スイッチ・メダル・トリガー   作:空ボトル

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八つ当たり

 

 春、新たな青春の1ページを作る高校生活の始まり……

 ついに入学しました三門第一高校! 

 余裕ぶっこいていた割には合格しているか緊張したけど、問題なくて良かった。

 よーしそれじゃあボーダー隊員の皆と仲良くなるぞ! と言いいたいところだが、学校でこちらから近づくことはまだしない。

 席が近かったら良かったんだけどね……原作キャラが近くにいないんですよ。

 コミュ力が高ければ「オッス、オラ長月。これからよろしくな!」とか言えるんだろうが、こちとら中学時代の時間をセルメダル集めと研究室(ラビットハッチ)にほとんど費やしてきた重度の引きこもり。原作キャラどころか同じクラスメイトとも仲良くなれる気がしない。

 フォーゼの力を持つ者の姿かこれは……? 

 

 ま、今の段階ではボーダーに入っている人はそんなにいない、っていうのもあるんだけどね。

 最近発足されたばかりの組織、根付さんとかの広報部も頑張っているだろうとはいえ、原作時期に比べるとボーダーに所属している隊員数は少ない。

 公表されている正隊員(B級)の名前に原作キャラが何人か載っていなかった。探ろうと思えばボーダーに潜入してC級の名簿を調べられるが危険を犯してまで知りたいことではない。

 それに来月にはボーダーの入隊試験がある。入隊さえしてしまえば後はそこから知り合いを増やしていけるってワケ。

 当然原作キャラもいることだろう。同期になれたりしてな。

 

 迅さんに遭遇したら未来予知で芋づる式に隠し事(ライダー関係)がバレるかもしれないが、まぁその時はその時か。いちいちそんな事を気にしているようなら、引きこもってろって話になる。

 仲のいい人とか重要な人の未来を注視しているだけで一般ボーダー隊員はそこまで見ていないはずだ。もし見られた場合だいぶ黒い僕を野放しにしておくのかは微妙なところだが、グレー判定で無視してくれていることを祈ろう。

 

 知っている人がいようがいまいがボーダーの門戸は開かれているのは事実。非常に残念なことに僕は戦闘センスがないものでねぇ、どのポジションについたとしてもB級に上がるためのポイント稼ぎは確実に時間がかかることだろう。

 香取には悪いが一足先に、ボーダー入隊させてもらうぜ! 

 5月の入隊試験が楽しみだ! 

 

 

 ▢▢▢

 

 

 結果、落選

 

 

 ……は? 

 はぁぁああああああああああああ??????? 

 なんで? どうして僕の番号が? ないの? 

 

 体力試験は普通で、なんならできる方のはずだ。

 記入をミスったか? 

 いや、それはない。一般教養程度だったし、もう一巡しっかりと解き直しまでやった。

 それに点数が悪くて落とされることは滅多になく、もっと根本的な……トリオン能力が相当低くなければ……

 

 え。嘘。ちょっと待て。まさかだろ。

 僕のトリオン量は三雲よりも、

 ……落ち着け。案外計測ミスだったりあるかもしれない。

 人を多く集め始めたのも最近だし、機材の調子が悪かったのかもしれない。そうに違いない。

 危なかった、香取たちに入隊試験を受けることを伝えていたら羞恥で死んでいたかもしれない。

 次の9月、そこで受かれば問題ないんだ……! 

 

 

 ▢▢▢

 

 

 ☆落選☆

 

 

 ふふっ、オッサムが異常に少ないだけで一般的なトリオン量は入隊できるぐらいにあると思ったんだけどな。

 

「思ったより試験って楽勝じゃん」

 

「だよねー」

 

 あれ? おかしいな、視線がいつもより低い。

 ちげーわ。膝から崩れ落ちたんだわ。

 喜んでいる奴らが憎い。殴りてぇぇ〜〜、やらないけど。

 三雲を見習ってペンチしたとしてもなぁ、変に目をつけられても困る。

 

 どうして落ちたのか理由がわかるだけ納得はできるが、受けいれ難い。

 トリオン弱者確定です。

 そんなにトリオン量ないの!? 

 いやまぁ、トリオン器官だけ引っこ抜いたりしてるぐらいだからトリオン量が低い人は多いのだろうけどさ……

 そんな……戦闘員としていろんなトリガーを使う夢が……

 というか原作を追いかける計画が……

 

 あーもーなんか嫌になってきた。

 このまま帰るのも癪だしなんかいい感じに欲望を持ってる人いないかなー。

 今ならドデカい欲望大歓迎なんだけどなぁ! 

 

 

 ●✖▲■

 

 

 窓の外から見える景色はいつもと同じ。

 代わり映えのしない街は明日も明後日も変わらないのでしょう。

 今日は体調がよく、晴れた景色がよく見える。

 だけど見えるだけ、近くに行くどころか家から出ることすらできない。

 今ここで別の世界から侵略者が来ても私は何もできずに死ぬのだろう。

 いつもより明るいはずなのに、景色のすべてがくすんで見える。

 

 ……今日はいつもより沈んでいる気がする。

 検査の日が近づく度にいつもこう。

 朗報はなく、現状維持の繰り返し。

 いつまで続けなくてはならないのだろう。

 どうせ出られないのならば、起き上がることなく外の世界も知りたくなかった。

 

 光が眩しい。

 暖かいのに私を拒んでいるようだ。

 どうして私は空を飛べないのだろう。

 こんな身体じゃなくて、あの鳥のように光の中を自由に飛べたらいいのに。

 羽がなくたっていい。

 とびたい。跳びたい。飛びたい。鳥籠から出て自由に駆け回りたい! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その欲望、解放しろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





自分の文章力の低さと行き当たりばったり展開のせいでエターナルに負けそうですが私は今日も元気です。
もう既にマキシマムドライブをくらっているぐらいだけど、メモリブレイクをしていないのでセーフ(?)。
ひっそり書いていくので、ぼちぼち見てもらえると嬉しいです。
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