プロフィール
主人公ーー名前 雨宮 雪兎【あまみや ゆきと】
年齢 16歳
学年 1年生
身長 165cm
体重 57kg
家族構成 父(アメリカ人)母(日本人 故人)祖母(日本人 母方 故人 )
特徴 髪色ゴールデンブラウン、瞳の色ゴールデンブラウン。細身の割には筋肉質。細マッチョ。口調、祖母の影響で、基本的関西弁 英語も話せるが雰囲気が変わるらしい。 顔、イケメン。学力、中の上くらい。運動神経抜群。 好きな食べ物、ラーメン(味噌系)。 嫌いな食べ物、激辛、ゴーヤ。
ーーーーーーーそれでは本編スタート!ーーーーーーーーーー
夢を見ていた。何処までも続く暗闇のトンネルを進む夢を・・・・・
一点の光を求めて、ひたすらに只、ひたすらに進んでた。光の元に着くと、その光が身体を包み込む、すると‥‥
声が聞こえてきた。
ーー汝、何を求む?何を欲する? 何を望む? 我が問いに応えよーー
☆☆☆☆☆
【少年視点】
BBB BBB
スマホのアラームが鳴り響く、ベッドで寝ている少年が起き上がる。ゴールドブラウンに輝く髪を掻きながら大きく欠伸をする。
「ふぁぁ〜 また、あの夢か...」
欠伸を噛み殺しながらさっき見た夢を思い出す。
「何を求むって...なにも、無いわそんなの」
ボソリと呟く少年の独り言。誰かが聞くわけでもなく、虚しく消える。
「気にしてもしゃ〜ない。はよ、支度するか」
スウェットから制服に着替えて、自室からリビングに降りてくる。朝食は食パンに目玉焼きとベーコン、サラダ、コーヒーだ。少年はそれらを準備して、席に着く。
「頂きます」
やはり、その声は少年1人分の声で他から何も返ってこない。朝食を平らげ、流しに運ぶ
「誰も片付けなんてし....いや、オレだけか」
ぼやく少年は洗い物を済ませ、リビングの隣にある和室に入る。
チーン!
仏壇に手を合わす。そこに2枚の遺影が飾ってある。
「おはよ~お母さん、ばあちゃん 」
手を合わせ母と祖母の写真を見つめる。母親は、少年がまだ5歳の頃に起きた事故に巻き込まれて帰らぬ人に、祖母の方は高校に入学して間もない頃に病死した。末期癌で発見された時には既に手遅れだったと、主治医の先生が話してくれた。そして唯一健在の父親は、アメリカで考古学者をやっており、ここ数年は日本に帰ってきてない。実質的少年の一人暮らし状態である。
「行ってきます」
そう言い、少年以外誰も帰ってこない家に鍵をする。ほんの数ヶ月前までは「行ってきます」の後に「気ぃつけて行ってきぃやぁ~」と祖母の元気な声が聞こえていたと言うのに....。
『ズッキ!』とした鈍い痛みが胸に走りるが、それを誤魔化す様に、耐える様に胸に手を添える。まだ心の痛みは癒えきってないままに少年は今日も学校に向かうのだった。
☆☆☆☆☆
通学路
「放課後は喫茶店のバイトやな」
通学路を歩く少年は、ズボンからスマホを取り出し本日の予定を確認していた。
「今って9月の半ばやな〜夏休みが過ぎるとあちゅ〜まや今年も」
そんな事をぼやく。夏休みはバイト尽くしで、少しでも寂しさを忘れる為に必死になって働いていた。独りぼっちの家に帰りたくなくて.........。少年はズボンにスマホを戻し、カッターシャツの上に羽織っている黒いパーカーのポケットに手を突っ込みながらトボトボ歩いていた。しばらく歩くと大きい交差点に辿り着いた。
「そう言えば、この前この交差点で死亡事故が起こったやけ?」
思い出しか様に呟く。数週間前の話だ、母娘が信号無視のトラック撥ねられ死亡した。と夕方のニュースで流れた。
「確か、お母さんの方もまだ、若かったような?20代半ばから30歳くらいで、子供も3つ、4つくらいだっけ?」
警察の話じゃ、トラックの運転手は事故の直前に既に亡くなっており、暴走したトラックがそのまま母娘目掛けて突っ込んでいったらしい。ちなみに、運転手の死因は心臓発作だと夕方のニュースで言っていた。可哀想な話やなと思う。
「心臓発作ってどこぞの死神にでも、名前書かれたか?」
不謹慎ながらも、そんな、くだらないことをぼやく。目の前の歩行者信号が赤に変わる。暇潰しにスマホを取り出しいじりだす。
「ん?」
何か違和感を感じて、視線を上げる。そこには...
