五等分の花嫁 ~紅蓮の聖騎士~   作:野良猫h

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2話 二乃

 

【風太郎side】

 

その日のお昼休み 学食

 

 

「肉焼き定食。焼き肉抜きで。」

 

「あいよ」

 

焼き肉定食、焼き肉抜き。俺がいつも頼んでいる学食の隠れた最安のメニューだ。表向きは200円のライスが最安と書いてあるが、この焼き肉定食、焼き肉抜きは肉皿を抜くことでご飯、味噌汁、お新香がの三点セットでライスの200円と並ぶ安さなのだ!! 水飲み放題で学食最高!!!

 

そんな感じいつもの席に座る

 

ガチャ!×3

 

 

(ん?ガチャ!×3?)

 

ガチャ!と言う食器を置く音が自分の含めて3つ鳴ったので、気になり視線を正面に向けるとそこには知らない顔が2つあった。明らかにこの学校の制服ではない制服を着た赤髪の女子生徒、金茶色をした髪の左頬に随分と可愛らしい絆創膏を貼った知らない顔の男子生徒がいた。

 

(誰だ!?こいつら!!?)

 

「あの!私が先でした!隣の席が空いているので移って下さい」

 

いきなり移れと赤髪の女子生徒は言う

 

 

「は! ここは俺が毎日座っている席だぞ!?あんたらが移れよ!!」

 

 

そう言ったら、金茶色の髪をした男子生徒が隣の席に腰掛け、こちらに視線を向けるがそのまま食事を始める。

 

「関係ありません!早い者勝ちです!!」

 

「じゃあ、俺の方が早く座りました! はい俺の席!?」

 

「ちょ!?ぐぬぬぬ」

 

大人がない行動取ってしまったがまぁ良いだろう。すると、隣の席から….。

 

「まぁ、センパイ。そんなしょ〜もない事言ってないで、はよ食っちゃいましょうや」

 

男子生徒が、赤髪の女子生徒を宥めながら言う。

 

「….。そうですね。分かりました。」

 

素直に男子生徒の要望に従い席に着く(俺の目の前)

 

「俺の席…。」ボソリ

 

「そないケチくさいこと、言わんでええじゃないですか?」

 

ジド眼で睨まれる。知らない生徒に睨まれるのもなんかあれだぁ

 

 

「...。勝手にしたら?」

 

不貞腐れながら返し、飯を食べながら4時間目の数学で、出た小テストの見直しを始めた。それから少しして、目の前の女子生徒が

 

 

 

「行儀が悪いですよ」

 

「別にあんたに関係ないだろ?テストの復習してんだほっといてくれ」

 

「食事中まで勉強するなんて、余程追い込まれているのですね?w」

 

 

女子生徒はニヤっと笑いテストの答案用紙を取る

 

 

「っあ!コラ!?」

 

「なになに? 上杉風太郎君…点数は……。100点!?」

 

 

「あぁぁ!!!めっちゃ恥ずかし!!」

 

どうだ!とばかりドヤってやる。向こうは顔を赤くして「わざと見せましたね!?」と意味の分からないことを言っている。ってか!俺の何倍食うかだよ!この女子生徒は!?うどんにトッピングの海老天×2のイカ天、かしわ天、さつまいも天、最後デザートのプリンかよ! 羨ましいぜ!?

男子生徒はカツカレーの大盛りかよ

 

「でも、勉強できるのは羨まし…そうだ!相席になったのでべんky「ご馳走さま」o..は、早い」

 

「あんたが頼み過ぎなんだよ……。太るぞ?」

 

「!?ふと!」

 

俺はそのまま学食を後にした。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

【雪兎side】

 

 

「な、なんなんですか!?あの人は///」

 

ガリ勉先輩が出て行ったあと、顔を真っ赤にする五月を宥める雪兎。

 

「まぁ、まぁ、落ち着いてや五月センパイ」

 

「あんな失礼な人、初めてです!」

 

なかなかご立腹様で機嫌を直さない五月。まぁ気持ちは分かるけどね?

