グングニルと呼ばれたウィッチ   作:夜かな

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明けましておめでとうございます。新年最初の投稿です。とはいえ忙しくて、とても短いですが。


第20話 ミンダナオ島血戦 後編

 

 

 ミンダナオ島ダバオ、そこはこの島最大の軍事拠点があった場所であり、フィリピン島で最初に陥落した大都市でもでもある。

 そこには一隻の戦艦と数隻の巡洋艦が停泊していたらしいが、陥落時に放棄された。何でも陸戦ネウロイに強襲されたらしく、港から逃がすことができなかったらしい。

 

 その後どうなったかは分かっておらず、巨大な鋼鉄の塊は十分ネウロイの拠点たり得た。 

 今回の偵察任務で最も可能性が高いここを最後にした理由はアマリス曹長の経験を積ませること、

 

そして―― ネウロイに来訪する挨拶をするため ――

 

 空は灰色の雲に覆われ、早朝の明るさをまるで感じられず、本来の気候ではこの季節でも27度を記録したこの島の空気は寒々しさを感じさせる。

 そのうえ、大胆な動きをしたのが良い方向に、傾いたのだろう。私の視線の先には、無数の小型ネウロイが灰色の雲空の下、ひしめいている。

 

 「これは想定以上にに多いねえ、どうしたものか……シア何かアイデアある? 」

 

 首を傾げて隣を飛ぶシアに話しかける。

 

 「ん、まだ拠点がわかならい、だから強行突破一択」

 

 それを聞いたエラとエヴィ准尉の二人が青ざめる。

 

 「えっと、シア少尉ここは一旦引いて間引くのが良いのでは」

 「そうそう、それにアマリス曹長もいる、無理は禁物だよ」

 

 しかし二人の反論は一人の発言で無意味と化す。

 

 「大丈夫です! 私、やれます。皆さんの脚は引っ張りません」

 「ふ、そうだなアマリス曹長は成長が早くてな十分ついて行ける。私が保証するぞ、それに扶桑では学ぶより慣れろという言葉もある。問題なかろう、それに既に小型ネウロイを五機撃墜している」

 

 エラとエヴィ准尉は初陣で危うく小型ネウロイに墜とされかけた自分たちより、著しいアマリス曹長の成長の早さと戦果に驚愕することになり、この中で階級が上である呉田大尉の存在もあって止める術を失ったことで諦めた。

 

 強行突破にあたり隊を二つに分けることにした。私やシア、エラ准尉エヴィ准尉の正面突破チーム、呉田大尉たち扶桑のウィッチとアマリス曹長の迂回チームに分かれた。

 正面突破チームはそのままの意味で、小型ネウロイの群に突っ込み、ダバオ港を目指す。

 そして迂回チームは高度を上げて灰色の雲より上までのぼり、ダバオ港を目指す。

 

 呉田大尉たちが上るのを見届けると、限界まで加速する。

 無数の大群が正面から向かってきている。相手も加速したのか相対距離は加速度的に近づき、正面から接敵する形となる。

 手元のL7汎用機関銃を構え、正面の小型ネウロイに照準を定める。

 そして迎える、お互いが有効射程に入った瞬間、私は引き金を間をおいて複数回に引きながら、回避行動のロールを行なう。

 直ぐそばを赤いビームが通り抜け、次に通るのは白い破片と化す複数の小型ネウロイ。

 回避行動のロールで弾丸を複数の目標に続けて放ち、その結果複数の小型ネウロイは破片と化した。呉田大尉いわく、これができてやっと一人前のエースらしい。

 

 エースかどうかはともかく、正面からの接敵、ヘッドオンで小型ネウロイの出鼻を挫き、続くシアやエラ准尉エヴィ准尉が、次々と小型ネウロイを撃墜。その勢いで激しい乱戦にもつれ込み、有利に空戦を進めることになった。

 

 

 




戦闘シーン難しいですね。
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