「!なっ!?」
少年は我が眼を疑った。歩行者信号が赤に変わったことを、気付かず歩道を渡る1人の少女がいた。ピンクに近い赤い髪を腰まで伸ばし、左右に黒い蝶のリボンをした少女は、スマホに視線を落としながら横断歩道を渡っていた。しかもタイミングが悪い事に、車用の信号機が赤に変わったと同時に反対車線から車が猛スピードで交差点に侵入し曲がってきたのだ!
「ニ乃!!!?」
背後から声がする。視線をそちらに向けると、赤く癖のあるロングヘアー、その頭頂部にはアホ毛が立っており、こめかみ付近に星型の髪飾りを2つ付けた少女が血相を変えた表情で叫んでいた。
恐らく赤髪の少女には、目の前の少女がとても大切さな人なんだと推測される。それが、家族か友人は分からないが、失えばそれ相応の痛みが、悲しみが、喪失が、赤髪の少女を襲うのは言うまでもない。
「え?....!?」
背後からの声で、目の前の少女も、今自分が置かれている状況に気が付いたようだ。目前まで迫る車。恐怖で、声にならない悲鳴を上げ眼をぎゅっと閉じ身体を膠着する。
「クッ!」
ドクン! ドクン! ドクン!
少年の心臓が早く鼓動する。少年が何を考え、何を思ったのかは分からないが、次の瞬間には、少年は通学鞄を放り投げ、目の前の少女目掛けて走り出した。
「ニ乃ぉぉぉ!!」
赤髪の少女の声!
そして.......。
キキキィィィ!!!!!!!!
車の急ブレーキの音と共に、焼け焦げたタイヤの臭いが鼻に付く。
ブゥゥ〜〜!!
車の音が徐々に離れて行く。そのまま立ち去ったようだ。
「ニ乃!?」
赤髪の少女の声が近付いてくる.....。声が聞こえるってことは生きているようだ。
「、、、、。ぐあぁ!はぁ、、はぁ、、、し、、死ぬかと思った、、、。」
痛みで呼吸が止まっていた、少年は息を吹き返し視線を自分の胸元に向ける。そこには、さっきまで、恐怖で眼を閉じていた少女がうずくまっていた。
「もう、大丈夫や」
少年の声に
「え?」
少女は眼を開き金茶色の瞳をした少年を見上げる。
「怪我はないやろうか?」
「え、えぇ。大丈夫よ」
身体を離し座り込みながら、少女を見つめる少年。
「二乃ぉ〜!!」
ボフゥ!