 

「センパイ。とりあえず落ち着いてや? 目立ってますや」

 

「え?…。///」

 

目立っていたことに気付き顔を赤くして俯いてしまう五月。

 

「センパイは、食うこと好きなんや?」

 

雪兎は俯いてる五月声をかける

 

「…。ええ。好きですよ」

 

俯きながらも答える五月

 

 

「なら、それでええじゃないですか? 食うことが好きで」

 

「え?」

 

「オレは沢山食う娘嫌いやないよ」

 

「え!///」

 

思い掛け無い一言に驚き顔を上げ五月。

 

「あ、そうだ、センパイ。勉強苦手なんや?」

 

「え? えぇ。お恥ずかしながら」

 

雪兎はふと、こんなことはどうだろう?と考えた。

 

「センパイ。失礼承知なんやけど....よかったらで、ええですけど、一年の復習問題、オレ教えましょうか? 教科書のやつ目通してある程度わかるんで」

 

「え!…。いいの?」

 

 

今の五月自身、一年で習ったことすら危ういレベルあるため、その申し出はすごく有り難かった。

 

 

 

「ええよ、センパイ。ただ、今日はこのあとバイトあるんで、ちょいと無理やけど」

 

 

「大丈夫です! 雨宮君の都合がいい日で」

 

「了解や、ところでセンパイ。はや、食わんと麺伸びるで?というか伸びてるで?」

 

 

「え?.....!!。」

 

雪兎の言葉にうどんを見る五月はショック受け固まる

 

「ま、まぁ、がんば」

 

そう言い残し雪兎は食器を片付け学食を出て行くと「待って!雪兎くん!」と誰かに呼ばれ「何やろ?」と思い振り返るとそこには、先程一緒だった五月と同じ顔をした少女の姿が...。

 

「ん? なんや?二乃センパイ?どないしたん?」

 

そこに立って居たのは朝、助けた少女のニ乃が呼んでいたのだ。

 

 

「えっとね、お礼がしたくて...。」

 

「お礼って?....いや、もう気にせんでええのに」

 

ニ乃は今朝のことをまだ気にしているようだ。

 

「いや、気にするわよ! あの状況じゃ私が怪我をするのも、最悪死んじゃうのも私の自業自得よ!雪兎くんが助けてくれなかったら私....」

 

自虐的に語り出すニ乃。確かに、あれは車の信号無視もあるが、二乃のながらスマホによる不注意。歩行者用の信号が赤に変わったことも気付かずに渡ったのが原因だ。あれで、自分がどうなるかは、最悪自業自得と割り切れるのだが.....。

 

 

雪兎が助けてくれたお陰で自分が無事である反面、助けに入った雪兎が怪我を負ったことに申し訳なさ、不甲斐無さ、罪悪感が二乃の心を支配する。

 

 

「....。はぁ、わ〜たってセンパイ。 今日の放課後暇かいな?付き合ってもらいたい場所あんだけど」

 

「え? えぇ。大丈夫よ」

 

何かを思いついた雪兎は左頬の絆創膏に触れながら、放課後の予定を聞く。

 

「じゃあ、センパイのクラスに迎えいくわ、何組なんや?」

 

「...。2年2組よ」

 

それを聞いた雪兎は何かの冗談の類いだと思うほど呆れていた。

 

「...。あの、センパイ?」

 

「...。何かしら?後輩くん?」

 

「...。突っ込んでええっすか?」

 

「...。ええよ」

 

「なんで!2を3つ揃えてんねん! トランプの2の3カードやないんか!大富豪ならあと1枚で革命やで!」

 

「私に言われても知らないわよ!革命起こしてどうすんのよ!」

 

二乃も突っ込みを入れる。 うん。なかなかに、カオスな状態。

 

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

放課後

 

「ほんじゃ、お迎えに上がりますか」

 

帰りのホームルームが終わり雪兎は荷物を鞄に入れ、それを背負いクラスメイト挨拶をして、二乃のクラスに向かう。ふと、思った事が、

 

(そういや、2年のクラス行くの初めてやなぁ)

 

特に行く用事も無く、気にしなかったが、なんだか新鮮味を感じたようだ。そんなこんなで、階段を上がりお目当てのクラスに辿り着くと、中から声ががいくつも聞こえてきた。その中の一つが、二乃の声であることがすぐに分かる雪兎。

 

 

(ん?二乃センパイの声やな定番の転校生の質問タイムかいな)

 

そんなこと思いドアをロックする。

 

 

「失礼しやぁ〜す二乃センパイいますか?」

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

【二乃side】

 

 

時間をほんの少し戻して、お昼休み、雪兎と別れた二乃は担任の先生と一緒に自分のクラスに向かっていた。

 

「ここが、中野さんのクラスね。これから1年間.....1年はもうないか?

