五等分の花嫁 ~紅蓮の聖騎士~   作:野良猫h

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8話 5人で100点!? ホンマかいな

 

【雪兎side】

 

病院 診察室

 

PM 12:00

 

 

「打撲、擦過傷、切傷が多いですがまぁ、キミはまだ若い。早く治ると思います。はい。一応これで、診察は終わりなります。」

 

「..すいません。ありがとうございました..」

 

 

「いえ、いえ、 一応夕方には退院できますので、それまで休んでもらって大丈夫なの.....でわ、お大事に」

 

 

「はい、失礼します」

 

付き添いで来てくれた千尋サンと一緒に診察室を出て病室に戻る中....

 

 

「良かったわぁ。思ったより酷くならなくて...」

 

横で並んでる歩いている千尋サンがホッと胸をなでおろして呟く

 

(まぁ、頭に包帯巻かれとるけど...手足同様に....)

 

「ほんま、すいまへん千尋さん......。お店忙しいのにきてもうて」

 

 

わざわざ、せわしない時間にお店を抜けてまだ来てもろうて、申し訳なくなり俯く様に頭を下げる

 

「大丈夫よ♪ 気にしないで?それに、雪兎くんに何かあったら、私 母さんと姉さんに顔向け出来なくなるわ.....」

 

 

千尋さんは少し困った顔で笑う

 

「そう言えば、夕方迎え行かないけど....確か二乃ちゃんのお家に行くのよね?」

 

「? そうや、学校終わったら迎えに行くって言うてたから」

 

 

家庭教師の助っ人....

 

大まかにしか話してへんけど....二乃センパイの手伝いとしか伝えてへん

 

 

「着替え此処に置いておくらね?それじゃあ、私 お店戻るけど....雪兎くん?無理はしちゃダメだからね?」

 

「はい! すいまへん おおきに」

 

 

そう言い残して千尋サンは荷物を纏めて病室を出て行き、それを見送り病室にある備え付けのテレビの電源をいれる。流れてくるのは....バラエティー番組、ニュース速報といった物が流れていく...

ただ、不思議なことにオレたちが遭遇した【アレ】報道されてへん代わりに工場の【ガス事故】と報道されているみたいや

 

 

 

「どう言うこっちゃ?」

 

 

いっさいメディアが取り上げて無いことに疑問

 

 

(千尋サンもなに言ってこなかったな)

 

 

 

「考えてもしゃない....」

 

 

考えても答えへんことに嫌気が差しテレビを消してベッドに潜りふて寝を決め込んだ.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【一花side】

 

 

PM 12:15

 

 

学校 食堂

 

ガヤガヤガヤガヤ

 

 

「はぁ、はぁ、あちゃー 出遅れたかなぁ〜」

 

 

息を切らし 焦燥感を抱きながらも急ぎ廊下を走り(注意されない程度で)食堂に辿り着いた私は軽く息を整えると、ざっと中を見渡し軽い絶望感に浸っていた....

 

 

(4時間目の授業が長引いたから座るとこない!)

 

取り合えず食券を買い、物を受け取り、お盆持ってキョロキョロと座る席を探しているど.....

 

 

 

 

(う、埋まってる....)

 

 

「ど、どうしよぉ....」

 

(ここままじゃ、立ったまま食べることになっちゃうぅ〜!)

 

お盆を持ったまま途方に暮れていると....

 

 

「一花!?///」

 

 

「え?」

 

突然、声をかけられそっちに顔を向けると.....

 

 

 

 

 

 

 

「二乃?」

 

 

見知った妹の顔そこにはあった....

 

 

 

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

【二乃side】

 

 

同時刻

 

学校 食堂

 

 

「でね!」

 

私はクラスで仲良くなった女子2人と食堂の隅で雑談に華を咲かせていた。

 

「そ〜言えば〜二乃ってさぁ〜w」

 

1人がニヤけた顔で私を見てくる

 

 

「ん、なによ?」

 

「気になる男子いる〜w?」

 

「え!///」

 

 

「あ! それは私も気になってた!」

 

「ちょっ!//」

 

いきなり、雑談が恋バナへと急がわり変わり、慌てる私を無視して2人がかりで質問責めをしてくる

 

「っでしょ!」

 

「い、いないわよ!?////」

 

