がっていけば良いさ。そんなに焦る必要は無い』
そして、フランと師匠はゴーストタウンに帰って来た。しかし、此処でゴーストタウンに新たな怪獣が出現した。
突然地響きが起きる。
火山のような形をしたクレーターを無数に生やす球体が、転がりながら進んでいた。不思議な事にその周囲に謎の渦が浮かび上がっており、師匠はそれが何か理解していた。
『災害レベル竜:ブルトン』
師匠『おいおい今度は時空を操る怪獣かよ!?』
フラン「全くこの世界は、退屈しない!」
師匠『そうだな!んじゃ、早速倒すとするか!』
フランは師匠の柄を掴み、ブルトンに向かって走る。しかし、フランはブルトンに向けて走ったと思いきや、突然目の前に出て来た壁にぶつかってしまう。
フランが起き上がる。目の前の壁は壁ではなく、アスファルト道路だと気付く。
フラン「嘘っ!?何で!?」
師匠『恐らく時空間に影響を与えて、普通でない現象を引き起こしてるんだ!急いで倒さないとヤバい事になる!』
フラン「なら早速!」
フランは立ち上がってブルトンを睨む。すると、ブルトンのクレーターから針が飛び出し、電波のような物を発生させる。
すると、時空間が再び歪む。何かをされる前に攻撃する。
フラン&師匠「『『
フランが師匠を地面に突き刺すと、その周囲の建物を破壊して大森林が発生する。そして、師匠自身も植物化しており、大地と繋がるようになる。
大森林はブルトンを取り囲むと、その体に巻き付いて縛り上げる。
フラン「『ボンボン爆弾』!!」
木々から生成された無数の果実がブルトンに向かって降り注ぎ、ブルトンに当たって爆発を起こす。爆発の瞬間に小型の種爆弾をばら撒き、更に他のボンボン爆弾が爆発すると種爆弾が連鎖で爆発し、ボンボン爆弾が爆発して新たな種爆弾をばら撒き、ボンボン爆弾の爆発により種爆弾が爆発するという、半永久的爆撃を可能とした。
ブルトンの針もいつの間にかへし折れてしまい、大爆発によってブルトンも大爆発を起こした。
しかし、それだけで終わる程甘くは無かった。ブルトンが先程まで居た場所に黒い大穴が開き、周囲の木々や建物を飲み込んで行く。
フランと師匠は突然の次元の穴に対処出来ず、そのまま吸い込まれてしまう。
フランと師匠が吸い込まれた後、穴が閉じた。そして、サイタマがその場に現れた時には、圧倒的な破壊痕のみが残っていた。
――――――――――――――――――――――――
フランは目を覚ます。体を起こすと、自分がベッドで眠ってる事を知る。そして、自身の居る部屋が見覚えのない部屋である事を知る。
フラン「……師匠?」
師匠『呼んだか?』
フランが声のした方向を向くと、其処には元の剣の姿となった師匠の姿があった。
フラン「………此処は何処?」
師匠『俺も分からん。分かってるのは、あの怪獣を倒した事で俺達は別の次元に引きずり込まれたって所だな。その証拠に、俺もさっき目を覚まして時計とか見たけど、どうも俺達の知る世界の時計だが、日付や年月の表記が違うんだ』
フラン「そう。師匠、どうする?」
師匠『あの時にあの怪獣の力を取り込めなかったのは痛いな。次元を越える方法を探すしか無い』
フランはベッドから降りる。いつの間にかパジャマに着替えており、下着の感触も無い。
フラン「誰かが着替えさせてくれたのかな?」
師匠『ああっ。その事を話し忘れてたな。黒髪ロングの綺麗な女性が、お前の服を着替させてたんだ。体も拭いてくれたんだぞ』
フラン「そう」
フランが扉に向かって歩くと、突然扉が開き、1人の女性が現れた。
???「あっ!目、覚ましたんだね!」
女性はフランに近付く。
フラン「お前、誰?」
???「私?私は月読調。この家に住まわせて貰ってる。貴女は、2日も眠ってたんだよ」