半年間だけど、仲良くやっていってね?」

 

 

「はい。分かりました。」

 

「じゃあ、少し待ってて? 呼んだら入ってきて」

 

そう言い残し、担任の先生が教室にはいる。すると教室の中から賑やかな声が聞こえてきた、まぁ十中八九 転校生の...自分たちの話題だと緊張しながら待つ。しばらく待っていると、中から呼ぶ声が聞こえてきた覚悟を決め教室に入る。

 

 

 

「女子だ! めっちゃ美人!」

 

「可愛い!」

 

「あの制服 黒薔薇女子じゃん!」

 

 

数多な歓声が生まれる。転校生がそんなに珍しいものだろうか?と思う程の声の数々。

 

 

「それじゃあ、中野さん自己紹介お願い」

 

「はい、分かりました。 中野二乃です。皆さんよろしくお願いします。」

 

と猫被りの笑顔をで言う二乃。

 

 

「「「ううぅゥォォォ!!!」」」

 

クラスから(主に男子から)の熱烈な歓声が沸き上がる。

 

「はい!静かに!」

 

先生の一言で静かになる生徒たち

 

「それじゃ中野さんの席は3列目の2番目ね」

 

「はい」

 

二乃は言われた席に向かう。途中何にかのクラスメイトに挨拶をして席に着く。

 

 

「それじゃ、授業始めるぞ? 中野さんは隣の人に見せて貰って」

 

 

そう言い担任は授業を始めた。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

5時間目と帰りのホームルームが終わる。帰る者、部活に行く者が教室を出て行く残ったクラスメイト(10人ぐらい?)が二乃の机に集まってきた。

 

「中野さんって黒薔薇女子なんだよね!?やっぱりお金持ち?」

 

「中野さんって髪綺麗だね!?なにか使ってんの?」

 

「中野さんって彼氏いるの!?」

 

その他諸々質問責めを喰らう二乃。ニコニコと応えていた二乃だが内心では…。

 

(早く終わらないかしら?結構疲れるわね。いい加減面倒になってきたわ、雪兎くんまだ!?)

 

と内でそんなこと思っていた。しばらくするとドアが開き、誰かが入ってくる

 

 

「失礼しやぁ〜す二乃センパイいますか?」

 

 

 

「「「「「!!??」」」」」

 

声がする方にクラスメイトが、一斉に振り向くとそこにいたのは、金茶色をした髪、左頬に随分と可愛らしい絆創膏を貼った男子生徒が二乃の目の前まで歩いてきた。

 

「雪兎くん…。」

 

ボソリと呟く二乃。そう、その男子生徒は二乃が心待ちにしていた人物。雨宮雪兎本人だった。

 

 

「せや、センパイ。お迎えにきたやけど…お取り込みやったかいな?」

 

 

二乃を見たあとぐるりとクラスメイトを見渡す雪兎。

 

「いえ、大丈夫よ。さぁ、行くわよ?」

 

 

雪兎の右手を引いて歩き出す二乃は教室を出て行った。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

【雪兎side】

 

 

 

二乃に右手を引かれ廊下を歩き昇降口を出て、校門を過ぎた頃合いで雪兎は

 

 

「に、二乃センパイ//。そろそろ離してもらってええですかね?傷口に触れて痛いやけど...。」

 

尋ねてみた

 

「! ご、ごめんなさい! だ、大丈夫!?」

 

そう二乃が引っ張っている手は右手。つまり二乃を庇って出来た左頬と同じ傷だ。流石に悪意は無いとは言え、危険を顧みず自身を挺してまで救ってくれた命の恩人に対してやって良い行いでは無いことから、酷く後悔の念と罪悪感、申し訳無さで今にも泣き出しそうな顔をして俯いてしまう二乃。

 

そんな顔を見た雪兎は心境は

 

 

 

 

 

 

 

 

(やってしもうたぁ!!!!!!!!!)