 

「え?wうっそだぁ~!?ww」

 

 

「じゃぁ~このまえ~教室に来た男の子..だーれー?w」

 

 

「お、男の子って///」

 

(雪兎くんのことよね絶対!//)

 

平静を装うが気恥ずかしさが勝り、顔が熱くなるのが手に取るように分かりもうバレバレもいいところだ

 

「左の頬っぺたに可愛い絆創膏張ってたw」

 

「二乃のこと名前で呼んでた...」

 

「しかもセンパイって言ってたから年下..後輩くんw」

 

(い、いけないわ...気になる男子が..雪兎くんって気付かれてるわ///)

 

 

必死で誤魔化そうとしたが徐々に追い込まれ焦るあまり目をキョロキョロしていると....

 

 

(ん?....あれは一花?)

 

 

お盆を持ってキョロキョロしている姉の姿がそこにはあり、誤魔化す為に名前を呼んだ...

 

「一花!///」

 

「二乃?」

 

 

「あー!誤魔化した!w」

 

 

「う、うるさいわね!///

 

...一花どうしたのよ?お盆持ってウロウロして座るとこ無いならここ空いてるわよ?」

 

私は隣の空席をポンポンと叩き招き入れる

 

 

「え!? いいの?....」

 

 

「良いわよ  ねえ?良いわよね?」

 

強引に押し通した。そして、一花の耳元で

 

 

「ちょっと、一花 放課後付き合いなさい」ボソ

 

「え? どうして?」ボソ

 

「病院よ 1人じゃ心細いのよ」

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

【一花side】

 

PM 16:00

 

病院

 

放課後、私は二乃の付き添いでユキトくんが入院している病院を訪れる。入って直ぐ病院 独特の強い消毒の臭いが鼻につくが、そんなお構い無しと良いだけに二乃は受付の窓口へ進んでいく...

 

「受付行ってくるわ」

 

「うん、待ってる」

 

受付に向かう二乃を見送り、待合室を軽く見渡し近くにる2人掛けのソファーに腰を下ろす

 

(..人、思ったより多いね)

 

夕方のせいか、思ったよりも人が多く訪れて、学校帰りの学生さん、仕事帰りの社会人、家族が付き添ってのお年寄り...老若男女問わず色々な人たちがここにいる....

 

(【私】のこと知っている人ってどのくらいだろうなぁ)

 

 

一応、デビューしてそれなりに役をやらせて貰ってるものの、【大役】と言った感じのはまだ、掴めていな....

 

(気持ちばかり焦っちゃうな...)

 

姉妹たちに私は1人でも大丈夫って言いたいのに...

 

そんな想いに耽りながらスマホを取り出してスケジュールとメールのチェックを行う

 

(今のところ【事務所】からこれと言った連絡はないかー)

 

 

「はぁー」

 

溜め息を吐きながらスマホをいじる。一応、流行り物にな敏感な方なので時間さえあれば....

 

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「お待たせ」

 

 

受付に行っていた二乃が戻り、一緒にエレベーターへ乗り込んでいく

 

「7階だわ...705号室」

 

 

7階まで上がりユキトくんがいる705号室に向かう

 

 

 

「ここよ....入るわよ?」

 

「うん」

 

コンコン

 

「失礼します...」

 

 

そう言って中に入って行く、妹に続き私も中へ入って行った。

 

 

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

【二乃side】

 

病室

 

コンコン

 

「失礼します」

 

ドアを開けると直後、黄金色に輝く夕日が出入り口正面にいた私たちを照らす。余りも眩しさに目を細め、左手で日陰を作り病室の中へと入っていく、出入り口付近の患者さんやそのご家族に軽く頭を下げて奥に進

むと.....

 

窓際のベッドだけがカーテンで隠された。そのベッドに近く声をかけるが

 

 

 

「えっと....

 

ここね..雪兎くん?入るわよ?」

 

 

 

「ーーーー」

 

「雪兎...くん?」

 

反応は無く、若干の不安に駆られカーテンの中へ入って行くそこには.

