グングニルと呼ばれたウィッチ   作:夜かな

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久しぶり過ぎで書き方を忘れてしまいました。


第32話 奇襲(前編)

 

 パラワン島とフィリピン本島の間に位置する海上に、ハニカム模様をした葉巻のような形状をしたネウロイが水中より浮上する。上部には四角い形状をした箇所が縦長に並んで配置されていた。

 

 "通達、第二段階に移行"

 

 ネウロイは赤色の一部分を鈍く発光させると独特の奇怪な鳴き声のようなものを響かせると、ネウロイの上部にあった四角形が一斉に開いた。

 

 "破壊目標の座標を確認、攻撃開始"

 

 四角形の箇所から白い噴煙を放ちながら細長い円形状の物体が飛び出して垂直に上昇していく。それをネウロイは複数回放った。

 

 "発射完了、潜航離脱する"

 

 放ち終わったネウロイは開いた部分を閉じると、ゆっくりと進みながら水中に再び潜り、深く暗い底に向かいながらその場より離れていった。

 

 

 

 パラワン島北部基地を囲むように配置された防空陣地では、ネウロイ迎撃のため慌ただしくなっていた。

 3.7inch高射砲の周辺に砲弾の集積が行われて山を積み上げ、装軌式のロレーヌ37によって40mm対空砲が牽引されて運ばれている。

 

「あー、いちいち陣地を作るのは面倒くせぇなぁ」

「仕方ない、ガチガチの固定陣地だったバラバク島じゃ呆気なく壊滅したらしいし、動けるようにしてた方が被害が少ないらしいからな」

 

 2人の兵士がスコップ片手に地面に塹壕を掘りながら会話をしていた。

 

「とは言ってもさ、ここって敵がくる方向とは違って安全だし、適当でいいよな」

「はぁ、それで敵が来た時どうする?」

「そん時には相棒の掘った塹壕に入らせてもらうぜ」

「せんな、むさ苦しい男みたいなのはお断りだ」

「そりゃあ当たり前さ、相棒、ん?何だあれ」

 

 空に向かって垂直に白い線が伸びていた。それも沢山。

 

「何だがイヤーな予感がするんだが」

「同感だ、急いで掘るぞ!この際2人入れるタコツボでも構わん」

 

 2人は協力して急いで掘ると即座に飛び込んだ。その瞬間陣地は激しい爆風と衝撃に包まれる。

 

 しばらくして衝撃が収まると塹壕から1人が起き上がる。

 

「な、なんだったんだ、ネウロイの仕業なのか......相棒大丈夫か」

 

 共に飛び込んだ相方を呼ぶが、返事は返ってこない。

 

「まさか、吹き飛んじまったんじゃ、相棒!おいどこだ」

 

 兵士は必死になって塹壕の周りを見渡しながら叫ぶ。

 

「そんな、嘘だよな、こんなn「いつまで人の胸を踏んでるんだ、馬鹿」

 

 足元を見るとそこには相棒がいた。確かに地面にして柔らかいだとは思ってはいたがまさか相棒を踏んでいたとは思わなかった。すぐに塹壕から這い上がると相棒をそこから引っ張り出した。

 相棒が無事だったことで安堵したが故に口からこんな言葉が出る。

 

「あー、ワルぃ地面と大差ない硬さをしてたから気づかなかったわ」

 

 その瞬間、相棒は決断した、こいつ埋めよう。

 

「うん?どうしたんだ急にスコップ持ちだして」

「落ちろ馬鹿」

「うぇ⁈」

 

 強烈な回し蹴りを喰らわして馬鹿を塹壕に叩き落とすとすぐさま埋葬を始めだす。

 

「うば、まま待って!、ぷば、ごめんって、ぺっぺ、悪かった謝るから」

「胸、胸、胸、デカい柔らかいのも含めて滅べ、埋まってしまえ」

「相棒⁈別に胸はデカくたって肩凝るだけだから」

「ユルサナイユルサイ」

「ヤバいこれ本気だぞ」

 

 怒り、相方の豊満なそれに対する憎しみをぶつけるが如く相棒は埋葬しようとする、が

 

「おい!そこの2人、早くこっちきて重傷者を運ぶのを手伝え」

「「りょ、了解」」

 

 上官の怒号で正気に戻った。

 

 

☆☆☆☆

 

 "通達、第三段階に移行"

 

 

 "脅威目標αβ群の排除及び航空戦力の排除"

 

 

 

 

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