私は懐から信号拳銃を取り出して信号弾を上空に放つ。
「これで呉田大尉が気付いてくれればすぐにあれも届くはず」
「ん、今のうちに、小型砲潰す」
シアの言葉と共にエラ准尉とエヴィ准尉が加速して先行する
「アマリス曹長になんて物を呉田大尉は」
「はは、まあ、あのネウロイを考えると丁度良いのかな」
ノースカロライナ級戦艦を取り込んだネウロイへ向けて二人はクロスしながら海面ギリギリまで降下、左舷から接近する二人にノースカロライナ級ネウロイは格納していた5インチ級の連装砲台と無数の小型パネルを展開、甲板からせり上がった5インチ級連装砲台は本来放たれる実弾ではなく、赤いビームを砲身から連続で放ち接近するウィッチの二人に集中して水柱を立てる。
「側面は防ぐから、進んでエヴィ」
「わかった一気に突っ込むよ」
水柱をシールドで貫きエラ准尉が直進、それを見てノースカロライナ級ネウロイは展開した小型パネルから無数のビームを放つ。さらにエラ准尉の右側を通過するビームを屈折させエラ准尉を横から貫かんとする。
「やらせません!」
すぐさま間に入ったエヴィ准尉が命中コースにあるビームをシールド傾け弾く。
「残念だったね、僕の相棒は不埒な輩は絶対にお断りなんだ」
ノースカロライナ級ネウロイは自身をあざ笑い近づくウィッチに、ありったけのビームを降り注ぐが、ことごとくが避けられるか防がれてしまう。
「さあて、ミサイル以外にも実は機動って曲げられるんだよね」
エラ准尉はL7汎用機関銃を正面に構え舷側に向けてフルオートで放つ。しかし放たれた弾丸はノースカロライナ級を取り込んだネウロイからしてみればたとえ魔法力を込められていようが舷側に合っても削る事はできない、余裕だと言うように金属音のような何かであざ笑う。
「君の舷側や主砲は確かに装甲が厚い、甲板も削ったとしてもあまり効果はないだろう。でも小型砲台なら魔法力を込めた弾丸で貫ける」
放たれた7.62mmの弾丸は突然直進ではなく上に向かって直角に進む。そしてまたもや向きを変える。その方向の先には5インチ級連装砲があった。
「更に回転も合わせて味わうと良いよ」
片舷5基の5インチ級連装砲に向かって無数の7,62mmの弾丸が色々と無視して回転しながら降り注ぐ。瞬く間に5基の5インチ級連装砲は白い破片へ変えられた。
「もうエラったら無駄に格好つけて、パネルは残しているじゃないですか」
エヴィ准尉はしょうがないなあといった表情で、懐からリボルバーを取り出し魔法力を込めた弾丸を0.4秒の早さで次々と撃ち抜く。
「だってエヴィなら必ず残さず削りきるって信頼しているからさ」
「はあ、まったく」
エヴィ准尉の魔法を込めた弾丸は左舷側の無数のパネルを全て破壊し尽くしていた。
「ん、今日は眼福」
「だね、さすがDカップ」
「あの無線で普通に聞こえていますからね」
見事な早撃ちと合わせて揺れる素晴らしくおおきなものに視線を完全に引き寄せられてしまった。シアも羨ましいを通り超して感嘆していた。今度一緒にお風呂入る時は適切丁寧に洗ってみようと思う。
はう、燃え尽きたぜ