若きチャンピオンの独白   作:ガラクタ山のヌシ

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バイオレット、一応ストーリークリア出来てちょっとキャラの掘り下げというか、しょーもない妄想。



若きチャンピオンの独白

「あ〜あ…また枯れちゃったなぁ…」

 

学校の寮、その自室でわたしはぼやいてた。

何がいけなかったのかなぁ〜。

世話を焼きすぎたのかな。

それとも、アドバイスや道具が足りてなかったのかな。

それか、マップが分かりにくかったとか?

それとも…考えたくは無いけど、相手に期待しすぎてたのかな。

わたしは勉強はそれほど好きでも無いけど、授業の話さえ覚えてればテストで及第点は取れるし、料理や手芸も人並みにはできる…と、思いたい。

得意なことが何かあるとすればバトルが三度のご飯より大好きなことくらい。

 

だから学校に通うようになって、最初の宝探しの時は当然ジムリーダーに挑戦して、その流れでチャンピオンへの道を登って登って、登り詰めて、やっと辿り着いたと思った頂で…失望したんだ。

 

だってチャンピオンの席って思ってたよりも冷たくて、無機質で、周りに誰もいないんだもん。

 

そのとき思った…ううん。思い知ったんだ。

わたしにとって、チャンピオンの席は『宝物』じゃあなかったんだって。

 

そりゃあ、そこまで一緒に戦ってくれたポケモン達には感謝してるし、お疲れ様って毎日毎日思ってる。

自分やポケモンたちが飽きないように、戦術やポケモン同士の組み合わせだって考えてるし…でもそれってポケモントレーナーとして当たり前のことだよね。

 

トップは普段忙しい人だから毎日は戦えない。

まぁ、学生に労働はさせられないってことらしいから、チャンピオンの仕事もやってくれてるんだと思うと、ホント頭が上がらないよ。

先生達も、宝探しの時以外は受け持ってる授業をしなきゃだから、バトルしてる暇なんて無い。

 

だから暇な時間を見つけては、クラスメイトや上級生の先輩達、生徒会長として、問題を起こしたスター団とかと、片っ端からバトルしてみたんだけど…。そうしたらそうしたで、この地方でのバトルの方式自体が、目があったらすぐバトル〜から、互いの了承を得てからバトルに変わっちゃった。

 

あの時は失敗したなぁ〜って今でも思う。

でもしょうがないよね。

だって、どうしようも無く渇くんだよ。

バトルして勝っても、なんて言うか、盛り上がらない。

勝って嬉しいって言うのはあるけど、そのあとは妙に冷静になっちゃうって言うか、物足りないって言うか…。

自分でもわかるくらい足りない部分があるのに、必要なものが無いのに、勝ち続けちゃう。

その度にいつも思う。

わたしの宝探しは、ここで終わりなんじゃあ無いかって。

 

「誰か、わたしのライバルになってくれないかなぁ…」

 

大きく強く、実ってくれるトレーナーがいたのなら、その時はきっと…。

 

「……もう寝よっか」

 

明日はいったん、家に帰らなきゃなぁ…。

 




多分続かないです。

元気いっぱいで、意気軒昂なのは主人公の前だけらしいので、それ以外(特に一人きりの時)はこんな感じなのかなぁ…なんて妄想。
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