魔法科高校の四葉家次期当主   作:鮏乃切身

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書きたいことばかり書いてるので本編あんまり進んでません。

それではよろしくお願いします。



入学編Ⅱ

入学式編Ⅱ

 

 朝、いつもより少し早起きした。なぜなら今日から真由美さんと共に通学できるからだ朝は苦手だったが今日ばかりはウッキウキで目が覚めた。仕方ないだろう。いつもよりも身だしなみに気を使い気づいたら時間になったので待ち合わせ場所に向かう。通学にはキャビネットを使うかと思っていたが真由美さんからの提案で歩きとなった。何故かと聞いたところ。

 

 「だってキャビネットでなんて味気ないじゃない。それに...」

 

 「それに?なんですか?」

 

 「う、ううんなんでもない」

 

 「そうですか。今までの分を取り返したかったからかと思いましたけど違ったんですね。」

 

 すると真由美さんは顔を赤らめながら

 

 「もう!からかわないで!」

 

 プイッと顔を逸らした。可愛い。

 

 閑話休題

 

 そんな訳で集合場所からは徒歩となった。集合場所にはもう既に真由美さんは居た。

 

 「お待たせしました」

 

 「ううん、今来たとこ」

 

 などとまるで恋人のようなやり取りにお互いむず痒い気持ちになる。

 

 「なんだか恥ずかしいわね...」

 

 「同感です...まあ慣れますよ。それでは行きましょうか」

 

 道中では色々な話をした。最近のマイブーム、気になる映画、通学路でのお気に入りのカフェ、あまりに好きでないカフェ、品ぞろえの良い本屋、古書ばかり扱う本屋、生徒会のこと、部活連のこと、風紀委員のこと、など今まであまり話題に出さなかった事を話した。

 こういう楽しい時間はすぐに過ぎるものであっという間に学校に着いてしまった。

 

 「もう着いちゃった、なんだかいつもよりも早く着いた気がするわ」

 

 「自分もなんだかいつもより時間が過ぎるのが早かった気がします」

 

 ふと顔を見合わせ互いに微笑む。うーん真由美さん可愛いな。もう放課後にしか会えないのか〜と考えていると

 

「あ、そうだ夜瑠君今日遅くなるかもしれないから先に帰ってて」

 

 ……マジ?

 

「いや待ちますよ。それでどれくらいになりそうなんですか?」

 

 「うーんそうね、多分18時は過ぎるわね」

 

 「そうですか、分かりました。適当に校内探索でもして時間潰して起きます。」

 

 「ごめんね、ありがとう。」

 

 いえいえこのくらい、と返し授業が始まるので昇降口で別れ互いの教室に向かった。

 

 ――――――――――――――――――――

 今日は授業初日なのでほぼほぼガイダンスで終わった。この学校は各自で履修登録するタイプの学校である。まあ、出れる授業はとりあえず登録しておくけど。途中カウンセラーの小野何とかっていうやたら巨乳の先生も居たけどそれくらいしか正直覚えていない。

 しかし一番の問題はマジで誰にも話しかけられない。びっくりするくらい話しかけられない。なんなら誰も目を合わせようとしない。四葉が恐れられてるというのは分かっていたつもりだったが、正直ここまでとは思ってもみなかった。自分とは対象的にクラスメイト囲われている一人の美少女。

 

そう、深雪である。休み時間になる度に話しかける人が増えてる気がする。あ、また増えた。男女問わずに囲われている。でもよく見ると嫌そうな顔してる気がする。あ、やべ目が合った。しかも深雪の方はこちらから目線をそらすつもりも無いなこれ。仕方ない。

 

 自分は席から立つと深雪の方に真っ直ぐ向かう。

 

 「初めまして、自分は四葉 夜瑠です。よろしく。」

 

 と四葉の部分を気持ち強めに強調すると取り巻きが後ずさった気がする。いや四葉の名前強すぎだろ、となんとなく誇らしくも少しの嫌悪感も湧いてしまう。

 

 「初めまして、私は司波深雪と申します。こちらこそよろしくお願いします。」

 

 と席から立ち丁寧過ぎる位の所作でこちらに返してくる。

さてとここからは少し嫌味っぽくなる。心の中でごめんと謝りつつ口を開く

 

 「どうやら次席は深雪さんだったみたいですね。確か自分とは3点差だけだったとか」

 

 「そうなのですか?私は点数までは存じ上げませんでしたが本当はにあと一歩だったようですね。少し悔しいです」

 

 と微笑みながら返してくる。うーわこれ想像以上に罪悪感あるな。こんなん真由美さんに知られたら嫌われちゃうなーとか少しブルーな気持ちになりながらも会話は続ける。

 

 「次の時間にはもうお昼ですね、良かったらお昼ご一緒しませんか?」

 

 これで1番長い休憩時間のお昼は人払い出来るだろうと思い誘ってみる。

 

 「そうですね、ぜひご一緒しましょう。色々お話お聞かせください。」

 

 と微笑みながらこちらに応えてくれる。この笑みに周りのものは見とれているようだが自分にはわかる。これは愛想笑いだ。いや、少しではあるが感謝の念も混ざってるな。なぜ分かるのかというと明らかに彼女が愛する兄、達也に向ける笑みとは天と地ほどの差があるからだ。

 

 「それは良かった。楽しみにしていますよ」

 

 と言うとちょうどチャイムが鳴り、各々席に戻った。

 

 ――――――――――――――――――――――――

 

 お昼休みになり予定通り深雪を誘おうと思い、席を立とうとするともう既に目の前に深雪さんが立っていた。

 

 「四葉さんそれでは食堂に参りましょう」

 

 「夜瑠でいいですよ深雪さん。...今更ですが自分も深雪さんと呼ばせていただいても?」

 

