バカとオネェと召喚獣   作:チビ駄郞

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問題の科目名が無かったので追加しました
サブタイトルがバカテスっぽくなかったので変更しました
オリ主の名前の読みを最初の問題の回答の所にルビとして追加しました


第一問 バカとテストとオネェ登場

科学

問 以下の問に答えなさい

料理の為に火にかける鍋を制作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金の例を一つ挙げなさい

 

姫路瑞希の答え

問題点・・・マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応する為危険であるという点

合金例・・・ジュラルミン

 

教師のコメント

正解です。合金なので『鉄』では駄目という引っ掛け問題なのですが、姫路さんは引っかかりませんでしたね。

 

土屋康太の答え

問題点・・・ガス代を払っていなかったこと

 

教師のコメント

そこは問題じゃありません。

 

吉井明久の答え

合金例・・・未来合金(←すごく強い)

 

教師のコメント

すごく強いと言われても。

 

鈴木恵(すずきけい)の答え

問題点・・・ガスの元栓を開き忘れていた事

合金例・・・ステンレス

 

教師のコメント

合金例は正解ですが、土屋君同様そこは問題じゃありません。後で土屋君、吉井君と共に職員室に来るように。

 

 

 

「よーし明久、恵テスト前の小手調べだ![三権分立]は[司法]と[立法]ともう一つは何で成り立つか?」

クラス振り分け試験の朝、一緒に登校していた坂本がそんなことを言い出した。

「ふ…あまり僕を見くびらないでくれよ雄二…二つまでは絞れる」

「そうよ坂本それくらいあたしだってわかるわよ」

 

結構自信ありげに答えたけどなぜ吉井は二つなんて言ったのかしら?坂本も疑問に思っているようだし。

 

「ほう(二つ…?)」

「[憲法]か[漢方]のどっちかだったはず…」

「……はぁ、恵お前はどうだ?」

 

流石に吉井の答えを聞いて坂本も呆れてるわね。いいわ、ここはあたしがビシッときめてあげる。

 

「バカね吉井、正解は勤労よ!」

「……[行政]だバカども」

「あ それじゃウチからも!では問題[CH3COOH]とは何でしょう?」

 

後ろから現れた島田が出題をしてきた。…これは科学かしら?

何故か後ろを向く吉井に島田が問いかける。

 

「吉井?どうしたの?」

「……」

「あら?本当にどうしたの?吉井」

「…英語は苦手なんだ」

「え…?これ英語じゃなくて科学なn」

「じゃあ僕こっちだから!」

「ちょ ちょっと吉井!アンタ相当ヤバイんじゃ⁉」

逃げるように走り去る吉井に興奮した様に叫ぶ島田。

 

 

 

ーーー試験中ーーー

 

・カリカリ・・カリカリカリ・・・カッ

やっぱり結構難しいわね。吉井なら十問に一問は解けるとか思ってるだろうしFクラスになるのは避けられないでしょうね。けどあまいわ、私ならその倍五問に一問は解けるもの。これでEクラスは堅いわね、さようのら吉井一年間楽しかったわ‥来年から敵どうしでしょうけど仲良くしましょう。(自分もFクラス並みにバカであることを理解していない)

 

ガタンッ!

 

?どうしたのかしら?

 

「姫路さん!」

 

この声は吉井?姫路ってあの姫路よね。どうしたのかしら?

 

「試験途中での退席はーー[無得点]扱いとなるがそれでいいかね?」

「は…」

「ちょ ちょっと先生、具合が悪くなって退席するだけでそれは酷いじゃないですか!」

 

相変わらずお人好しね、少なくともこの学校の試験じゃこれが当たり前なのに。……少し削っておこうかしら、そっちのほうが一年楽しく過ごせそうだし。(元々削るまでもなくFクラスである)

 

 

 

 

春、それは新たな出会いと別れの季節。

あたし達がこの文月(ふみずき)学園に入学してから二度目の春が訪れた。周りには教師から何かを受けっとている生徒の姿が見える。

しまったわ、こんなことならもう少し時間をずらすべきだったわね。

そんな事を考えているとあたしの番が回ってきた。

 

「鈴木珍しく早いな」

「流石に初日ぐらいは遅刻なんてしないですよ西村先生」

「初日だけではなく毎日遅刻をするな。 はぁ受け取れクラス分けだ」

 

そう言って封筒を渡してきたのは、この学園の教師西村宗一先生だ。

筋骨隆々、趣味はトライアスロンの生活指導及び補習担当の鬼‥教師だ。一部生徒の間では畏怖と尊敬を込めて鉄人と呼ばれている。あたしも偶に呼んで注意されている。

 

なるほど、さっきから他の生徒が受け取っていたのはクラス分けの封筒だったわけね。なんでこんな面倒な方法をとってるのかしら?

 

「鈴木、今だから言うが」

「はい、どうしました?」

 

勿体ぶるように西村先生が話しかけてくる。

 

「俺はお前を去年一年見て、『ひょっとして、鈴木は馬鹿になったんじゃないか?』と疑いを抱いていた」

「それは誤解ですね。寄りにも寄ってあたしを吉井の様になったなんて」

「そうだな。その吉井達と一緒にいたからそう思ったのだろう、入学当初のお前は一癖はあるものの普通だったからな。だからこそ振り分け試験の結果を見て自分の間違いに気づいたよ」

「そう言ってもらえてよっかったです」

 

話している間に封筒を開け中身を確認するあたしに西村先生は告げる。

 

「喜べ鈴木、お前への疑いはなくなった」

 

中に入っていた紙にはこう書かれていた 『鈴木恵…Fクラス』 と。

 

「お前は馬鹿になった」

 

こうしてあたしの…あたし達の最低クラスでの生活が始まった。

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