フラン「私、フラン。此方はスーパー凄い剣の師匠。今はヒーロー協会でA級ヒーローになった」
調「ひ、ヒーロー協会?何それ?」
フラン「えっ………あっ、もしかして………ねえ、この世界に怪人は居るの?」
調「怪人?居ない訳じゃ無いと思うけど……怪獣は偶に見るかな」
師匠(やはり、俺達の居た世界と違うのか)
フランと師匠は、今居る世界が違う世界だと益々確信した。
――――――――――――――――――――――――
フランと師匠が転移した海鳴市のとある道。其処で1人の少女が、一つの刀を拾った。
少女「何これ?」
少女は刀を拾うと、その鞘を誤って引き抜いてしまう。
少女「うわっ………って、これ!本物の刀!?凄い綺麗………」
すると、少女の背後から声がする。
イジメっ子「おい!何してんだ弱虫!」
イジメっ子2「おいおい何だ此奴?刀なんか持ってやがるぜ!」
それは、少女を虐めていたイジメっ子の集団だった。男女合わせて全員で3人。男2人に女が1人だ。
少女「貴方達関係ないよ」
イジメっ子3「何?偉そうにしてんじゃないわよ!」
イジメっ子の1人が少女を蹴り飛ばす。その時、刀が地面に突き刺さってしまう。
少女「やめて!!」
イジメっ子「はっ?オメェが生きてんのがイケねぇんだ!オメェいつも気に食わねぇんだよ!」
イジメっ子2「ギャハハハッ!!そらもっとやろうぜ!!」
イジメっ子達が再び少女を蹴り上げる。すると、イジメっ子の少女が、虐められていた少女に再び蹴りを放とうとした、その時だった。そのイジメっ子脚が、突然後ろへ傾いた刀によって、いともたやすく切断されてしまった。
イジメっ子3「ギャアアアアアアアアアッ!!足が!!足があああっ!!」
イジメっ子「おい!!何してんだよ!?」
イジメっ子2「おおおい!!救急車を呼べよ!!」
イジメっ子達が慌てる。しかし、少女は刀の元へ走って来て、その柄を再び握る。
その時だった。少女の頭の中に声が響き、少女は頭を抱える。
???『おおっ、可哀想な小娘よ。今まで惨めな目に遭って辛かっただろう?だがもう安心して良いぞ。お前には復讐をする権利がある』
少女「誰?もしかして、貴方が?」
少女は抜いた刀に話し掛ける。その時、少女の隣にエジプト神話のアヌビス神に似た姿をした、謎の霊体が現れた。
???『そうだ。俺の事は『アヌビス神』とでも呼んでくれ。俺はお前の剣であり、俺はお前の力だ!お前は此れより剣の達人となる!お前に最早敵は居ない!お前が此れから何をしようと、俺はお前の力だ!俺がお前を肯定する!』
少女「……そうだ!もう私は弱虫なんかじゃない!」
少女は立ち上がる。血に濡れたアヌビス神を手にして、狂気の笑みを浮かべた。
少女「此奴は死んで当然の女だ!お前等もぶった斬りたくなったよ!」
少女はイジメっ子達に歩み寄る。
イジメっ子「ま、待て!待ってくれ――」
その時、イジメっ子は首を斬り飛ばされた。次に最後のイジメっ子がターゲットとなる。
イジメっ子2「だ、誰かぁ!!助けてくれぇ!!」
イジメっ子は木々の間を掻い潜って逃げようとするが、少女は木々を通らずにアヌビス神を振り下ろす。その瞬間、木々の向こうに居たイジメっ子の上半身と下半身が真っ二つに切断された。
イジメっ子2「な、何故ぇ!?木は何ともないのに………」
しかし、少女は殺した事に罪悪感は無かった。何故?それはこの刀が肯定してくれたからだ。今は気分が良い。
アヌビス神『ブルトンを倒した黒猫の少女を殺せ!その剣を破壊しろ!我が主たる『神』の命だ!奴等はこの世界に迷い込んでいる!お前は達人だ!何者にも勝てる!!さあ行くのだ!!お前は誰にも負けない!!絶〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ対に、負けんのだ!!』