 

 

 

 

いい感じに荒れていた。痛かったのは本当だが、そこまで落ち込もとは思ってなかった雪兎は、どうにかして二乃を励まそうと思い、左手をポンと二乃の頭に乗せ優しく撫でる。

 

「!ゆ、雪兎くん!///」

 

いきなりの事で驚き顔を上げる二乃

 

 

「……….。すいやせん、センパイ。そんな顔するなんて、思ってなかったんで、励ます方法これしか思いつかなかったんで、お嫌でした?」

 

 

どうにも、こういう時どうしたらいいか、キザなセリフも気を遣ったセリフも思い付かなかったので諦め素直に白状する雪兎

 

 

「!う、ううん ちょっとビックリしただけ! 撫でてくれるのは嫌じゃないわ///」

 

 

 

「お嫌じゃないなら、もうちょっと撫でてます」

 

 

「お、お願いするわ///」

 

 

恥ずかしそうに頬を赤くして、でも何処か嬉しそうに俯きしばらく撫でられる二乃だった。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

数分後

 

「もう、良いわ ありがとう///」

 

頬を赤くしてけれで、まんざらではない顔で二乃は言う。大分落ち着いたようだ。

 

「んで、センパイ?付き合ってもらいたい場所なんやけど、この道を真っ直ぐ行くとデカイマンションあるやん?「それ私たちの家よ」…マジ?…」

 

 

「おおマジよ」

 

 

今日は朝から驚くことが多い雪兎少年だった。

 

「ま、まぁセンパイたちの住んでるマンションのその先にこじんまりとした喫茶店..まぁバイト先なんやけど、そこで今度新メニューのスイーツを作るやかど..試食品の味見してもらいたいんや」

 

 

「え! そんなで..近くに喫茶店があるなんて知らなかったわ。 試食品の味見なんて良いの??他人がやって?」

 

 

「ある程度は大丈夫や、喫茶店のマスター…まぁオレの叔母さんなんだけど自宅を改装してやってるんや。叔母さん、甘いとこあるから身内贔屓なしの意見聞きたいからお願いしやすセンパイ。」

 

 

 

眼を見つめて話す雪兎に押され

 

「..。分かったわ」

 

承諾する二乃。2人は雪兎のバイト先へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

喫茶店『naka mura』

 

 

「ここがバイト先や」

「え? これが??」

 

「….。そうや」

 

「…..。喫茶店と言うより家?」

 

「……。そうやな」

 

そう、雪兎に案内されて来た場所は普通の一軒家だった。入り口に喫茶店『naka mura』と書いてあるが、それ以外は普通の家と大差ない、と言うか普通の家だ。

 

「まぁ、入ろうやな」

 

二乃の手を引きドアを開け中に入って行った。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

店内

 

内装は奥に7人くらいが座るカウンターテーブルがあり、その手前に4人用のテーブル席と2人用のテーブル席が設置され合わせて10席ある。壁は一部煉瓦で固めたオシャレな感じをだしている。

カランコラ

 

 

「いらっしゃい〜 あ! ゆきとくん!今日もよろしくね♪」

 

中から柔らかく何処か、暖かさを感じられる声が聞こえくる。中を覗くと、カウンターテーブルに座る、綺麗な黒髪を肩まで伸ばした美人さんがこちらを見て明るい笑顔で微笑んでいた。その微笑みはまるで、聖母マリアを連想させる慈しみが含まれていた。

 

 

(この人絶対、前世マリアさんだ!)

 

思う雪兎少年だった。

 

 

終わり。

 

 

完結。パチパチパチパチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝手に終わらすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

「え?」

 

「え? っじゃないわよ!? 勝手に終わらさないでちょうだい!私がなんのために来たか分からないでしょ!!」

 

 

「え? 大丈夫!誰も気にしないから!」

 

 

「いや!気にするわよ!? 少なくともこの作品を読んでくれている読者の皆さんとか!?」

 

 

「読者?なにそれ? この世界に読者はいません!!!みんな当事者です!!!」

 

 

「!こ、この、作者は....。」

 

 

 

 

 

 

「元気そうね?あの娘 一体誰と話しているのかしら?」

 

「そ、そうやな...。」

 

そんな、見えない何かと話している二乃を見守る2人だった。

 

「ところで、ゆきとくん?その左頬と右手の甲の絆創膏どうしたの?ずいぶん可愛いの貼ってるね?」

 

