グングニルと呼ばれたウィッチ   作:夜かな

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本編が詰まったので少し横道に逸れます。


間話 〜インド戦役1〜

1963年8月東南アジアでのネウロイと人類の戦いが激しい攻防戦となり一進一退を繰り返している頃、インド北部でも激戦が繰り広げられていた。

 

 三角形の中型ネウロイが、胴体中央部の発射口から上下合わせて八つのミサイル型ネウロイを放つ。

 放たれたミサイルは二つの群れに分かれ三角形のかたちをなして、目標に向けて飛ぶ。

 

 中型ネウロイは放たれた群れに祝福するように赤いパネルを光らせた。

 

 それから数分後にインド連邦の首都デリーに空襲警報が鳴り響く。

 中型ネウロイが放ったミサイルがレーダー網に侵入したことを感知したからだ。

 

 そして迎撃のために二人のウィッチが空に上がった。

 

『エステル少尉、敵は既に第一次迎撃網を突破、まもなく少尉のいる地点に到達します』

 

「了解、迎撃します・・・・・・ネフィ、そろそろ来るって」

 

「はぁい、めんどくさいなぁ」

 

ベージュの髪を三つ編みにしたエステルと呼ばれたウィッチは隣の相方である赤髪のネフィの返事に呆れた表情を浮かべた。

 

「もう、ネフィがいつもそう言うから、待機シフトを少なめにしてるんだから、少しは、やる気出そうよ」

 

「やだぁ、やる気出すのもめんどくさい」

 

「はぁ......とりあえず迎撃はしっかりやってね、ネフィ」

 

「あいあい」

 

変わらずやる気のないネフィの返事にエステルはため息を吐いた。

意識を切り替え、視界に映る小さな黒点を見る。

 

エステルが30mmの大型機関砲を構え正面からすれ違うように動いた。

 

ネフィは高度を上げ、200mほど高い位置に着いた。

 

ミサイル型ネウロイは時速800kmの速さで飛翔しながらエステル達の方向に向けて直進する。目標以外を無視して進もうとしていた。

 

しかしエステルがそれを阻むため、重く体の芯に響くような轟音を響かせ、30mmの弾丸が放たれた。

 

ドン、ドン、と二発の音、それと同時に相対的にネウロイと弾丸の命中が一瞬で、なされたことで、白い破片がくの字になってエステルの両側を横切った。

 

側から見たならばそれは、ネウロイがエステルの正面にて白い破片となって分たれるように見えた。

 

そして先方を務めたミサイル型ネウロイの二つがやられたことに、残されたミサイル型ネウロイは認識を変え、エステルを避けるため二つの群れを上下に分かれて直進しようとした。

 

しかし数が減った群れが上昇した瞬間、降下して加速したネフィが7.62mmの軽機関銃を刀で斬るように放ち、残った二つのネウロイを白い破片に変えた。

 

さらに、降下することで加速したネフィは降下したもう一つの群れに追いつき、鷹が獲物を捕えるように一瞬で二つのミサイル型ネウロイを喰い散らかした。

 

残ったミサイル型ネウロイは、降下したことで加速した勢いを活かし何としても目標に向けて直進しようとする。

 

エステルは距離があるため、ネフィは激しい機動で加速し追いつくためのエネルギーを消耗してしまい、追撃することができない。

 

さらにミサイル型ネウロイは目標に向けて加速した。

ミサイル型ネウロイは、抵抗を受けず遂に目標であるレーダー施設へと直進。

 

最後の迎撃に対空砲が豪雨のように激しい弾幕作り、阻止しようとする。

 

最後の意地は、ミサイル型ネウロイを一つを白い破片に変えた。

しかしそれを嘲笑うように赤く鈍く光ったミサイル型ネウロイがレーダー施設に直撃。

 

周辺のレーダーアンテナごと破壊する爆発が起き、これによってレーダー網に大きな穴が開いてしまった。

 

「......明日は休み、エステル」

 

「諦めて、ネフィ」

 

ついでに一人のウィッチの休暇も破壊された




次回は本編の続き
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