.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くぅ〜〜くぅ〜〜」

 

 

 

「ね、寝てる.....」

 

 

「そ、そうね....」

 

 

気持ち良さそうに寝息を立てる雪兎くんが、そこには居た....。

見えるとこで、頭をと言うよりおでこ付近を包帯で巻かれ、左頬には大き目なガーゼが貼られ、見ていて痛々しくなる気持ちと裏腹にその寝顔が年相応の少年が見せるあどけない表情だった。

 

(雪兎くんって何処か大人っぽいけど....

 

...寝顔可愛いわ!?///)

 

 

 

「ぼー///」

 

 

「に、二乃?」

 

 

「っは!」

 

一花に呼ばれて妄想の世界から現実の世界へと戻される...

 

「ユキトくん起こさないと、時間なくなっちゃよ?」

 

「そ、そうね///雪兎くん 起きて///」

 

 

寝ている雪兎くんに近付いて、片膝だけベッドに乗せゆさゆさと雪兎くんの身体を揺らす。

 

 

「くぅ〜くぅ〜、んん?んん? せ..ん...ぱ..い..?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

【雪兎side】

 

何処かで聞いたことのある声となんでやか安心する香りを感じながら身体を揺らされ目ぇ開くそこには...

 

 

「くぅ〜くぅ〜、んん?んん? せ..ん...ぱ..い..?」

 

二乃センパイの顔がそこにはあった..

 

 

 

「....って!せ、センパイ!?」

 

 

「きゃ!?」

 

 

「二乃!?」

いきなりセンパイの顔ドアップで映り込み驚いて起き上がったら、バランスを崩したのかのけぞるようにベッドの外へと崩れて落ちるセンパイの姿が映り込むそれをどこぞスローモーションの映像を観とるかのような感覚に襲われる。

 

 

(っは! 何呑気に呆けているんや!)

 

「センパイ!」

 

咄嗟に身体を前屈みしてセンパイの二の腕を掴みこっちに引き寄せる抱き締めるようにベッドに堕ちる

 

 

ぼふ!っと音が病室に響く

 

背中からベッドに倒れた。腹に重み感じ瞼を開くと、センパイが覆い被さる胸元に顔を沈めていたサラサラとした髪が鼻先に触れ、センパイが普段付けている香水....

 

まるで【蝶】を連想させる様に香りに包まれる

 

「い、いけるや?/// センパイ...」

 

胸元にと言うより目と鼻の先にセンパイの顔があり動揺を悟られないよう声を掛かると、頬染めながらこくりと恥ずかしいそうに頷くセンパイがそこにはいた。

 

 

「だ、大丈夫?ユキトくん?二乃?」

 

 

上の方からオレたちを心配する女性の声が聞こえてきたそっちに顔を向けると..

 

 

 

 

 

「い、一花....センパイ?」

 

 

 

「ヤホー♪ユキトくん」

 

☆☆☆

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

何のあいさので支度を済ましたオレ達は病室を出て病院を後にするセンパイたちのマンションに向かう道中

 

 

「ね、ねぇ雪兎くん?.....。

 

今日ってテストをやるのよね?」

 

 

「みたいやな.....」

 

マンションに向かってる中、センパイがそないな事を言ってくる。確かに【今日、実力テストを行う】と簡潔な文章で、上杉センパイからメールが送られてきた。横にいるセンパイたちも一緒に見て悩まし気に聞いてくる

 

「気になるのん?センパイ」

 

 

「え、ええ....雪兎くんには、話したわよね?私達が転校して来た理由を...」

 

 

「ん?....ああ。確か成績がアレで...やけ?」

 

「....。ええ、そうよ」

 

 

「ん? 二乃話したんだ?」

 

 

「ええ、そうよ」

 

気まずそうに俯きながら応えるセンパイの目をチラっと盗み見ると、不安や心配そう言うた感情が混ざり、中々踏ん切りが付かないようや

 

 

「まぁ、初日にそないなややこしい問題は出さへんやろうし」

 

 

 

「そ、そうだといいわ」

 

不安げな表情まま返事をするセンパイは手ぇをぎゅっと握り僅かに拳を震えていた。

 

「......」

 

俺はセンパイの震えている手ぇを驚かさへん様に優しゅう包む

 

「!ゆ、雪兎くん?///」

 

「わぁおユキトくん大胆///」

 

俯いたままセンパイの顔を見んといてオレは....

 

 

「...いけるや。 そないな事でセンパイを嫌いになったり、おちょくったりしまへんで....