少女は狂気に満ちた笑顔のまま、その場から去る。アヌビス神に従い、フランと師匠を倒す為に動く。
《オリジナル怪人》
名前 ロッチマン
元ネタ テラフォーマー
災害レベル 虎〜神
テラフォーマーのまんま見た目で、超高速戦闘と飛行技術を待つ火に弱いという弱点があったが、焼死体となった同族を食らうことで炎の耐性もついた個体もいる。
虎レベルの小さな部隊から神レベルまで進化した個体などもいるため正確なレベルが出せない。
名前:ブルトン
元ネタ:ウルトラマン
災害レベル:竜
概要
四次元空間を操ることができる。テレポートや怪獣を召喚したり、時間と空間を歪ませて混乱させることが可能。また四次元空間になんでも収納できる。
名前:アヌビス神
元ネタ:ジョジョの奇妙な冒険
災害レベル:虎〜竜以上
概要
エジプトの刀鍛治が作り出した妖刀。刀に触れた者を操ることができ、それは人や動物はもちろんのこと、怪人や怪獣でさえ操ることができる。日本刀にも負けない切れ味で物体を透過して斬りつける事ができる。更に一度受けた攻撃の性質を憶える性質があり、闘えば闘うほど相手の動きを記憶して強くなっていく。しかも宿主が変わっても刀身が無事ならば一度憶えた攻撃は忘れず、宿主が何かしらの力を持っていればその力を組み合わせることも出来る。また操る際に相手の脳内にアヌビス神のイメージで現れることもできる。
追加設定:ワンパンマンの『神』の尖兵である。『神』が人類を四次元空間に閉じ込める為に解き放ったブルトンを倒したフランと師匠を倒す為、フランと師匠の天敵となるであろうアヌビス神を送り込んだ。
《オリジナル能力》
『ロギアフェアリー』
地球に存在する自然と生命のエネルギーを自由自在に扱える。それを応用して森林増殖、生命創造、海洋浄化及び溶岩操作、炎熱発生、大地操作、電撃、氷結、空気操作、風量操作、光パワー、闇エネルギー、変異や進化等を含めた、自然と生命の力を自由に扱える。また、自然エネルギーを肉体にも反映し、肉体を自然物に変える事が出来る。流動又は固形化によってどのような体になるか異なるが、完全に消滅しない限り物理攻撃が効かなくなる。また、自然物に応じた移動方法も存在する。また、ワクチンマン同様に自然エネルギーを利用した攻撃を行ったり、肉体の大きさを変化させる事も可能。マルゴリの3倍は大きくなれる上に、大きさによる鈍足化は無い。但し正確に小さな相手を狙えるかは本人の技量次第。例えるなら、ONE PIECEのロギア系能力とジョジョの究極生命体カーズの力を足して2で割ったような能力。
『脱皮』
自らの体を服ごと皮に変えて、内側から突き破って現れる完全復活能力。一回脱皮する度に身体能力を十倍向上させる。
『クロックアップ』
仮面ライダーカブトの能力名と同じだが、異なる時間の流れを渡るのではなく、単純に加速するだけ。しかし単純な分強力である事に間違いは無く、重ねがけすればより速くなれる。
《オリジナル技》
『禁憎森々(きんにくもりもり)』
使用者:フラン&師匠
大地に花や木々で出来た森を形成し、自身の肉体を大樹に変化させる。また、使用者の望む植物を生成出来るが、空想上の植物を再現する事は出来ないが、何かしらの方法で力を得れば生成可能となる。そうでなくとも、似たような物は形成出来るであろう。生態系への影響も強いだろう。
『ボンボン爆弾』
使用者:フラン&師匠
木々から生やした爆発性の果実を降らせて攻撃する。更に、果実が爆発した後に小さな種状の爆弾を周囲へばら撒き、炎か高熱を与えれば爆発する。種爆弾一つ一つが爆発の連鎖を起こして周囲を吹き飛ばす。元ネタは『原神』のクレーが使用するボンボン爆弾。