 

「?...。! あ、これかいな?」

 

左頬に触れなが、これ迄の経緯をこの女性に伝える。

 

 

 

 

 

数分後

 

 

「...えらいわ!ゆきとくん!人助けなんてすごいじゃない!」

 

説明を聞いた女性は、嬉しいそうに飛び跳ね喜びを表していた。

 

「..けど、あまり無茶しないで?キミになにかあったら...私、姉さんやお母さんに顔向けできなくなっちゃうから...シュウ」

 

「!っわ、分かったからそんな顔せんとってくだせ..」

 

美人の泣き落としは反則技である。

 

 

「あ、あの雪兎くん? そ、その女の人は? お姉さん??」

 

二乃が現実に帰った様で尋ねてきた。

 

「あら?やだ♪」

 

隣の女性は照れた様に片手で口元を隠す。

 

「あ、あぁ。まだ紹介してへんかったなセンパイ。この人がここのマスターで、オレの親戚のoba「私は千尋。 中村 千尋【なかむら ちひろ】って言うの。ここのマスターで、ゆきとくんの身元保証人よ」…です。」

 

「あ、はい! よろしくお願いします!私は中野二乃って言います。雪兎くんに助けてもらって、そのお礼がしたくて、無理言ってついてきました。」

 

 

「あら?そう、じゃ後はゆきとくんに任せて良い? これから夜の仕込みをしないと、いけないから…。」

 

「了解や千尋さん」

 

「お願いね。あ、えっと二乃ちゃん?だっけ?」

 

「はい!二乃です」

 

「じゃ、二乃もゆっくりしていってね? これからも、ゆきとくんと仲良くして貰えると嬉しいわ。 それと二乃ちゃん次第で、またこのお店もご贔屓してくれると嬉しいわ」

 

 

そう言い残し、千尋は奥の厨房に入っていった。

 

「..。行っちゃたわね」

 

「…。そうやな。 あ、センパイ立ってんのもアレなんで、カウンターの方にでも座って待ってくだせい。

 

それと飲み物なにが何がええですか?メニュー表テーブルの上にあるんで好きなの選んでくだせ。あ、奢るんで値段気にしないでええで?」

 

 

「え? 良いわよそんな..気を遣わなくても..とりあえずミルクティーお願いするわ」

 

「あいさ、ちょっと待ってや」

 

二乃を座らせ準備を始める雪兎。ちょうど壁に取り付けてあるTVからニュースが流れる

 

 

「今日、正午頃から一部地域で、電話ネット回線が不通になっているエリアがあります。今の所原因は不明で復旧の目処は経っておりません。各携帯会社を及び関係….」

 

 

 

 

「ネット障害か..早よ復旧してほしいやな...はい!お待ち」

 

雪兎がぼやきながら、ミルクティーと試作品のパンケーキを持ってきた。

 

「そうね、ネットが使えないと不便だわ..

 

試作品ってパンケーキのことなの?」

 

 

 

「そうや、お嫌いでした?」

 

「う、ううん!その逆よ!大好きよ!」

 

 

「そうなんや? それは何より」

 

 

 

意外にも試作品が好みの物だったことに驚く二乃。

 

「さぁ、冷めないうちに召し上がってくだせえ」

 

「それじゃあ、いただきます.....

 

 

....あ、 美味しい」

 

 

 

 

「そ、そっか 良かったや。試作品だけど、喜んでもらえて」

 

パンケーキを食べる二乃は、嬉しいそうに何処か優しいと悲しさが混ざった様な顔をして黙々と食べるのであった。

 

 




投稿出来ました! 何とか纏まったかな?と思います。

オリジナルキャラクター

中村千尋【なかむらちひろ】

身体158cm 体重 秘密 年齢39歳 見た目 細身、黒髪美人 顔が童顔のため年齢より若く見られる、20代と言われてもなんの違和感ないくらい。 主人公の叔母にあたり、主人公のお母さんと姉妹で、3つ離れている。 19歳の1人娘(オリキャラ)がいる。 自宅を改装して、喫茶店を営んでいる。

長々とお付き合いありがとうございました!

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コメントもお待ちしてます。

ではでは、次のお話もお付き合い下さい。
 
ありがとうございました!
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