「きゃ!?い、五月!」
赤髪の少女が駆け寄り、目の前の少女に飛びついて来た。
「ニ乃ぉ〜ニ乃ぉ〜」
少女の名前を連呼しながら赤髪の少女は嗚咽を漏らす。
「もう、大丈夫よ 泣かないの五月...。」
その光景は、まるで泣いている我が子をあやす母親の姿にも見えた。
「.......。」
それを痛みが引くまで見守る少年。
「大丈夫そうやなぁ、ほな 自分はこれで」
もう、動いて大丈夫そうな事を確かめこの場を去ろうとする少年。
「ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!」
涙目になりながらも、何度もお礼言う赤髪の少女。
気を付けてと、言い去ろうとすると....パーカーの袖を引っ張られる
何だんやろ?と振り向くと赤髪の少女に抱きつかれながらも袖を掴む少女がいた。
「ちょっと待って! キミ、、怪我してるわ」
「え?」
言われるまで気付かなかった。少年の左頬と右手の甲から血が垂れていることに。少女を庇いながら転がる時に左頬と右手の甲を擦りむいた様だ。
「大丈夫やこんna「ダメよ、ちゃんと手当しないと化膿しちゃうわ」...そ、そうやな」
少女の眼が絶対離さないと言う強い意志を表していた。それに折れた少年は少女たちと共に落ちた鞄を拾い、近くの公園に入って行った。
☆☆☆☆☆
近くの公園
「ちゃんと洗わないとダメだからね?」
「へい」
公園の水道で傷を洗う少年。大人しく言う事聞いてます。ハイ。
「五月。私の鞄から絆創膏取って」
「分かりました。ニ乃」
「動かないでね。うん!これでよしっ!」
左の頬と右手の甲に随分とcuteな絆創膏が貼られていた。
「お、オーキニ//」
少年は照れた様にお礼を言った。
「お礼を言うのはこっちよ。キミのおかげで助かったんだから。改めてお礼を言わせて?助けてくれてありがとう」
微笑みながら頭を下げる少女
「ん、どういたしまして」
照れ隠しでぶっきらぼうに言う少年。
「ねぇ、キミの名前教えて? 私は中野ニ乃 こっちは妹の五月」
「中野五月です。よろしくお願いします」
助けた少女は中野ニ乃と名乗り、赤髪の少女は中野五月と名乗った。
「オレは..雨宮や。雨宮雪兎や よろしゅう」
少年もまた名前を名乗った。
「雨宮くんね 改めて、ありがとう。助かったわ」
「だ、大丈夫や改めなくてもなかno「ニ乃で良いわ。私たち五つ子だし」さん...ハ?」
さらりと、とんでも発言を喰らう雪兎。
「...。すんまへん。もう一回言ってもらってええですか? 五つ子ほんまっすか?」
「本当ですよ」
赤髪の少女こと五月が答える
「...。」
驚く雪兎
「わ、私も五月でお願いします。雨宮君」
「あ、あぁ、じゃオレも雪兎でええよ」
雪兎も名前呼びで良いと提案する。
「分かったわ雪兎くん」
「わ、私はまだ慣れないので、名字読みでお願いします。」
「了解や、ニ乃さんに五月さん。2人は黒薔薇女子の生徒なんや?」
雪兎がそう尋ねると苦い顔して、二乃が答える。
「ねぇ、【元生徒】よ。訳あって今日から旭高校に転校してきたのよ5人で....。」
「....。」
またもやとんでも発言を喰らう雪兎。
「ご、5人とは大世帯やな って!旭高校ってオレと一緒やな 何年やな?5人は?」
「えっと2年よ 雪兎くんは?」
「あ、なんや、先輩なんやな? オレは1年や」
「え! 雪兎くん歳下だったんだ!? 同い年だと思ってたわ」
「私も」「オレも」
3人は初めてその事実を知る。
「ま、まぁ、同じ学校なんや昼休みとかなんかで、会うやろしそん時に気軽に声かけてくだせい。 二乃センパイに五月センパイ。」
「な、なんか先輩って言われるとむず痒いわね//」
「え、ええ。そうですね//」
2人は照れた様に笑った。
「ほな、そろそろいきましょか?」
3人は再び学校へと歩き出し、昇降口まで辿り着いたあと別れるのであった。
これから起きる波乱な学園生活に胸を高鳴らせながら。
唐突に新しいのが書きたくて、違う話を書いてみました。いきなり削除したことお詫びします。
お付き合いありがとうございました。