 「はい、もちろんですよ。」

 

 「ありがとう。それじゃあ行こうか」

 

 と立ち上がりながら言う。深雪さんを伴いながら教室を出ると追ってくる二人の女性。振り向かずにそのまま歩みを止めな

 

 「あの!」

 

 ...などと決心していると普通に声掛けられた。

 

 「なんですか?」

 

 と自分が返すと

 

 「わ、わたしたちもお昼一緒にいいですか!」

 

と元気よく声をかけられた。ツインテールと呼ぶには少し低めの位置で髪を結った明るい茶の髪をした子と基本はベリーショートでサイドテールを伸ばした眠たげな眼をした子のコンビだ。深雪さんに目をやるとおまかせしますと投げやりに見られたので

 

 「...別に良いよ」

 

 と返すと少しホッとしたような表情をしている。

 

 「食堂混んだら嫌だから早く行こう。」

 

 とベリーショートの子が言う。図太いなと思ったが全く同感なので野暮なことは口にせず自分が先頭になり廊下を進む。もう既に顔が割れてるからなのか皆道を開けてくれる。うーんなんとも言えない気分になるなこれ。...これ以上は考えないようにしようと小さな決断していたら食堂に着いた。

 

 「席は…あそこがちょうど4人空いてますね、あそこで構わないか?」

 

 と振り向くと了承してくれた。

 ちょうど人数分の4人がけのテーブルで自分と深雪さんが通路側、女子二人がソファー側に座った。ここでそういえば名を聞いていなかったなと思っていたら

 

 「そういえばまだ名乗ってませんでしたね、私は光井ほのかです!遅くなってごめんなさい!そしてこっちが」

 

 「私は北山雫。よろしく」

 

 「こちらこそよろしく。自分は四葉夜瑠です。」

 

 「私は司波深雪です。改めましてよろしくお願いします。」

 

 「ま、とりあえず自己紹介はこれくらいにして自分が席を取っておくから三人は食事を持ってきてください。自分はその後に持ってきますよ。」

 

 と言うと深雪さんが

 

 「ではお言葉に甘えさせていただきます。行きましょう、光井さん北山さん」

 

 と三人が席を立つ。離れながらほのかって呼んでとか深雪って呼んでも良い?みたいな微笑ましい会話が聞こえてくる。

 

 すぐに戻ってくるだろう頬杖をつきぽけ〜っとしていると声をかけられる。

 

 「すいません、この隣のテーブル使っても良いですか?」

 

 と丁寧な女性の声が聞こえたのでそちらに目をやると居た。達也が居た。あ、と思っていると達也もどうやらおなじ思いだったようで珍しくポーカーフェイスを僅かに崩している。他の達也以外の三人、特に眼鏡を掛けた紫色のアクセサリーを付けたおっとりした女性はまさに「やってしまった」と言うような顔をしていた。赤い髪のウルフカットのような女子はあららと言うような表情でガタイの良い純日本人では無い顔をした男子はどうした?みたいな顔をしている。流石に声をかけてきた女性が可哀想なので返事をするとしよう

 

 「もちろん構いませんよ。」

 

 と努めて優しい声と表情をして返答をすると声をかけてきた女性はホッととしたような表情で「良かった怒らせてなかった」と小声で言っている。聞こえてるからね?今この事でイジるような関係でもないので座るように促す。達也グループは座りはしたものの未だ気まずい雰囲気が漂っていたので流石に悪いと思いこちらから声をかける。

 

 「初めまして、自分は1年A組の四葉夜瑠です。気軽に夜瑠と呼んでください。」

 

 返事しろよ?と達也にアイコンタクトを送ると無事伝わったようで

 

 「初めまして、俺は1年E組の司波達也。俺も達也でいい」

 

 「じゃあ次は俺な、同じく西城レオンハルト。レオって呼んでくれ。」

 

 とガタイの良い男子

 

 「じゃ次私ね、私は千葉エリカ。エリカって呼んで」

 

 よろしくーと赤い髪の女子、そして最後に

 

 「わ、わたしは柴田美月です。」

 

 よろしくお願いします、とこれで全員の名前が分かった。

 全員二科生か、まあそれはそうかまだ2日目だし別のクラスと仲良くなるって方が無理だ。

 

席順はソファー側に手前側からレオ、達也。

 通路側が手前からエリカ、美月となっている。

それぞれ自己紹介が終わると深雪達が席に戻ってくる。あ、達也の顔を見て明らかに深雪の機嫌が良くなった。

 

 「さて、じゃあ自分も食事を取ってくるよ」

 

 と深雪達と入れ替わりで席を立つ。先に食べてていいよ、と言うのも忘れずに。ちなみに達也グループは既に食事を持っていたようで既に食べ始めている。何にしようかなと少しワクワクしながら見回る。なんせジャンクフードから和食に洋食など色々な種類があるのだ。2、3分くらい迷ったがどうせ今後も食べる機会はあるのだから、と入口から時計回りに食べて行くことにした。今日の所は鯖の水煮だ。普通に美味しそう。と席に戻る時もウキウキして自分達の席に近づくと何やら言い争っている声が聞こえる。

 

 「だから司波さん達は僕達一科生と食事するべきだ!だから席をどけ!」

 

 「はあ?何言ってるの?私達が先に食べているでしょ?ただ自分達が席を探すのが面倒なだけじゃないの?」

 

 言い返してるのはエリカか、今から楽しみな食事なのにしょうもない言い争いをするんじゃないと思い。再び1歩踏み出す。




本日あと1話投稿する予定です。時間は未定です。

入学編9の最後のようにリアルの話題を落とし込むのはどう思いますか?自分は延長線上にある感じがして好きです。

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