スイッチ・メダル・トリガー   作:空ボトル

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ニチアサ時空なので描写がない限り監視カメラは寝てます。



爆アド

 

 うめき声のような声を出しながら白ヤミーは出てきた。

 メダルを入れたその人のお腹の位置から、デロッと。

 

「うぁあああああああ!!!!」

「ネイバーだぁあああああ!!!!」

「きゃああああ!!!!」

 

 ヤミーの親は叫び声をあげると逃げ出してしまった。それにつられて、他の客の叫びながら逃げ出した。

 宝石を集めることが親の欲望の元だったのかバクバク食っている。白ヤミーの口ってどうなってんだろ? 

 そうこうしているうちに成長を始めた。

 

 右手に長い針を持ち、黄色と黒の縞模様を感じさせる姿の怪人

 ミツバチヤミー、と言ったところだろう。

 

 ……あっ

 しまった。思ったよりもすんなり出てきたせいで、ほうけてしまった。

 ケーキ作りを趣味としている(自称)なのにここで祝わなくてどうする……! 

 ハッピィバ──

 

「ボーダーの嵐山です! 皆さん、落ち着いて避難してください!」

 

 嘘だろ。

 

 

 ●✖▲■

 

 

 

ドドドドドドドドドド

 近くにいた人が離れたところを突撃銃(アサルトライフル)近界民(ネイバー)を撃ち続ける。

 

 ボーダーの帰りに副と佐補に何かプレゼントを買おうと思っていたのに、近界民がいるなんて……。

 虫みたいな姿をして人型ではあるが、どうみても人ではない。新型か? 

 いや、今は考えるのはよそう。ついさっきゲートが開いたせいで本部からの応援も時間がかかるそうだ。

 一般人に被害がでる前に倒す! 

 

 ジャリンジャリン音をたててメダルをばら撒きながらその近界民は倒れていった。

 トリオンではなくメダル? 

 倒したのを確認するために、ゆっくりと銃を構えつつ近づいていく。

 

 突如、その近界民が起き上がると針で体を貫いてきた。

 とっさのことに避けることはできたが、掠めたところからトリオンがもれていく。

 よくよく見ると、トリオン体に通常弾(アステロイド)が当たれば穴が空いているはずなのに、まるで初めから傷がついていないようであった。

 自然と銃を握る手に力がはいる。

 

 見たところ武器は右手の針のみ、しかもシールドをはる様子はなかった。

 決定的にらならないだろうがこのまま距離をとって時間を稼ぐ! 

 再び突撃銃を構えて撃ち始める。

 だが、脅威と判断しなかったのか通常弾をくらいながらも駆け寄ってくる。

炸裂弾(メテオラ)

 (トリガー)を変えての銃撃に気がつかなかったのか、直撃。衝撃とともに煙が辺りを包み込む。

 

 静寂。

 爆発をくらってはいかに頑丈とはいえ、ただではすまないはずだ。

 いつでも撃てるように銃をかまえる。

ゴクリ、ゴクリ

 ……何かを飲み込んでいる? 

 瞬間、横から煙をかき分け近界民が飛び出した。

 速い……っ! 

 その勢いのまま首を掴まれるとドガリと壁に押し付けられた。

 

「くっ……!」

 

 トリオン体とはいえ、首が締まると呼吸が苦しい。しかも、持ち上げられたこの状況。

 スコーピオンでなんとか切りつけようにも、切ったところからメダルが少々飛び出るばかり。

 近界民は右手を振り上げる。

(シールド!)

 集中シールドも虚しくバリンと割れ、針が突き刺さる。

 針が太くないから致命傷ではないとはいえ、このままではトリオンがただ漏れだ。

(……っメテオラ!)

 突撃銃を出して無理やり間を開ける。こちらもただではすまなかったが距離は開いた。

 1回立て直す。顔を上げたその時──

 

「やめなさい」

 

 拳一つ分あけて針が額に向けられていた。

 止められていなかったら、緊急脱出(ベイルアウト)していたことだろう。

 

 声の方を見るとそこには大きな杖を持ち、赤い髪の女性らしさを感じさせる人型がいた。

 人の姿をしているが、その異形は虫のような近界民よりも恐ろしさを感じさせる。

 

「何者だっ!」

「……」

 

 質問に答えることはなく、ゴウっと風が吹くと近界民とともに消えてしまった。

 

 謎は残るが、けが人がいなさそうで良かった。とはいえ、

 

「コレはどうしたものかな……」

 

 残されたのは瓦礫が散らばる現場だけだった。

 

 

 ●✖▲■

 

 

 あっっっぶねぇ。

 嵐山さんの声が聞こえた時にその場から離れてなかったら、尋問タイムが待ち受けるところだった。

 お飾り(未来の)A級がよォ〜いきなり出てきてんじゃねェよなァ〜ペッ

 すみません、サインください(土下座)

 よりによって嵐山さんかー。割と規則に柔軟なイメージがあるけどヤミーはどうなんだろう。

 近界民ブッコロ派閥の人が来てないだけマシか。人を襲ってたら僕も間違いなく敵認定されていただろうけど。

 ヴァルゴの姿を晒してしまったのもなー。たぶんもう本部で解析は始まっていることだろう。

 身バレしないようにするためにも、ヤミーを創るときはホロスコープスに変身することにしよう。

 いざとなったら逃げればいいし(慢心)

 

 人が多くいる場所でヤミーを作りだしたのは迂闊すぎた。

 ワクワクしたからとはいえ、どんなヤミーが出てくるのかもまだわかってないし、どこに目があるかもわからない。

 今回は言うことを聞くタイプだったから良かったものの、もっと慎重にすべきだった。

 

 とはいえ、メダルは大収穫。

 いくつかミツバチヤミーに分析の協力をしてもらったあとにメダルに還ってもらった。

 しかも、ボーダーのトリガーとの戦闘データを取れたのはでかい。

 セルメダルを残すワケにはいかなかったから、ピスケスに変身して地面を泳ぎながら戦いの中でチマチマと回収していた。

 そのせいで実際に見る余裕はなかったけど、僕にはバガミールがいるんでねぇ。

 名カメラマンがいたおかげで大助かり。

 

 メダルを増やす方法もわかったし、カンドロイドの作成もできそうだ。

 よーし、いろいろ試していくぞー! 

 




ノリで書いてしまったけど、もしかして嵐山さんはエミュが難しい?
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