スイッチ・メダル・トリガー   作:空ボトル

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大規模侵攻がおきた時期は長袖だったから冬だと思ってたんですが、春の可能性があったんですよね…
そこはご都合主義ということでお願いします。



出遅れ

 

ガンッ!!! 

 よく感じる衝撃で僕は目を覚ました。

 目覚まし時計の代わりにしている時もあるけど、起こすならもう少し優しくしてくれないだろうか。

 フラシェキーが照らす光が眩しい。

 瓦礫に埋もれていたところをホルワンコフたちが起こしてくれたようだ。

 ……()()()? 

 

カチッ

 

 周りを吹き飛ばして飛び出す。

 高く飛び上がり見下ろすと、遠くの方に近界民(ネイバー)がいた。

 破壊されている三門市と、ゆっくりと進むバンダーの姿が見える。

 自宅だと思われる場所の近くは破壊の跡が激しいが近界民の姿は見られない。

 

 大規模侵攻はもう始まったのか!? 

 なんで吹き飛ばされたんだ!? 

 2人は!? 

 

 そんな疑問が浮かんでは、頭のなかでぐるぐると繰り返されている。

 

 しぶとく生きている両親のことだから大丈夫なはず。

 なんなら瓦礫の上でしれっとケーキを食っている。そういうことをする人達だ。

 材料を良いやつを選んだんだから、全部食べるんじゃないぞ。

 

 自分に都合のいい妄想でしかないのはわかっていた。

 それでも信じたい、僕が潰れて死んでないのならば外にいた両親はもっと生きている可能があるはずだと。

 

 形をとどめていない家には瓦礫しかなかった。

 周りに人の姿もない。

 だが強化された感覚で感じる。近くにある血の匂い。

 ……嫌な予感がする。……行きたくない。

 それでも、そこに両親がいないことを証明したくて1歩1歩足が向かってしまう。

 ケガをしてるならメディカルスイッチで応急処置ができるし、たとえ大きかったとしてもアリエスで治せるはずなんだ。だから大丈夫。

 誰かに言うでもなく、言い訳をするように自分に言い聞かせていた。

 その場所に向かうと、そこにはトリオン器官を取られたのか胸から血が出て、倒れている人達が複数人いる。

 

 

 その中には両親がいた。

 

 

 手をとると冷たい。息をしていない。明らかに死んでいる。

 信じられなくて変身を解いても現実は変わらない。

 わかったいた。そんな予感はしていたんだ。

 でもそんなのってないじゃないか。なんで今日なんだ。

 まだ、いっしょにケーキを食べてないだろ! 話をきかせてくれよ! 

 

 力はあって、使いこなせるように努力をしたはずだった。

 知っていたのに、大切なものを守れなかった。

 後悔、それしかない。

()()スイッチを僕は強く握りしめる。

 

 

「ぶっ殺してやる……ネイバァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

 

 叫んだとき僕の身体から銀の星が飛び出した。

【超新星】

 怪人に変身した僕は迷わず取り込んだ。

 

 

 

 ●✖▲■

 

 

 

 近界民に襲撃された三門市は戦場と化していた。

 どんな兵器でも効果がなく、ただ人は逃げるしかなかった。

 しかし、ボーダーが登場したことによってトリオン兵は一体ずつ確実に倒され始めていた。

 このままいけばトリオン兵を全て倒しきれるだろう。

 そんな希望が見え始めたときにそれはおきた。

ドゴン

 1体のトリオン兵の体に大きな穴があき、崩れ落ちた。

 黒いエネルギーが降ってくる度には3体、10体と一気に消えていくようすは感嘆をすぎて恐怖を感じさせる。

 爆発で吹き飛ばされたのか、そうでは無い。削り取られたのだ。

 エネルギーの発射場所、上空を見上げるとそこには白い大きな翼を持つ天使がいた。

 一般人には助けてくれた本物の天使のようにも思えるだろう。

 しかし、翼で空を飛び人とは思えない赤い姿で攻撃をした存在は、ボーダーからすると近界民としか思えなかった。

 これが自分たちに対して攻撃してくるのならば敵とみなすことができたであろうに、トリオン兵を攻撃したことが判断を迷わせる。

 

「近界民か!?」

 

「トリオンによる攻撃じゃない! 気をつけろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()……?」

 

 

 怪人はそのあと人を攻撃することはなく、トリオン兵を見つける度に殲滅していった。

 1200人以上の死者、400人以上の行方不明者は原作と変わりなく、こうして大規模侵攻は終結した。

 





公式ーっ!!!!はやく第一次侵攻の時の旧ボーダーの活躍と、A級の戦闘を描いてくれーっ!!!!
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