 

ややこしい問題があったら一緒に解いていきまひょ。オレもおるさかい」

 

 

「!!」

 

「.......」

 

「ねぇ、雪兎くん?」

 

「はい」

 

 

「見捨てないでね?」

 

「わかった」

 

オレたちは笑い合った

 

 

☆☆☆

☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆

 

 

【風太郎side】

 

Pentagon リビング

 

 

「今日は良く集まってくれたな!」

 

 

俺は高らかに声を上げる。前回、薬を飲まされ追い出されたからリベンジだ!

 

 

「まぁ、私たちの家ですから....」

 

「...まだ、こりてなかったんた...」

 

 

苦笑いをする四葉、他人事のようそっぽをむく三玖....

 

 

「雪兎くんお願いね?//」

 

「わ、私もお願いします//」

 

「任せてくださいや!」

 

「じゃ、お姉さん頑張っちゃおうかな!」

 

 

意外にも士気が高い、一花、二乃、五月は雨宮の言うこと素直に聞いている。うん、いい傾向だ

 

 

「それじゃあテストを始める!」

 

「合格ラインは?」

 

「60....いや50点良いぞ!それと、雨宮」

 

 

「ん? 呼んだかいな?上杉センパイ」

 

二乃たちと話している雨宮に声掛ける

 

「雨宮、お前の実力を知りたいから、お前も受けてくれ.」

 

「.....」

 

「あ、雨宮?」

 

呆気に取られたのか目を丸くして驚くが、直ぐに気を取り直して

 

 

「まぁ、手伝うって言うたしな。ええよ。合格ラインは?」

 

「80点」

 

「えらい大きゅう出たな....オレ。一年やで?センパイ?」

 

 

「大丈夫だ。一年の頃には習ってる問題ばかりだ」

 

 

「せやったら問題あらへんなあ」

 

 

雨宮にも同じテストを渡して席につかす。

 

「制限時間は1時間!.....

 

始め!」

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

30分後

 

「ほな採点おたのもうします」

 

「あ、あぁ」

 

 

俺は雨宮から回答用紙を受け取り採点を始める

 

 

(ケアレスミスが少しあるが、ここまでとは大したもんだ...)

 

 

「90点だ」

 

「お? ほんまどすか?」

 

「あぁ、凄いな驚いたよ」

 

 

解答用紙を返して雨宮は自分の席….二乃と五月の間い腰を下ろし、2人と軽く言葉を交わす……….

 

 

 

そして、30分後

 

 

「はい! そこまで! 採点するから解答用紙を戻してくれ」

 

 

5人分の解答用紙が集められる

 

 

 

「オレも半分手伝いまっせ」

 

「い、良いのか?」

 

「当然や」

 

俺は雨宮に、二乃と五月の解答用紙を渡す

 

 

「ほな、二乃センパイと五月センパイはオレの所に来たってや」

 

 

「分かったわ」

 

「分かりました!」`

 

俺は残りの3人の採点始める

 

 

「.....」

 

(一花...12点..嘘だろ?)

 

(三玖...32点..ましか?)

 

 

(四葉....8点...論外)

 

「....え?...う、嘘だろ?」

 

俺は信じられないとばかり、左手で目元を隠す。

 

「ほな、センパイこっちも採点終わったで」

 

雨宮が苦笑いで近づいて来て2人の解答用紙を渡してきた。点数を見ると

 

 

(二乃...20点...)

 

(五月...28点..)

 

 

「え? 合わせて100点って何それ?...お前らまさかッ!」

 

(全員赤点候補かよ!!)

 

「「「「「っ!」」」」」

 

俺が立ち上がる瞬間に....それを制止するかの様に雨宮が俺の前に立ち、五つ子の顔を見渡して

 

 

「ほな、間違い直しといきましょか?」

 

 

一言、言葉を放つと...

 

 

「分かったわ!雪兎くん!」

 

「分かりました!雨宮君!」 

 

「分かったよ♪ユキトくん!」

 

「分かった!ユキト!」

 

「分かりました!雨宮さん!」

 

 

すぐに復習し始めた...

 

 

(こ、コイツら雨宮の指示には従うだな?...)

 

内心複雑な心境で見守るのであった。

 




取り敢えず、纏まりました!

長々とお付き合いありがとうございました!

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